「航空学生」一次試験対策でやったこと
JABです!
今日は少し製作者の立場から…
1次試験でライバルに差をつけるための「パイロット適性検査トレーニングアプリ」なるものをリリースしています↓↓↓
是非試験前には↑のアプリをやりこんでみてください!試験当日、きっと「やっといてよかった!」と思えるかと思います。
ということで、もう少しで航空学生(自衛隊のパイロットを養成する課程)の1次試験ですね。私が航空学生を受験したときの話や客観的に今思うことを書いて行けたらと思います。
航空学生1次試験についてです。
注)個人的な見解で絶対というものでも、全員に当てはまることでもありません。ひとつの参考程度になればと思います。
航空学生1次試験では学科と適性検査
私が航空学生を受験したのはもう15〜16年くらい前ですが、案外覚えているなぁという感じです。
航空学生の受験は全部で3回、1〜3次試験を受けることになります。
2024年は9月16日(月)が1次試験のようです。
航空学生に限らずですが、防衛大なども一般大学より受験が早いので、「受験の練習」として受ける人もいるんじゃないかなぁと。
私はどうせ受けるなら3次試験までいって、飛行機の操縦をしてみたいと思ってました。
(もちろん戦闘機パイロットになりたいという強い気持ちもあった)
ということで、1次試験の勉強は一生懸命やりました。
学科試験
試験科目は公式の情報を見てください。
(情報ってソースがとても大事ですよ〜!パイロットになってからも「根拠文書」が大事でした。)
Step4のところに書いてあったと思いますが、合計4教科の問題を解きます。
難易度でいったら、そんなに難しいものではなくて、むしろ高校の定期試験の方が難しいと思います。
ただ、これはパイロットになるための第一歩なので手を抜くことなく一生懸命勉強しました。
何をしていたかというと、
これをやってました。時間も試験時間と同じように計り、見直しなども全て含めて学科試験の一連をやっていました。
おかげで試験当日は自信を持って受験できました。
当時の試験内容って、本当に過去問と似たり寄ったりで、
って。
人それぞれ基礎学力は違うものの、とにかく過去問を解きまくることで、学科試験は乗り越えられるものだと思いました。
でもね!あまり難しくないからって、手を抜くのはNGだと思います。
単純に考えて、例えば、、、
当然、それまでの1次試験や2次試験の成績を見て、良い方を合格させるでしょう。
1次試験では定員よりも全然多い人が合格します。
自分と同じような成績の人も沢山いるはずですよね。
ともなると、もしかしたら1次試験の学科の1点が最終的に合否を分ける可能性だって十分あると!
そんなことまで考えて、とにかく過去問を解きまくるという準備をしてました。
適性検査
正直この辺は当時あまり情報がなかったため、十分な準備ができなかったなぁと。
しかしながら、中学のときの業務主事のおじさんが実は操縦学生(航空学生の前身)の大先輩でF86→F1→F4のパイロットでした。その方と親しくさせていただいていたので、色々と教えていただいてました。
方位の判読
これも話は伺っていて、なんとなくですが対策していました。
とやっているうちに、試験当日は方位についてはパッと見たらわかるくらいになっていました。
これ、アプリで練習できるように作りました↓↓
その他の適性検査
姿勢判読の問題などもありますが、当時私は大先輩に
と言われていたので、その通りに家にあったプラモデルをいろんな角度から飽きもせずに見てました。
これがおそらく姿勢判読の問題を解くのに役に立ったのかなぁと。
適性検査試験の時はとにかく早く解く、たくさん解くという意識でやっていたので、少し緊張しました。
実際、パイロットになったら(というよりも、操縦訓練が始まった瞬間から)方位判読や姿勢判読って大事になります。
タダでさえ上空に上がると3分頭になって思考能力が7割減になるので、判読に神経を使わずに済めば、その分他のことを考える余力になります。
って戦闘機に乗った時も思いました。
こちらもアプリに↓↓
受験したときの心持ちを思い出すと
というよりは、
という気持ちが強かったなぁと思います。
負けず嫌いだったのでw
試験にも、他の受験生にも負けないように準備してたなぁと。
そもそも、たった数ヶ月受験勉強を一生懸命に、本気になることができなければ、パイロットになった後のさらに自分を追い込んで努力しなきゃいけない状況に耐えられないだろうとも思います。
当時はとにかくそのたった数ヶ月を本気で受験対策に費やそうと思ってました。
最初にもいった通り、自衛隊の受験は早いので航空学生の合格通知がきた(1月?)以降、同級生がセンター試験の勉強をしているなか、のんびり過ごせたという優越感もデカかったなぁと。
受験を控えている皆さんへ
どこまで追い込めるかは自分次第だと思います!
どのくらい自衛隊のパイロットになりたい気持ちがあるか。
という気持ちで頑張っている方は、倍率などにビビらないで欲しいです。
本当のライバルは同じような気持ちでパイロットを目指している人で、同じように必死に準備してきた人だけだと言っていいといえます。
となると、必然的に倍率って半分くらいにはなるんじゃないかなと!
何はともあれ、
それ以外にできることはないはずです。
合格目指して頑張ってください!!
…ここでお知らせですw
昔は紙に書いてやっていたしていた適性検査の練習を、スマホアプリでいつでもどこでもできるようにしました!
通学の電車の中で
授業の合間の休み時間で
ちょっとSNSをやる時間を減らして
最後の最後まで練習できると思います。
2種類のアプリを作りましたので、是非以下のサイトをチェックしてみてください。
追記
2023.6.12
今年もまた受験期が来ました。
自分にとっては20年近く前(18年前か)の話です。
それでもなお航空学生という制度が残っていて、伝統が受け継がれているというのは純粋にすごいと思います。国の組織、国の制度ってずーっとかわらないんだなぁと。
自分が受験した時の静浜基地での出来事は今でも色々と覚えています。3次試験の話ですが。
Ex(受験時の)同期からルービックキューブのやり方を教えてもらい、初めて全面揃えることができるようになったなぁ〜とか。
1次試験では、文章にも書いた通り、一問たりとも手を抜かずに集中して解いて、終わってからも何度も見直ししたり…
適性検査は緊張したけど、準備したことはしっかりと実践できたなぁと。
今となっては昔のことだし、今の世代の試験は少し変わってたりするのだろうけど、パイロットに必要とされる資質は変わらないと思うんです。
辞めた私がいうのもなんですが…パイロットは目指すだけの価値がある職業だし、必ず有意義な時間になります。辞めた後の人生においても活かせるところがたくさんあります!
2023年に受験する方は、頑張ってください!!