子どもが学校に行きたくない…親が知っておきたい学びの選択肢5選
「学校に行きたくない」
と子どもに言われたらどうしますか?
11年連続で子どもの不登校児が増えています。
子どもを持つ親にとって、これは大きな問題でもあります。
実際に、上図を見てもコロナ問題以降
より増えているのがわかります。
しかも、このデータには入っていませんが
「学校に行きたがらない」
「五月雨登校」
の子どもさんを入れると
驚くような数の子どもや親が
困っている、悩んでいると思います。
そんなとき、親として「学校に行かせなきゃ」と焦る気持ちは当然のこと。
でも、学び方は学校だけではありません。
今回は、学校以外での学びの選択肢や、親子で「学ぶ意味」を見つける方法や、脳の仕組みからどのような声かけやサポートをすればいいのかなどを紹介したいと思います。
❶学校に行かない理由を考える
学校に行きたくなり理由も色々とあります。
勉強へのプレッシャー
勉強についていけない
学校そのものが自分に合わないと感じている
人間関係(友達、先生)
人とのかかわりが苦手
この他にも、「行きたくない理由がわからない」「将来の不安」「やる気が出ない」という子もいます。
理由がわかることで、解決策も見つけやすくなりますが、ここで気を付けてほしいのが、「なんで行きたくないの?」といきなり聞くのは問題が深まる可能性があります。
まず、子どもが考えている悩みや問題は、ある程度、脳の使い方を変えることで変えていくことは可能です。
例えば人間関係…
脳の使い方に「他者基準」と言う使い方があり、反対が「自分基準」になります。
学校や部活、習い事、塾などでは、どうしても人と比べることが多い環境にいるので、人の目や行動が気になるのは当たり前です。
だから、自宅では「自分基準」でいる時間を長くしてあげるのです。
脳の仕組みからアドバイス
悩みや問題は、すべて「課題」としてとらえ、脳の使い方を変えることでクリアができるようになります。
人のフォーカスしているなら自分
過去にフォーカスしているなら未来に
このような使い方を変えていくことで、目の前の出来事が変わっていくようになります。
❷学校以外でもできる学び
本当に学校だけが学びの場なのでしょうか?
塾や習い事のようなところにも行っている子は多いと思います。
これからますます、社会に出た時に必要な学びは、学校や塾だけでは足らないかも知れませんね。
じゃあ、学校以外でもできる学びについて解説します。
自宅でできる学び
学校に行きたくないという子を、無理やり連れて行ったとしても解決策にはなりません。
だからと家にいて、ダラダラされたらお母さんもイライラするだろうし、子どもにもよくないです。
だったら自宅でできる学びをさせてみましょう。
例えば
YouTubeやSNSなどが好きな子には
歴史や科学を学ばせる
プログラミングや英語を学ばせる
海外の人とのコミュニティに参加する
趣味や共通の話題の人とコミュニケーションをとる
アート、音楽、料理などの創作活動
など、ダラダラと動画を見たり、SNSをするのではなく、時間を限って自分が決めたテーマで調べたり、参加することもできます。
バーチャルスクールやフリースクール
次に最近増えてきているのが、バーチャルスクールやフリースクール。
新しい学び方として、注目されてきているので、少しここを解説します。
代表的なバーチャルスクール
カドカワとドワンゴが創るネットの学校
全国どこからでも受講可能なオンライン授業を提供特徴:
プログラミングやアニメーション制作など、興味に応じた専門コースが豊富
一部通学型コースもあり、集団活動が必要な場合にも対応可能対象:中学生(準備コースあり)~高校生
不登校でも出席扱いを目指せるオンラインフリースクール
特徴:
小・中学生向けのコースが充実
不登校の子どもに特化したプログラムで、自己肯定感を高める支援を実施
教師と個別にコミュニケーションを取れる仕組み
対象:小学生~中学生
なりたい大人になるために学校
特徴:
高校生のスクール
自分の興味関心のある分野をより実践的に学べる
好きを増やす、好きをつなげる、好きをカタチにする
対象:高校生
フリースクール
フリースクールは、学校に行きにくい子どもたちや、学校とは異なる形で学びたい子どもたちのための教育施設です。地域ごとに特色があり、個々のニーズに合わせた環境を提供しています。
地域型フリースクール
各地域に根ざした小規模な施設が多い。
地域コミュニティと連携し、自然体験やアート活動など、独自のプログラムを持つ。
子どもの成長に寄り添う柔軟な学びの場。
オンライン型フリースクール
家にいながらオンラインで学べる。
バーチャルスクールとは異なり、学習よりも子どもの心のケアや仲間づくりを重視することが多い。
脳の仕組みからアドバイス
学校に行きたくないと言われると、親としても動揺することは当たり前だと思います。でも、これだけ増えてきているということは、子どもの未来を考えて、選択肢を模索していきましょう。
この時に、他の人の目が気になるという脳の使い方は「他者基準」と言う脳の使い方になるので、子どもがどうしたいのか?「自分基準」で考えていく時間を設けていきましょう。
❸学びの意味を親子で考える
何のために学校に行くのか?
何のために勉強をするのか?
ここをしっかりと親子で共有することが必要です。
案外、親であっても、「何のために学校に行くの?」と質問されると困ってしまったり、「なんのために勉強するの?」と聞かれても、「将来のため」などアバウトな答えしか返せなかったりするのではないでしょうか?
このポイントは非常に重要なので、脳の仕組みと使い方から解説します。
上手く行く脳の使い方を解説します。
上手く行く脳の使い方のパターンがありますが、車のナビゲーションシステムと同じです。
どこに行くのか?(ゴール)
今、どこにいるのか?(現在地)
どうすればそこに行けるのか?(プロセス)
これを学びに当てはめると
ゴール:学校に行き、勉強した未来がどこなのか?
