第1期麻雀リーグFC観戦記・第25節

こんにちは。麻雀リーグFC広報部です。ついに9/11(日)より対局がスタートした第1期麻雀リーグFC。第1期麻雀リーグFCは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全30節60試合のチーム戦です。

本日は12/4(日)に行われた第25節の第1試合、第2試合からそれぞれ1卓ずつピックアップした観戦記をお届け致します。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。

注目カード

・第1試合A卓

首位をひた走るるなすぺと2位で追うAPBの直接対決。
レギュラーシーズンの通過には青信号の両チームだがセミファイナル以降を見据えての戦いになるだろう。
一方で7位のMSPと8位ぽんてんも直対。こちらはボーダー下とはまだ200ptほど差があるが少しでも遠くへ逃げたいところ。
様々な思惑の絡みあう一戦となりそうだ。

・第2試合B卓

ボーダー下から逆転突破を狙うマーライオンズ、BCC、優曇華の花の3チームと、上位進出を窺うGENESISという構図。残り試合を考えたら2着も厳しい。是が非でもトップを、という思惑が交錯する中で勝利を手にするのは一体どのチームになるのか。

本記事では第1試合A卓第2試合B卓をピックアップしていきます。

第1試合A卓

試合経過

まずは起家となったぽんてんのむかたふ選手が2600オール、3900は4200のアガリを立て続けに決める。
さらに東3局、そんなのは聞いていないとばかりのメンチン・平和・一盃口が炸裂。むかたふ選手が倍満を銀貨先生選手から出和了る。
東4局、まずは3900をアガった初音舞プロが連荘とし、次局に混一色の満貫をツモアガって逆転。
南場に入り息を吹き返したのは銀貨先生選手、3連続和了でハコ割れ寸前からポイントを戻すことに成功した。
甲森あん選手も黙ってはいない。南2局1本場にむかたふ選手から満貫をアガって反撃開始…とはいかずここまで。
大物手が飛び交う派手な試合となったが南3局、南4局は連続流局で幕を閉じた。

勝負を分けたハイライト

東3局 明日は我が身、驚愕の一刺し(東3局=ぽんてんLv47・むかたふ選手)

3人が競った展開で迎えた東3局、むかたふ選手の手牌は萬子が9枚。
雀頭になっている4pを落とすことになるが清一色にしたい手だ。

まさかの4連続で萬子をツモりあっという間に手牌は萬子のみになる。
そこから3巡、ネックの7mを引き込んでまずは5m,6mのシャンポン待ちでテンパイ。
その3mをチーして銀貨先生選手もカン3pのテンパイとする。

次巡、8mを引き込む。これで4-7mの両面待ちに変化して平和・一盃口・清一色のテンパイ。
高目の7mをツモったら二盃口になって三倍満か…と思われたがすぐに銀貨先生選手が4mを掴んでしまう。
河は異様だが鳴きが入っているわけでもない。すっと切った4mは驚きの16000。
第21節ではヨプ選手からダマで倍満をアガっているむかたふ選手。
そのことをイジり続けていたという銀貨先生選手は我が身に厄災が降りかかる形となった。

東4局3本場 逆襲の銀弾(東4局3本場=Luna de esperanza・銀貨先生選手)

東3局の倍満放銃で一気に苦しくなってしまった銀貨先生選手は中打点の放銃でも箱下が見えてしまう。
しかしここに来て赤入りの2メンツに雀頭までついている好配牌。
しっかりと伸ばして5巡目に1-4pでリーチとする。

しかしむかたふ選手も形がいい。同巡に3mを重ねテンパイするとこちらは5-8m待ちの追っかけリーチだ。
どちらも大物手というわけではないが場の供託が多い。ここを取ればまだまだ挽回に繋げられる。
一見むかたふ選手の待ちの5mを暗刻にしている銀貨先生が有利に見えて1-4pは山に3枚しかなく、8mは全山だ。

しかしここは銀貨先生が制した。
リーチ・ツモ・赤の1300-2300にリーチ棒4本で8900の加点。
これで冷静さを取り戻しこの後の連続和了へと繋げた。

この対局の牌譜はこちら!

