第1期麻雀リーグFC観戦記･第24節
こんにちは。麻雀リーグFC広報部です。ついに9/11(日)より対局がスタートした第1期麻雀リーグFC。第1期麻雀リーグFCは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全30節60試合のチーム戦です。
本日は11/30(水)に行われた第24節の第1試合、第2試合からそれぞれ1卓ずつピックアップした観戦記をお届け致します。
対戦組み合わせと出場選手はこちら。
注目カード
・第1試合C卓
下位の優曇華の花とBCCはぽんてんよりは上にいきたいところ、曉美ほむら選手へのマークは厳しくなりそうだ。yopu選手と曉美ほむら選手はここまでノートップ、この試合の勝利でチームに活路を開きたい。ボムチュウ選手ととっつあん選手はそれぞれ個人順位は上位だがチームのポイントは対照的な両選手の立ち回りにも注目したい。
・第2試合C卓
ボーダーを下回り、残り試合数の関係で「素直に打てなくなる」瞬間が刻一刻と近づく苦しいBlack Cat Codeとくらげ選手と優曇華の花ふみKUN選手。チームの救世主となれるか。
本記事では第1試合C卓と第2試合C卓をピックアップしていきます。
第1試合C卓
試合経過
東1局はとっつあん選手が1300-2600の和了で先制ゴール⚽
次局は曉美ほむら選手のリーチがyopu選手への満貫直撃となり優曇華の花はいきなりのビハインドに晒される。
yopu選手は南2局にペンチャンのドラ待ちを一発ツモ和了りから5連続和了のハットトリック以上の和了で逆転してトップ目に。オーラスにもドラマがあった。
勝負を分けたハイライト
目覚めた心は走り出した【東2局=ぽんてん・曉美ほむら選手】
6巡目、曉美ほむら選手は良形のイーシャンテンからドラの1mツモでテンパイ。この巡目ですでに2鳴きしていたyopu選手を追い越しての1-4s待ちのリーチをかけた。このリーチはかなりの好感触だっただろう。
13巡目、とっつあん選手は6mのチーをいれた。まだベタオリはせずにギリギリのテンパイを目指していく。しかし、このチーでyopu選手に暁美ほむら選手の当たり牌の1sが流れた。ここまでで筋は12/18本が通っていた。yopu選手も暁美ほむら選手からのロン和了りも十分にありそうな場況ではあった。前進（全身）の一打は曉美ほむら選手からyopu選手へのメンピンドラドラ8000の直撃。BCCの去就も危うくなってきた。
めげない！しょげない！鳴（泣）いちゃダメ！【南2局~南3局2本場=優曇華の花・yopu選手】
ボーダー争いのチームと2倍の点差がついてしまったyopu選手。ここまではノー和了の南2局、ボムチュウ選手と曉美ほむら選手の鳴きで先行されたが反ってツモが良くなる。8巡目にドラのペン7m待ちのリーチをかけることができ、これをまさかの一発ツモ。2000-4000の和了りで待ったをかけた。
南2局、3局、1本場とyopu選手は3連続和了で14000点ほど加点してトップ争いに。2本場も手が入って5巡目のリーチを7巡目にはツモ和了り、2800オールでついにトップ目に立つと3本場でもとっつあん選手からリーチを押し返してタンヤオドラ赤で5800（6700）の直撃は5連続和了で3万点以上も加点に成功した。
あぶないボーダーレス【南4局=優曇華の花・yopu選手、ぽんてん・曉美ほむら選手】
前局南3局4本場はボムチュウ選手の和了り500-1000（+2200）で流れた。とっつあん選手は2局連続のチャンス手のリーチを蹴られてかなり厳しい。
オーラス4巡目、yopu選手はドラの1sを重ねてのテンパイ。6-9s待ちのダメ押しのリーチをかけた。
7巡目、ラス親の暁美ほむら選手は5巡目からイーシャンテンになっていたところで3sを重ねた。白や赤、ドラの1sで逆転トップのチャンスだった。払った9sがyopu選手のロン牌、開けられた手牌にはドラの暗刻はマンガン8000。早いリーチ、暁美ほむら選手からは赤ドラ2枚が見えていて裏ドラが無ければ勝てなくても負け（3着落ち）まではないと考えてもおかしくはなかった。シーズン終盤のどこかで勝負をしないといけないかもしれなかった一打、結果は非情にも放銃。ボーダー下位のチームとの差が詰まる形となった。
（記・あさひなひなた）
第2試合C卓
試合経過
東1局、メカZ選手の1300オールで開幕。東1局1本場は穹憧るか選手の5200、東2局はメカZ選手の5200和了と中打点での攻防が続く。