現在地:今、どんな問題や悩みがあり、どんなことが好き、得意なのか?
プロセス:どうすれば未来(ゴール)にたどり着くのか?
色々なお母さんのご相談にも
この流れをお聞きしますが
案外、「現在地」⇒「プロセス」⇒「ゴール」
と言う脳の使い方をされています。
だから、子どもから
「なんのために勉強するの?」と聞かれると
「将来のためよ」などと将来が明確ではなかったりします。
子どもに迷いがあるのは
親自身も同じだったりしませんか?
この機会に、しっかりと親子で向き合って
「なんのために学校に行くのか?」
「将来、どんなことをしたいのか?」
などを話し合ってみてはどうでしょうか?
ここで注意点があります。
子どもが将来、○○になりたい!と職業を言った場合
注意をしてください。
例えば
「将来、ユーチューバーになりたくて」
と言ったとしましょう。
これは職業になるので
職業ではなくて
どんな人、役割などになりたいか?です。
もしユーチューバーになりたいと言ったとしたら
「ユーチューバーになったらどうなるの?」
と質問をしてください。
人を笑顔にさせたい
人を幸せにしてあげたい
人の役に立ちたい
などの理由なら全力で応援してあげてください。
でも、このケースは危険です。
楽そうだから
稼げそうだから
家出でできそうだから
など、何かを避けようとしているようなら
上手く行かない脳の使い方をしているので
応援するのはよくない場合もあります。
❹将来への不安を和らげるヒント
ここは非常に需要なポイントです。
学校に行きたくない理由に「将来の不安」や「無気力」などがあります。
子どもなのに将来が不安って…
学校がイヤとか、友達がイヤではなく、なんとなく将来が不安だし、どうなってしまうんだろうという感情があると、頑張って、朝起きて、学校に行くことがめんどくさくなります。
これは親の影響を大きく受けているケースもあります。
例えば…
勉強しないと立派な大人になれないよ
ハァ、将来、日本はどうなるのかなあ?
また物価が上がってしまった
南海トラフが来たら終わりね
また、職場の上司に怒られた
こんな否定的な言葉を
子どもの前で言っていませんか?
それよりも
こんなことを言っていると
子どもはどう感じると思いますか?
今度の休みが楽しみワクワク
この前、スーパー行ったら超安売りしてたラッキー
仕事してたら、お客さんに褒められたんだぁウレピー
家にいるのがもったいないぐらいいい天気
これ、超おいしいよね。お母さんが作る料理はサイコー
日々の生活でも、何気ないことで喜んだり
少し先を考えてワクワクしたり
など、自然に楽しそうな言葉を発しているのでは
子どものとらえ方も変わっていきます。
脳の仕組みからアドバイス
脳の使い方に
「過去基準」⇔「未来基準」
と言うものがあります。
時と場合にもよりますが
基本的には「未来基準」の脳の使い方で
楽しさ、ワクワク感、嬉しさなどの言葉を発していると
子どもも、「未来は楽しい」「未来に行きたい」
となり、将来のモヤモヤしたものも消えていくでしょう。
親子で新しい学びを見つけるステップ
最後になりますが、
親子で新しい学びや発見
共通した話題やテーマ
これらを見つけるとよいですね。
そのためには、
子どもの興味を観察
何に時間を使いたがるか?どんな話題に反応するか?
子どもをよく観察し
親子で取り組めるものなどがあるといいですね。
ただ、子どもの興味があることに
絶対に否定したり、自分の意見を押し付けないこと
子どもの楽しいに、親が近づいていくことも大切です。
成功体験を積ませる
小さな目標を達成することで、子どもの自信を育む。
脳は大きさがわかりません。
だから成功体験は小さくてもかまわないのです。
大きさより数だと思ってください。
子どもの「できた」「できている」にフォーカスしましょう!
選択肢を一緒に調べる
これからますます
子どもたちの未来の選択肢が増えます。
脳の使い方からすると、
未来の選択肢の中から
「自分で考え、決断し、行動しなければなりません」
でも、いきなり「考えろ!」と言われても
考えられる訳ではありません。
決断するのも
行動するのも同じです。
自分ですべてができるこの場合は
子どもに任せていけばいいですが
できない子は、一緒に調べたり
準備したりすることをしてあげましょう。
親と一緒にやることで
少しずつ考える楽しみ
決断する楽しみ
行動する楽しみを経験することでしょう。
でも、すべてにおいて
親の意見や考え、価値観を与えすぎないように!
親の評価を気にして
結局は親子ではなく、親のためにになります。
脳の仕組みからアドバイス
過去ばかりフォーカスさせると
「過去基準」と言う脳の使い方になり
将来が不安になるかもしれません。
また、自分でやろうとしても
親の声かけなどが違うと
親の目が気になり
「他者基準」と言う脳の使い方になるかもしれません。
まだまだ思春期の子どもでも
子どもです(笑)
親と一緒
親がサポートしてくれている
などの安心感が必要になってきます。
まとめ:子を持つお母さんへ
学校に行きたくないと言われたら
不安で心配になりますよね。
でも、いつもそばにいるお母さんが
不安や心配していると
子どもも責任を感じ始めるかもしれません。
これだけたくさんの子どもたちが
学校に行きたくないと思っている以上
まずはその選択肢もありだと思って受け止めてあげましょう!
僕からお母さんへ、自分への声かけをプレゼントします。
どんなに不安なことがあっても
どんな心配なことがあっても
「どうせ最後は上手く行くし!」
これをご自分の脳に言い聞かせてあげてください!
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