感じるタイ語🇹🇭#43 「わざわざ」
ほんとは、私の名前 Utsa から、Utsaと似た音の語について書くつもりが!
まさかの発見をしてしまい(以下参照)
大いに脱線したので、ようやく落ち着いてこちらに。
そう、「産業」の อุตสาหกรรม の前半 อุตสาห- について。
そもそもこれも今回「อุตสาห-とUtsaの語源が近い可能性」について探究しようと思わなかったら、そのままほわわわわん〜と過ぎて行ってたと思うんですが、
อุตสาห- は、スペルが微妙に変わりながら
อุตส่าห์, อุตส่หะ などとも同意。同源。
そして、意味は「努力」「勤勉さ」「忍耐」などだそうです。
と、なんかよそよそしい説明をしておくw
だって知らんかったからw
へーへーへーーー😗ってなってます。
それよりも、そこから転じたこの用法をむっちゃ紹介したいんですよ!なぜならむっちゃ使うから!私が!
อุตส่าห์ 〜 (ut-saa) ウッサー 「わざわざ」「せっかく」
(ドヤァーーー!)
色々話をしていると、「わざわざ〜したのに!」とか「せっかく〜したのに!」って言いたい場面ってありますよね?それともそれは私がめんどくさがり屋で恩着せがましいからでしょうか?😆
ウッサー、の後に「来る」「行く」「持って来る」とか、「わざわざ〜したのに!」の「〜」の部分の動詞をつけて簡単に使えます。
อุตส่าห์มาหา 「わざわざ会いに来たのに」
อุตส่าห์ไปออฟิส 「せっかく会社に行ったのに」
อุตส่าห์เอามาให้ 「せっかく持って来たのに」
などなど、あなたのタイ語ライフが一気に愚痴っぽくなること間違いなし!👻👍
というのは冗談としても、少し言い回しにディテールを加えることができて、私はこの言い回しを知った時、すごく嬉しかったのです。
この言い回しがないと、
มาหาเพื่อน 友達に会いに来た
แต่ไม่เจอเขา でも(いなくて)会えなかった
เสียใจ 残念だ
みたいにまどろっこしくなっちゃうじゃないですか!かつ気持ちとしてはほんとは「残念だ」ってほどじゃないけど、言い表し方が大雑把になって調整ツマミがなくなったような感じがなんとも!(このピッタリフィットしない感じに気づきながらいるのも初学時の醍醐味であるけども!)
ということで#42「わざわざ」編としてはここまで、なんですが、私の名前 Utsa についても少しお話させてください。
Utsa の意味は「泉 spring」「源 source」
それで、「泉」の水のイメージがあったのですが、
ここからは私のこじつけです!
อุตสาหกรรม が「産業」だとすると、อุตสาห-の対訳は「産」=産む、産み出す。
タイ語の中でのอุตสาห์ の意味は「努める」。努めるのは何かを産み出すため。
Utsaは「泉」でもあるけれど「源」でもあり、絶え間なく何かが生まれ続けている、発生し続けている場。
と考えると、人が事象のどういった質をどのように名づけ呼び、それを具体物の名として呼ぶようになるうちに意味が固定化したり、あるいは本来の意味が見えにくくなったりすることはあるけれど、その言葉を使う人たちの間には、その奥にある語源の意味もイメージとして潜在意識で共有されているのだろうな、と思います。
と、思ったよりもどこにも着地しなかったのですが、普段ぼんやり思索していることを、整理しないまま書いてみました。
Utsaや「産業」から、なかなかおもしろいところに漂着したなと思います。