明かりの隠れ家
歌詞
白く輝く空に映る
青く煌めく雪景色
昼に浮かぶ月に照らされ
夜の香
風の道
吹き抜ける
裸足で歩いた道には
無数の影が伸びていて
選びを繋いできた跡
それはただひとつ
流れて転げて進んでみても
足下の感覚は分からない
壊れることのない世界に
片足が浸かっている
月明かり
消えるまで
いつまでも心に生きる物語
それはとても鮮やかだけど
リプレイ不可のひとつの楔
華は枯れて輝きを増す
揺れる木の先から
落ちる枯葉の音
気付かれることなく
旅路が今終わる
輝く景色に惹かれ続けて
世界の全てが完結しても
心が選んだ道なら
きっと夢を見られるから
星明かり
遠ざかる
朝焼けが幕を下ろす
涙の跡
哀しくてもページは増え続けてく
空きはいつも前にしかない
積まれた過去は眺める以外
出来はしないから
そっと包み置いて
誰にも見えてなくても
知らず知らず一部になって
いつかきっと形を変えて
道を作る光になって
メモ
はじめてボーカロイドさんに歌ってもらった!
VY1!
数日、数ヶ月、数年後に見たときに、「あ〜こんなかんじでやってたな〜」って思っちゃうくらいな記録をしておこう!
この曲は一度インストとして前に作った曲に歌を乗せた経緯があって↓
そんなところからだから、とにもかくにもまず「歌詞作るの大変だー」が最大にして最高の印象。
世の作詞家の人すべてを例外なく尊敬してしまったよ!
自分の語彙力のなさにびっくりだね!
唯一の救いだったのは、自分の中に世界観だけはあったこと、だったんだけど、そのせいで余計に難しくなった。
言葉一つ一つが曲の世界観を作るから、チョイスするワードによってはただのノイズにしかならなくなってしまう!
しかも、自分の場合
・作るときは全部ギターで作る
・普段そこまで歌詞に注力して曲を聴かない
っていう感じで生きてきたから、さらに難易度が上がった。
作るときは、息を吸うように転調して、弾いてて気持ちいい高さの音を使う。
ただただ、「ギターのメインリードパート」としてメロディをつくる。
そう、歌うことなんて全然考えてない!
だから、息継ぎする場所どこだ?とか、言葉ハマりにくい譜割りだな〜とか、そんなのとの戦い。
だから、何パターンか歌用にメロディの改変案を考えてみたけど、結局ちょこっとだけ弄っただけになった。
ボーカロイドは人間が歌う前提で作られないことが多いけど、インスト曲も歌が乗る前提で作られてないから、大変だなーって思った。これからは歌が乗るかも、くらいは想定して作ろう。
そこからこんどはボーカロイドのソフトの使い方との戦い!
調声ってのがどこをどの程度できるのかすら知らないから(ソフト買ってすぐだった)、くっついてきたヘルプとにらめっこ!
基本的にVY1の声好きだけど、やっぱりなーんにもしないと一本調子に聴こえちゃう(それでも十分すごいと思った)。
なんやかんやいじってるうちに、副作用として、歌ってこういうふうになってるんだなーっていう勉強になった。
次の音に向けて手前からピッチが上る感じだったり、1つの「ド」のなかでもピッチが微妙に上下してたり、息継ぎはリズムよくしていたり、と。
なんとなく無意識でやってることが可視化されてる感じが面白かった。
息の抜き方一つで印象が変わったり、声の張り方やダイナミクスをちょっといじるだけで強さが出たり、母音子音の長さや調子を変えたりするだけでぜんぜん違う。
3つ音があって、全部伸ばしたい、けど歌詞が「きっと」のとこがある。
そのときそのまま「きっと」って歌詞を設定すると、小さい「っ」がキレ良すぎて弾むかんじになっちゃう。
伸ばしたいのに!
こういうときに「きいと」って設定してやると、イメージ通りになったり。
そんなかんじで、せこせこやってるのが新鮮だった。
次はミックス。
声の役割を持つトラックが入ったことで、微妙にバランスが変わった。
ボリュームだけじゃなくて、空間系のエフェクトのかかり具合で深度をかなり調整した。
ただ、基本的に全体としてはドンシャリザクザクな感じが好きだからそこは崩さずになんとか声の周波数にあたるところをうまく空けるのが難しかった...
ここは結局手探り感がまだ抜けなかったけど、最終的に自分が聞いて気持ちいい形になればいっか!で突き通した。
後々技術がついてきたらいいな〜!
っていう感じで、あれやこれややって、なんとか出来上がって良かった〜って話でした。
おわり!
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