第1期麻雀リーグFC観戦記・第20節

こんにちは。麻雀リーグFC広報部です。ついに9/11(日)より対局がスタートした第1期麻雀リーグFC。第1期麻雀リーグFCは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全30節60試合のチーム戦です。

本日は11/16(水)に行われた第20節の第1試合、第2試合からそれぞれ1卓ずつピックアップした観戦記をお届け致します。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。

注目カード

・第1試合A卓
そろそろボーダー争いの最前線までは少なくとも上がっておきたいMSP・藤井光プロと優曇華の花・北海雪冬選手。対してBCC・なーいん選手はここで踏ん張って、過酷な争いに巻き込まれないようにしたいところ。覇道を往くるなすぺ・月音ゆき選手はさらにポイントを積み上げることができるのか。

・第2試合B卓
ねじまき鳥選手、縦鳥千波選手、拝田頼選手(ペンギン枠)と、リーグFCの誇る三大鳥類の一大決戦が実現。3選手のぶつかり合いに牧野プロはどう立ち向かっていくか。

本記事では第1試合A卓第2試合B卓をピックアップしていきます。

第1試合A卓

試合経過

月音選手がダマの2600をアガって戦いの幕が切って落とされると、東2局1本場ではなーいん選手が6000オールをアガり大幅リードを築く。
しかしその後月音選手がなーいん選手に満貫を直撃し射程圏内に。さらに北海選手、藤井プロにも和了が生まれ、場が徐々に煮詰まってきたところで藤井プロが一気に爆発。
先の和了を皮切りに4000オール、6000オール、12000を立て続けに和了。6万点の大台に乗せた。
12000の手痛い放銃となったなーいん選手だったが2000-4000をやり返しなんとか2着を奪還。オーラスは全員ノーテンで静かな終局となり、藤井プロが待望のトップを見事獲得した。

勝負を分けたハイライト

牌理の求道者(東2局1本場=Black Cat Code・なーいん選手)

前局でリーチが空振るも、配牌で中とドラを対子でもらったなーいん選手。
しかしその他が愚形まみれで和了までいけるかどうかといったところだったが、なーいん選手は自然な手順で萬子の混一へ寄せていき、藤井プロからリーチを受けたと同時に聴牌を入れる。
藤井プロの赤5m切りを見逃さず軽々と3mをプッシュすると、次巡8mを引き寄せ会心の6000オールを決めた。

オーラス前の天王山(南3局1本場=MSP・藤井光プロ、優曇華の花・北海雪冬選手)

自風・西を暗刻で持ち、北を仕掛けて2mとドラの1pのシャンポン待ち聴牌となったラス目の北海選手。ドラでアガれれば一気に2着目へと浮上できる。
しかし直後、3着目親番の藤井プロもカン7m待ちの聴牌を入れてリーチ。開戦の火蓋を切った。

ここが勝負所と判断した北海選手は3s.5m,9m,4s,中と押し切り、親リー相手でも一歩も退かない。
そして決着はラスト1巡の18巡目、藤井プロが7mを引き寄せ4000オールを和了。
北海選手の猛攻を退け天王山を制した藤井プロは、勢いそのままに6000オールをアガる次局へ親番を繋いだ。

この対局の牌譜はこちら!

(記・西向く侍)

第2試合B卓

試合経過

東2局、親の拝田頼選手が立直ツモ平和ドラ赤の4000オール。優位に立つ。
東3局2本場でハプニングが起こる。拝田頼選手が2副露をして2333456sの1247s待ち聴牌、ただし自分で1sを切っている。フリテンとはいえ四面張なのでそのまま和了を狙う手もあるが、ここで上家の牧野プロが打牌した2sをチーしてしまう。恐らく3356sの47s待ちにしてフリテン解消をしたかったと思われるが、当然2sチーで2sを打牌することはできず、痛恨の向聴戻し。幸運にも流局し、罰符の-1500で被害を抑える。
東4局3本場、牧野プロが技ありのタンヤオドラ3をねじまき鳥選手から和了り、8000の加点。
拝田頼選手トップで迎えた南4局、親のねじまき鳥選手が粘る。0本場を3900和了、1本場を2000和了と、じわりじわりと追い上げる。2本場、ここでもねじまき鳥選手が先制立直を打つが、勇気を出して和了に向かった拝田頼選手が平和を仕上げてフィニッシュ。
自身2度目のトップを獲得し、見事「ファーストペンギン」となった。

