第1期麻雀リーグFC観戦記・第26節

こんにちは。麻雀リーグFC広報部です。ついに9/11(日)より対局がスタートした第1期麻雀リーグFC。第1期麻雀リーグFCは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全30節60試合のチーム戦です。

本日は12/7(水)に行われた第26節の第1試合、第2試合からそれぞれ1卓ずつピックアップした観戦記をお届け致します。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。

注目カード

・第1試合C卓

配信者卓となった本卓だが、それぞれの境遇は天国と地獄か、上位チーム対下位チームの構図となった。
個人スコア首位のるなすぺ・野々宮ねむ選手、そのるなすぺを追いかけるライジングサン・咲楽めい選手。個人スコアトップも見える位置につけるマーライオンズ・ウマナミ選手はチームとしてもトップが欲しい。そしてBCC・葉弥さん選手、リーダーの復調がチーム浮上の鍵となりそうだ。

・第2試合B卓

8位ぽんてんと9位優曇華の花、そして12位のGOLDEN BODENSが直接対決。ぽんてんはこの勝負に牧野伸彦プロが連闘、下位との差を引き離したい。Aリーガーと魂天二人の激坂にルーキー北海雪冬選手は山岳賞を目指す!

本記事では第1試合C卓第2試合B卓をピックアップしていきます。

第1試合C卓

試合経過

開局からウマナミ選手が2000-4000、3000-6000をアガって先行すると、咲楽めい選手、野々宮ねむ選手も満貫クラスの加点をしてそれを追いかける形に。
窮地に立たされた葉弥さん選手は清一・赤の12000を野々宮ねむ選手に直撃させ着順をひっくり返すことに成功。その後ウマナミ選手が中押し、ダメ押しの加点をし独走状態となる。
葉弥さん選手の和了で迎えた3者による2着争いとなったオーラスは、咲楽めい選手が捲り合いを制し2着を確保した。
また、ウマナミ選手はここで野々宮ねむ選手とトップラスを決めたことによって個人スコア首位となった。前期の"和了率2%"の汚名返上となっている。

勝負を分けたハイライト

戦場を単騎で駆けゆく馬の波(南3局1本場=藁科マーライオンズ・ウマナミ選手)

先押しと中押しが決まり2着目と約2万点差のトップ目となったウマナミ選手。チーム状況を考えると行けるところまで行きたいところで、中膨れ5p単騎の聴牌が入った。流石にリーチとはいかず、待ち頃の牌を探していたところに8pを引いてくる。

ウマナミ選手は8p単騎でリーチに踏み切った。カン7pも8p単騎も見た目枚数は一緒。ならば端に近い方がいいということだろう。
点数状況を考慮するとこのリーチに絶対放銃したくない咲楽めい選手と葉弥さん選手は気合オリを選択。比較的通りそうな牌を選択し続けた両者だったが、7pが3枚見えたことで葉弥さん選手から8pが零れる。
ウマナミ選手は容赦なくこの8pを捉え、裏ドラ1枚の12000を直撃。このダメ押しが決まった事でトップを揺るぎないものとした。

全ては煮詰まった 決着は嶺上牌に(南4局)

下3人が2着を争うオーラス、さらに加点しようとトップ目のウマナミ選手が西をポンして動いた。
中盤に入ったところでラス目の野々宮ねむ選手が中を暗刻にしてダマでも席順で2着となる5200の聴牌を入れる。
しかし野々宮ねむ選手はリーチを選択。アガリへ向かうウマナミ選手をけん制することを選んだ。

「馬は黙っていてくださいね♪」

視点は3着目の葉弥さん選手へ。リーチを受けた直後に4mを引き嬉しくないカン5m聴牌。しかし野々宮ねむ選手のリーチはほぼ確実に逆転条件を満たしているはずなので見ているわけにはいかない。
和了抽選を受けないわけにはいかず、腹を括ってカン5mリーチに踏み切った。

同巡、野々宮ねむ選手のけん制虚しくウマナミ選手が發を重ねて6-9s聴牌。次巡には咲楽めい選手も1m・4mのシャボで聴牌しリーチを放つ。
下3人(と馬1匹)が一歩も退かない、あとは天命に委ねる魂の捲り合いとなった。

実力が介入するのはここまで。ここからは純粋な"運"の勝負だ。

決着は2巡後、野々宮ねむ選手が中を引き槓を選択した。そして手にした嶺上牌は、咲楽めい選手の当たり牌である4m。
これにより咲楽めい選手がこの捲り合いを見事制し、2着をキープしての決着となった。

この対局の牌譜はこちら!