この試合のキーとなったのは5pだった。南1局3本場、メカZ選手が親番で立直タンヤオドラ1の勝負手を25p待ちで先制立直。5pを一発でツモり4000オール。52000点に達し、トップ濃厚に。
南1局4本場、ドラが5p。とくらげ選手が同じく25p待ちで先制立直。他家に次々と5pが流れていき、BCCの控室では悲鳴と嘆きの声が響きわたる。しかし大当たりのダブドラ赤5pが、勝利を願う少女の元へ辿り着いた。満貫ツモで追撃を開始する。
とくらげ選手は南2局でも満貫ツモを決め、ラスも見えていた所から一転、メカZ選手を一撃でかわせる位置にまで上り詰めた。
南4局0本場、早々にアガリトップの聴牌を決めたメカZ選手。しかしとくらげ選手が25m待ちで追いつき立直。メカZ選手、よりによって5mを即掴み。これが9600の放銃となり着順落ち。
オーラスはメカZ選手が傷口を広げない2着確定の和了を決めて終了。とくらげ選手がチーム21試合ぶりのトップを持ち帰り、救世主となった。見事な立ち回りで、セミファイナルへと希望をつないでみせた。
勝負を分けたハイライト
海の守護神（東3局0本場=Black Cat Code・とくらげ選手）
平和一盃口赤の大物手の一向聴を携えるとくらげ選手。しかし、染めに見えなくもないふみKUN選手(あと穹憧るか選手にも一応当たりえる)に危なそうな5pを掴んでしまう。手に価値があるので叩きつけてしまう手もあるが...
見事止めた！しかし、聴牌してしまうと結局出ていく可能性が高い。
しかし次巡、ファインセーブのご褒美が来る。
この試合を実際に見ていた当記事担当は「おおまじで4p引いた！」と声が出た。36mでも1pでも万事休すだったが、これだけはセーフだった。
打2pで立直かな、と思っていたら、とくらげ選手は打1sを選択。チームは窮地だが、だからと言って「賭け」に出るのではなく点棒を失いたくない、という想いが伝わって来た。
個人的にとくらげ選手は降りはじめたら無理に粘らずに完全に手牌を壊してしまうイメージを持っていた。しかし、今節は一味違った。
最後の巡目で3mをチーし、聴牌まで取り切って見せた。人によっては3900放銃となっていた局を、1000の加点で終えたことはあまりにも大きい。
守備意識が強いとくらげ選手の魅力が出た一局となった。
運意外完璧（南4局=なんでも鳴けばいいというものではない・メカZ選手）
和了でトップを狙うメカZ選手。ここでも5pがキーとなった。自身の和了率を最も上げる選択が打赤5pだ。白か發が鳴ければ打点は関係ないし、この後すぐに4pや6pを引いた時は改めて採用して赤先切りの36p/47p待ちにするという凶悪な選択も出来る。
この後首尾よく發を鳴け69s待ち。6sや8sを他家が切っており、どうしようもなく景色がいい。99%勝てそうに見える。どのくらい勝てそうかというと、格闘ゲームの世界大会で、まだ1ラウンド残っているのに席を立って観客に向かってガッツポーズをしてしまいそうなくらい勝てそうである。
運を除き、メカZ選手は完璧な一局だった。
（記・まさき）
試合結果
2位3位チームのマイナスで第2グループが混戦。4～6位のチームに至っては上下差が1着順分しかない。1位るなすぺはポイントプラスで脅威の600オーバーのWスコアとなった。
7位MSPと8位ぽんてんのマイナスでボーダー下位のチームはよりこの2チームをターゲットに試合をしていきそうだ。上位チームの入れ替わりも気になるところだが、ここからの下位チームの奮戦に注目したい。
おわりに
今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。麻雀リーグFiveColors広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していきますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#麻雀リーグFC"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします！また、麻雀リーグFive Colorsは公式YouTubeチャンネルを開設しました。公式配信として対局の模様をお届けするほか、各試合の切り抜き動画の投稿、公式応援配信"熱闘！麻雀リーグFC"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
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