勝負を分けたハイライト

終着駅を目指して(南4局0本場/2本場=ANC PURPLE BATS・拝田頼選手)

ツモ4m/親の連荘さえなければ終わり、と思っている矢先に...

トップ目で迎えたオーラス。白暗刻の聴牌。親の連荘さえなければ大体トップだというのに、こういう時に限って親の先制立直が入る。そして、ここで一発巡目で4mを掴まされてしまう。
拝田頼選手、これを強気に河に置く。するとねじまき鳥選手からロンの声。3900放銃となり連荘を許してしまった。
このような放銃をしてしまうと「行かなきゃ良かった。失敗した...」というメンタルになりかねない。

(南4局2本場)ツモ8s/最低でも9pと8sのプッシュが必要

南4局2本場、ねじまき鳥選手が更に先制立直。ここで放銃してしまうと、トップ陥落どころか3着まで落ちてしまう可能性がチラつく。
しかし、ここで9p、次巡8sをプッシュ。強気の姿勢を貫いた。

1pロン

ねじまき鳥選手が1pを掴みロン和了。「さっき放銃してしまった」という残像に惑わされなかった。トップという終着駅に、他人に連れて行ってもらうのではなく「自分で向かうのだ」という、力強さを感じられた。

正解:くっつき候補牌(東2局1本場=ぽんてんLv47・牧野伸彦プロ)

ツモ1m/役あり聴牌を続行したいが...

タンヤオドラ赤の聴牌を維持している中でこの1m。宣言牌2mでいかにも上家に危険に見える。しかし牧野プロは深い読みを入れ、待ちが14mではない事を見抜いた。
牧野プロは配信内で、宣言牌2mの1巡前に安全牌の南を切っている事に言及。上家が完全一向聴(223m+[両面]+[対子])だった場合、入り目が[両面]だったケースで14mが当たり牌になるのだが、今局はドラが3mであることで事情が変わってくる。
2mを残す事は「ドラ3mが聴牌時に出ていく受け入れを増やす」ことになる。そのような「面白くないフォロー牌」を持つより、両面固定をして安全牌の南を持ちそうですよね、という読みだ。

最終打牌は冷静に中筋の6sを選択

牧野プロは1mを押して6s単騎を続行。和了にはならなかったものの聴牌を取り切った(最終打牌は冷静に中筋の6sを選択し、7s単騎聴牌)。ちなみに2mの正体はくっつき候補牌だった。通常、くっつき一向聴で2mが候補に選ばれることはあまりないが、これもドラが3mであった事によると言えるだろう。プロの読みが光る、渋い加点を見せてもらった。

この対局の牌譜はこちら!

(記・まさき)

試合結果

レギュラーシーズンも3分の2を終えました。ここへ来て序盤には首位を走っていたBCCがついにボーダーを割る事態に。代わりに不振に喘いでいたMSPが今節の藤井プロ細谷プロの連トップでようやくボーダーを上回りました。
ライジングサンもじわりじわりと上がってきて中団の先頭へと立ちましたが、るなすぺAPBGENESISの背中はまだ見えてこず。激しい中団争いから抜け出して上位に食い込むのは一体のどのチームになるのでしょうか。
レギュラーシーズンは残り10節、目が離せないですね。

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。麻雀リーグFiveColors広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していきますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#麻雀リーグFC"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、麻雀リーグFive Colorsは公式YouTubeチャンネルを開設しました。公式配信として対局の模様をお届けするほか、各試合の切り抜き動画の投稿、公式応援配信"熱闘!麻雀リーグFC"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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