(記・穹憧るか)

第2試合B卓

試合経過

序盤から連続の流局が続く重苦しい展開でスタート。決め手という決め手が出ないままジリジリと局が進み、南1局には暗槓二つが入ったリーチ合戦をYukiちゃんねる選手が制して大きく場をリード。終盤ではなーいん選手が連続和了であと一歩のところまで追い詰めるも、最後も自力で決めたYukiちゃんねる選手がトップを守り切って快勝。これでGENESISは下位転落の憂いもほとんど無くなり、余裕を持った精神状態で上位追撃に臨む格好となった。2着はツモれば役満、出和了三倍満の超大物手を空振りながらも最後の最後まで猛追を見せたなーいん選手。3着は参加率を上げて臨むも空振りが続いた蓬莱の玉の枝選手、4着は親番が落ちてから決死の手組みを続けるも放銃が続いてしまったガラまさ選手となった。

勝負を分けたハイライト

どうかここで反撃の狼煙を。唇を噛んで待った、現物待ちの満貫和了(Black Cat Code・なーいん選手/GENESIS・Yukiちゃんねる選手)

全員が3万点以下の大接戦で迎えた南1局、Yukiちゃんねる選手が3巡目テンパイ。8pを暗槓されている58p待ちという苦しい形ではあるものの手替わりも無い形でこれを即リーチ。しかし2巡後になんとなーいん選手にツモスーのテンパイが入り、待ちは現物の3mを含む3m5s待ちで、なんとこれが山に3枚残り。ツモれば役満で裏ドラ2種をめくれることからも、喉から手が出るほどリーチしたい場面でもある。

しかしここでなーいん選手はダマに構えた。ダマに構えることの最大のメリットは言わずもがな、今しがた通った3mの合わせ打ちで8000の加点を拾えることだ。夢を追わず、現実的な満貫和了を狙うところになーいん選手らしい冷静な損得勘定が垣間見える場面だったと言えるだろう。しかしながらなんと他の二人も全く止まらない。トップが是が非でもほしい蓬莱の玉の枝選手は果敢に2mをポンするとダブドラの5mを切り飛ばしてテンパイ。脇の横移動決着のパターンだけは避けたいなーいん選手は目立ち過ぎる新ドラの4pを引いてきてやむなくツモ切りリーチするも、これでも止まらなかったガラまさ選手がポンしてテンパイ。火花が散りそうなめくり合いはYukiちゃんねる選手に軍配が上がり、ガラまさ選手から8000の直撃で一気に抜けたトップ目となった。なーいん選手は決着時点でも山に3枚残り、更に裏が6枚乗っており出和了三倍満の手を逃すという激痛の決着となり、試合の趨勢が大きく動いた場面となった。

トップ以外何も要らない。チーム状況が生んだインファイト(Black Cat Code・なーいん選手)

南3局、トップのYukiちゃんねる選手の親番を迎え、チームも下位に沈む3者は是が非でも着順を上げたいところ。6巡目にテンパイした蓬莱の玉の枝選手は一手替わりのホンイツも見える形ながら、ツモればいずれにせよ満貫という打点もありカン4pで即リーチを敢行。これに対し受け気味に手を組み続け、最終盤でテンパイを果たしたなーいん選手が追いかけリーチ。2軒に挟まれたガラまさ選手は完全現物の6mを抜ける形ではあるものの、残りの局数と自手の形から、逆転トップを狙ってノーチャンスの4mをツモ切ると、これがなーいん選手のシャンポンに捕まってしまう。フラットな着順勝負であればそれぞれが回していても降りていてもおかしくないような状況から、トップをとにかく取りにいくしかない、というチーム事情が後押ししたことで生まれたインファイトはなーいん選手が制し、オーラスのトップ争いへと繋がる一局になった。

この対局の牌譜はこちら!

(記・銀貨先生)

試合結果

あさひなライジングサンがPDGON選手とえりんぼパパ選手で連勝。5位から一気にごぼう抜きで2位に浮上しました。
APB・ぺんたごんは苦しい一日でやや後退。
8位ボーダー上のぽんてんはここ数節厳しい展開が続きややマイナスが膨らんでいます。
9位につけたのは優曇華の花。ヨプ選手がトップを獲得しています。
マーライオンズはやや後退したもののの優曇華の花と競った10位。
いよいよ残すところ5節。最後にどんなドラマが待っているでしょうか。

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。麻雀リーグFiveColors広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していきますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#麻雀リーグFC"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、麻雀リーグFive Colorsは公式YouTubeチャンネルを開設しました。公式配信として対局の模様をお届けするほか、各試合の切り抜き動画の投稿、公式応援配信"熱闘!麻雀リーグFC"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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