第1期麻雀リーグFC観戦記・第18節

こんにちは。麻雀リーグFC広報部です。ついに9/11(日)より対局がスタートした第1期麻雀リーグFC。第1期麻雀リーグFCは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全30節60試合のチーム戦です。

本日は11/9(水)に行われた第18節の第1試合、第2試合からそれぞれ1卓ずつピックアップした観戦記をお届け致します。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。

注目カード

・第1試合A卓
二人のプロに直近好調の獅子ヶ谷選手を加えた強敵相手に、育成枠ながら今期絶好調の矩継選手がどう立ち回るか。再度のジャイアントキリングが期待される一戦。

・第2試合B卓
justice@選手と酒井新一(選手登録名:みんなのわんこ)選手はここまで個人59位・60位と大変不本意な成績であろう。この2選手がこれまでの雪辱を果たすべく同卓した。

本記事では第1試合A卓第2試合B卓をピックアップしていきます。

第1試合A卓

試合経過

小さい和了の応酬となる比較的静かな立ち上がりから、各者決め手が和了れないまま中盤へ。東4局に安井プロが5800の和了でトップに立つも、その後も決定打が出ないままジリジリと終盤へ向かう重苦しい展開に。一番の勝負どころとなった南1局の全員テンパイを制した矩継選手がオーラスも自力で和了ってトップで走り抜け、またも金星を上げることに成功。2着は結果的にこの日の最高打点となった5800の和了を決めた安井プロ、3着は決定打が空振りに終わった牧野プロ、4着は全員テンパイを取りに来た一番の勝負局で痛恨の河底ドラドラ放銃に回った獅子ヶ谷選手となった。

勝負を分けたハイライト

仮テンからのキラーパス。瞬間のテンパイが生んだピンポイント狙撃(MJ Soul Professional・安井勇樹プロ)

安井プロは親番を迎えた東4局でこの牌姿。ドラドラながら頭が無い形で、矩継選手から降りて来た3mをチーして単騎巡りの仮テンに移行する。

役牌ポン、両面チーから全く切ってない色である3p切りの跨ぎとなってしまうため、有効な手替わりを引けたら即座に待ちを変えたい2p単騎だったが、この瞬間に牧野プロにフリテンながら三面張のテンパイが入り、打ち出された余剰牌はなんと孤立の2p。ギリギリまで123、234の三色を見た打点の種が偶然にも仮テンに捕まるという不運で、プロ同士の争いは安井プロが先制する形となった。

テンパイ料も譲れない大接戦。運命の悪戯が生んだ偶発の一撃(GENESIS・矩継凜選手)

全員が3万点未満の大接戦で迎えた南1局2本場、早々にテンパイを入れた牧野プロは12000の勝負手。かなりホンイツが警戒される捨て牌で、各者が対応を迫られる。しかし終盤獅子ヶ谷選手が形式テンパイを取ったことから場が一気に加速。

安井プロが三色ドラ1のチーテンを取り、矩継選手が打ち出された赤5pのポンで形式テンパイを取ると、なんとこれで牧野プロの4000オールの和了牌だった2sが安井プロに流れ、安井プロが2s単騎に受け替える。獅子ヶ谷選手は形式テンパイの和了牌である1sが出て来たことでこれをポンして安全に切れる3pを切ってツモ番を1回スキップするクレバーなプレーを見せ、なんと残りツモ山13枚から4副露が入る大空中戦に。全員テンパイで流局か、と思わせる最終手番で獅子ヶ谷選手が引いて来たのは安井プロ、牧野プロの共通安牌である8s。自分が伏せたら3000点の失点がほぼ確定している状況もありこれをプッシュすると、これに矩継選手からロンの声が掛かる。河底ドラドラの3900に供託2本という大きな収入で、大接戦を有利に進める大きな一撃となった。

この対局の牌譜はこちら!

(記・銀貨先生)

第2試合B卓

試合経過

開局からこれまでの鬱憤を晴らすべく酒井新一選手が高打点の和了を決めれば、justice@選手も3連続和了を重ね追い縋る。叩き合いの結果は南4局4本場にタンヤオのみながら供託を回収しきった酒井新一選手に軍配。justice@選手はあと一歩及ばなかった。

勝負を分けたハイライト

これぞ打点派の真骨頂 魂の和了牌見逃しからのマンガン(東1局=GOLDEN BODENS・酒井新一選手)

5巡目にツモ5mでタンヤオの聴牌を入れるも、酒井新一選手の選択は7m切りダマ。47mが決していい待ちではないこと、巡目が早く567三色同順やドラ引きなど変化が豊富にあることから、開局ということもあって大きく行った。その思考に支えられ、アルシーー選手から出た8巡目の和了牌7sには声をかけず。他チームの控え室からは驚きの声が上がったが、一貫していると言えるだろう。

「見逃さないくらいなら47m待ちで立直しているよ」とでも言いたげか。

直後の9巡目にドラ4pをツモって狙い通りの47pノベタン待ち立直をかける。親の奈落の王選手に追いかけられるも、17巡目に見事マンガンをツモ。酒井新一選手が常々大事にしている打点を追った選択が見事にハマった。

この日は感触があったのではないだろうか。

媚びぬ引かぬ顧みぬ 正々堂々のカチコミ勝負(東3局=藁科マーライオンズ・justice@選手)

前局12000を放銃しラス目で加点したいところだが、親のアルシーー選手がダブ東をアンカンするとこれがもろのりで新ドラとなる。18000点が確定した。他の子方が仕掛けてかわそうとする中、justice@選手が8巡目に聴牌。一盃口・ドラドラで立直をかければマンガンになるが、待ちの3sは見た目で残り2枚な上に場況も決して良くはない。出て行くのが赤5mな上、リーチするとほぼ降りない親との一騎打ちになる可能性がある以上、3s以外は全て鳴かれたりロンされたりする危険がある。

このほかにも行かない理由は山ほどあるが、justice@選手の選択はリーチ。待ちは悪いが見た目先制であり、ラス目ということを考慮して手替わりを待つ時間はないと判断したか。4mを切って聴牌を外す選択もあるだけに難しいところ。

もう逃げない!迷子にもならない!正々堂々の勝負!

リーチ前に既に47p待ちで聴牌していた酒井新一選手が静かに押せば、親のアルシーー選手も8sを叩き切ってリーチの現物14m待ち聴牌。しかしこの勝負はjustice@の勇気に神様が微笑んだ。このマンガンをきっかけにjustice@選手の和了ラッシュが見られたため、気になる方はぜひ下の牌譜に飛んでいただきたい。

ここから†正義の裁き†を何度も落とすことになろうとは。

この対局の牌譜はこちら!

(記・keitaさん)

試合結果

独走態勢のるなすぺが連ラス、一方で2着のGENESISは矩継凜選手が連続トップとなり、一気に200pt以上差が詰まる形となりました。
あさひなライジングサンは黒ヤギ選手、PDGON選手の連続トップで借金を完済し5位に浮上。
ボーダー付近では序盤上位につけていたBCCとぽんてんがいよいよ崖っぷちの7位・8位に。間もなく2/3を終えるリーグ戦、白熱のボーダー争いから目を離せません。

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。麻雀リーグFiveColors広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していきますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#麻雀リーグFC"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、麻雀リーグFive Colorsは公式YouTubeチャンネルを開設しました。公式配信として対局の模様をお届けするほか、各試合の切り抜き動画の投稿、公式応援配信"熱闘!麻雀リーグFC"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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