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サバイバルインドカレー
ポンコツが小学生くらいからある行きつけのインドカレー屋さんがある。
他のインドカレー屋さんにも行ったが、ここより美味しい所に会ったことがない🍛インド人の店員さんも感じがいいの。
高校生の息子(小心者の陽キャ)
は、なかなか一緒に出かけなくなってきたけど、
インドカレー行っちゃう?
と聞くと
別にいいけど
と言ってインドカレーだけは必ずついてくる。
ついこの間、2人で行った時に自転車での行き道にこんな話をした。
ポン 最近怖い事件多いよね〜
息子 おれは、変な奴が向かってきたらいつでもすぐに逃げる準備はしてある。
と自信満々に言ってきた。
向かい側から歩いてくるおじさんを見て
息子 例えば、あいつが襲ってきたらこの自転車をバーンやってバーンと逃げる
と、身振り手振り教えてくれた。
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なるほど…
ポン ママは間違いなく1番にやられるわ。
息子 まあさ、もう俺は何年もやってるわけ。この訓練を。いつでも逃げることを考えてるから。
俺クラスはさ。
そんな話をずっとしながら、インドカレー屋さんに到着。
もうこの頃には、息子のせいで、ポンコツにはすれ違うひと全てが不審者に見えるおかしいことになっていた。
席に着く。
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息子 ママの席だと、すぐに逃げられない。ほら、俺はここからすっと出口から逃げられる。
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そんな話を続けながら、私達は、
ナンをおかわりした。
2枚めを半分くらい食べたあたりで、
「かーーーーーーーーっ!!!」
という、男の人の声がトイレの方から聞こえてきた。
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そしてその声はさらに大きくなり、
かああーーーーー!!!
と2度めが聞こえてきた。
そして息子が言った。
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そしてポン親子はナンを無心で食べ続けた。
会話は無かった。
すると、すっきりした顔のおじさんがトイレから出てきた。
よくあるおじさんの
かーっぺっっ
のすごいでかいバージョンだった。
生きるってサバイバルだ。