#6 岩手の本気が生んだお米「銀河のしずく」
こんにちは。JAいわて中央広報担当のSです。
岩手県ではすっかり秋が深まり、徐々に冬の足音が聞こえてきそうです。
さて、JAいわて中央では年2回発行している地域コミュニティ誌「ほっぷすてっぷJAんぷplus」のvol.14を発行しました。
今回は、岩手生まれのお米「銀河のしずく」の特集です!
毎日の食事に選びたいお米「銀河のしずく」
岩手県は全国有数のお米の産地。なかでも、私が今一番おすすめしたいのは、2017年にデビューした「銀河のしずく」です。今回はその魅力をご紹介します!
「銀河しずく」という名前の通り、 キラキラと光る星空からお米一粒一粒の輝きをイメージさせ、 「しずく」は 艶、白さなどのお米の美しさを表現しています。また「銀河」は岩手県にゆかりのある宮沢賢治の作品のタイトルにも使用されており、「岩手」のイメージにぴったりですね。
岩手県では2006年から「おいしいお米」の開発を目指し、寒さや病気に強い「奥羽400号」とコシヒカリと同等の食味を持つ「北陸208号」を交配することからスタートしました。2008年、2000を超える個体から有望なものを選抜し、2010年から13個体に絞って食味試験を開始。味の良さはもちろんのこと、寒さや病気に強く、割籾が少ない系統を育成し、現地試験で栽培に合った地域などの確認を経て、2015年に県の奨励品種に採用されました。
およそ10年の歳月をかけて誕生したのが「銀河のしずく」。栽培に適しているとされる岩手県の中央部に位置するJAいわて中央のエリアでは「銀河のしずく」の栽培が盛んに行われています。
まだ誕生から6年とお米の中では"新人"の「銀河のしずく」ですが、米の食味ランキングでは4年連続最高位の「特A」を獲得するなど、そのおいしさは折り紙つき。生産者の皆さんが日々細やかな栽培管理を重ねて、品質の良いお米を食卓にお届けしています。
おいしさの特徴
①炊きあがりの白さ
お米と言えば、その「味」が最重要ポイントですが、「銀河のしずく」はその味をしっかりと引き立てる、炊きあがりの美しさが際立ちます。まさに「しずく」を思わせるような、透き通るように白くて艶やかな外観です。
②バランスのとれた食味
見た目の美しさはもちろん、香りや甘み、硬さなどのバランスが抜群に良いお米です。お米一粒一粒にハリがありつつも、食べ飽きることのない程よい粘りが特徴です。
③食感はいつでも軽やか
「銀河のしずく」は冷めても硬くなりにくく、その食感はいつでも軽やかです。冷めたほうが「甘みが増した」「もちもち感が増した」と言う声もあるほど。
その他、「ほっぷすてっぷJAんぷPlus」では、生産者の「銀河のしずく」への思いや、おいしいお米の炊き方などをご紹介しています。
日本の食文化を大切に
11月24日は「和食の日」
2013年12月4日、「和食」が、ユネスコの人類の無形文化遺産に登録されました。一汁三菜の食事の形、健康的な食生活を支える栄養バランス、季節感を大切にした料理や伝統行事などの和食の特徴など、日本人が大切に築いてきた食文化が世界的に認められたのです。世界では和食への関心が高まり続け、「和食=ヘルシー・健康的」というイメージがありまししたが、無形文化遺産登録をきっかけに、より広く注目を集めるようになりました。
さらに和食文化国民会議では、無形文化遺産への登録を受け、「和食」を次世代へと保護・継承していくことの大切さを改めて考える日として、11(いい)月24(日本食)日を「和食の日」と制定しました。
「和食」に欠かせないのが、主食のお米。世界的な注目を集める一方で、国内ではお米の消費量は年々減少しています。
ユネスコ無形文化遺産の目的は、文化を守り保護していくこと。「和食」が登録されたということは、日本人として伝統的な和食文化を守っていく必要があるのです。
日頃から当たり前のように食べている「和食」、そしてお米。日本の財産「和食」を継承し、未来に繋げていきたいですね。
現在、全国のJAグループでは、「国民が必要とし消費する食料は、できるだけその国で生産する」という『国消国産』の考え方を推進しています。
異常気象やコロナ禍、世界情勢の変化などを踏まえて、今あらためて日本の「食」の未来を見据えていかなければなりません。「和食」という食文化とともに、日本で生産された農畜産物を選び、食べることもあわせて心掛けていきたいですね。