(記・西向く侍)

第2試合B卓

試合経過

試合は牧野伸彦プロが東2局流れ1本場から3連続和了で45000まで加点。ねじまき鳥@選手はここから連続満貫放銃でぺんたごんがピンチに!南場はねじまき鳥@選手、北海雪冬選手が追い上げて勝負はオーラスまでわからなくなった。

勝負を分けたハイライト

暗転のホワイトアウト【東4局1本場】

前局は牧野伸彦プロのダブ東ドラ1で2000オールの和了、他チームはここでストップをかけたい

牧野伸彦プロの3連続和了で試合はぽんてんがリード。今局はざんく先生選手が仕掛けやすい好打点のチャンス手。牧野伸彦プロとねじまき鳥@選手も和了りのビジョンは描いていそうだ。

13巡目、ざんく先生選手は中ツモで打3s、2-5s待ちのテンパイ。テンパイ打牌をねじまき鳥@選手がポンして打4s、1,6sの待ちとなった。

14巡目、ざんく先生選手は7sのツモは下家のねじまき鳥@選手には厳しいところ。牧野伸彦プロと北海雪冬選手の仕掛けにも対応して、役は無くなってしまうが4pではなく中で回し打ちした。次巡、北海雪冬選手は8mのツモで打7m、ドラの5s単騎待ちでマンガンのテンパイまで追いついた。

ねじまき鳥@選手の4-7s待ちはフリテン

19巡目、ざんく先生選手は2sのツモで奇跡のテンパイ復活!
16巡目の4pポンで17巡目の5p、19巡目の2sと牧野伸彦プロの和了り牌を喰い流した形となったがテンパイ打牌の5pが直撃でざんく先生選手はラス目に。GBはここで終ってしまうのか!?

希望峰ビヨンド・ザ・ホープ【南4局流れ2本場】

他家から南が放流されていてもチームのポイントなども加味したらおそらく鳴けなかっただろう

前局は北海雪冬選手の逆転の三面張、マンガンスタートのリーチが流局した。10巡目、ざんく先生選手はラス牌で3枚目の南を重ねた。8sが少なくなり、またドラの2sのくっつきもみて打・7s。このツモで暗雲立ち込めていたこの手に一筋の光が差した。

北海雪冬選手に打ちやすそうな形が残っていたのも鳴いた理由のひとつかもしれない

次巡、牧野伸彦プロは7pチー、打・中で可能であればテンパイも和了りも目指す。この中は北海雪冬選手が1巡目に重ねたもので手が進まなかったら牧野伸彦プロの手の中で最期まで止められていたものだった。ようやくのポンで北海雪冬選手もイーシャンテン、和了りトップは全てプッシュしていくところだ!

ギリギリまでテンパイ(和了り)を目指していく

16巡目、北海雪冬選手は5mのチーでテンパイ、打1pで2,5,3-6s待ちのフリテンとなった。ねじまき鳥@選手はこの1pをポンして打8m、ドラの2s単騎待ちは形テンで次局への希望を繋ぐ。

牧野伸彦プロと北海雪冬選手との点差が4000点ということは…

さらに次巡だった。ねじまき鳥@選手の1pのポンでざんく先生選手は4sが流れてきてのテンパイ、打6sのリーチはドラの2sと筋引っかけの9sのシャボ待ちになった。山には9sが1枚しかなかった。ざんく先生選手はこのラスト1枚の牌をなんと即ツモ。リーチ・一発・ツモ・ダブ南・三暗刻・ドラ2の9翻、4200-8200(+3000)の倍満で3着からの大逆転トップとなった!

この対局の牌譜はこちら!

(記・あさひなひなた)

試合結果

ふたたび+700Pチャレンジを目前としていた1位るなすぺは連続ラス、2位ライジングサンと3位に上がったGENESISが大きく差を詰めてまさかの逆転劇も有り得るのか?そしてボーダーラインの争いは9位優曇華の花と10位マーライオンズが執念のトップでこちらのポイント差はかなり現実的になってきました。今節で全選手が規定試合数にも達しましたがレギュラーシーズンは残り8試合、各チームは総合力で勝負していくのか、ポイントゲッターがチームを牽引していくのか注目です!

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。麻雀リーグFiveColors広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していきますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#麻雀リーグFC"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、麻雀リーグFive Colorsは公式YouTubeチャンネルを開設しました。公式配信として対局の模様をお届けするほか、各試合の切り抜き動画の投稿、公式応援配信"熱闘!麻雀リーグFC"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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