第1期麻雀リーグFC観戦記・第17節

こんにちは。麻雀リーグFC広報部です。ついに9/11(日)より対局がスタートした第1期麻雀リーグFC。第1期麻雀リーグFCは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全30節60試合のチーム戦です。

本日は11/6(日)に行われた第17節の第1試合、第2試合からそれぞれ1卓ずつピックアップした観戦記をお届け致します。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。

注目カード

・第1試合C卓
上位・中位・下位のチームがそれぞれの事情を抱えて選手を送り出した。「るなすぺ」が+1000ptの高みを目指すと宣言すれば、好順位をキープしたい「APB」、ボーダー争いを抜け出したい「ななない」、そしてボーダーにプレッシャーを与えたい「マーライオンズ」。中盤の勝負所、チームのミッションを遂行できるのは誰か。

・第2試合A卓
ボーダー7,8,9,10位の試合。前半戦200ptオーバーのトップから80ptの6位、1試合目の4着でさらに苦しくなったぽんてんはここが真価を発揮するところだ。連投コンビのえりんぼパパ選手は1試合目が1着、ふみKUN選手は3着。ボーダー争いの両チームの命運を握る戦いは続く。

本記事では第1試合C卓第2試合A卓をピックアップしていきます。

第1試合C卓

試合経過

東場親番でぜろろく選手が和了を重ねて抜け出すと、エンデ選手がそれを追う。藁科あおい選手・月音ゆき選手も低打点ながら要所で和了を入れ置いていかれないよう食らいついた。オーラスには接戦となったがトップ目のぜろろく選手が親リーチに屈さず押し切って見事栄光を勝ち取った。
4和了を決めるもあと一歩及ばなかったエンデ選手が2着、東場我慢して終盤に反撃しオーラスも逆転の仕掛けを入れた藁科あおい選手が3着となった。月音ゆき選手は守備に回らされる局が多くラスとなったが、チーム状況からすれば素点を削られず及第点と言えるだろう。

勝負を分けたハイライト

一流ストライカーはゴールを選ぶ  最大価値のための待ち選択とリーチ判断(東2局2本場=ANC PURPLE BATS・エンデ選手)

微差2着目のエンデ選手、ここで是非とも上がって抜けたトップ目への挑戦権を得たい。幸いこの局4巡目に役牌白暗刻の聴牌が入った。ここで見た目残り5枚の14m待ちか、生牌の発単騎待ちかという待ち選択、そしてリーチをするか否かの判断に迫られた。
エンデ選手の選択は発単騎待ちリーチ。14m待ちの狙い目1mが既に3枚見えで和了するとしたらドラの4mツモくらいしかなさそう、序盤のリーチということで待ちが絞れず発対子落としなども狙えると踏んだか。記者は東場につき和了率よりも最高打点を見て14m待ちリーチとしそうなだけに、難しい判断だろう。

人によって好みが分かれそうな待ち・リーチ判断。

思いのほか時間がかかったが、16巡目に見事発をツモ和了。裏ドラは乗らずとも1300-2600(+600)を決めぜろろく選手を追う足がかりとした。

不安になってただけに正解を引けてホッとしただろう。

もう”ヒモ”とは言わせない 渇望するトップへ執念の押し返し(南4局=なんでも鳴けばいいというものではない・ぜろろく選手)

微差トップ目のオーラス。場風南・自風西の対子を含む4対子で和了トップの状況にはもってこいの手であったが、4巡目に2着目の親リーチを受けてしまう。しかしぜろろく選手はここに真っ直ぐぶつけていった。
親に振り込んでももう1局あること、エンデ選手の現物7m, 2pがどちらも自分の有効牌で鳴きやすいこと、流局したとして次局これより良い手が入る可能性が低いという要素を加味し、この局腹をくくり勝負してトップを決めに行った方が良いと判断した。

まさに最後の関門、オーラス2着目親リーチが来てしまう。

道中仕掛けを入れてリーチ前に通っている牌の外側1p, 9mを静かにプッシュし、ソーズを引いて南対子落としで回ると、最後のピースであるフリテン2sを仕掛け返してドラ6pの強烈プッシュ。これに麻雀の神様が応えてくれてリーチ者がすぐに5pを掴んで決着した。

この局だけ切り取ってもトップまでの腹の括り方が尋常ではないとご理解いただけただろう。記者もトップへの執念と押し返し力を見習うべきだと痛感した。

この試合まで長かった。長い不調でも信頼してくれたチームには散々迷惑をかけたが、第2試合でもトップを獲り連投連勝と見事復活を果たした。
もう”ボムチュウ選手のヒモ”とは呼ばせない。
さあ、逆襲はここからだ。

うおおおおおおおおおお!

この対局の牌譜はこちら!

(記・keitaさん)

第2試合A卓

試合経過

東1局1本場、テンパイ連荘していたよしふじこうすけプロが追っかけリーチで七対子地獄単騎待ちリーチをかけていたえりんぼパパ選手を7700で粉砕。3連続和了で5万点まで加点する。その後えりんぼパパ選手は連続和了でビハインドを取り返し、刃金しろがね選手も連続和了をするとふみKUN選手が箱下となる。南場はふみKUN選手のリターンマッチ、5連続和了のうちえりんぼパパ選手から4回を直撃させ3万5千点まで点棒を回復。それでも南3局4本場にえりんぼパパ選手が3000-6000の和了で2着と2000点差に詰めると、オーラスにはきっちりと2000点を和了り席順での2着となり、その煽りを受けた刃金しろがね選手が4着となった。えりんぼパパ選手は3時間のお説教コースが予定されていたが、あさひなひなたリーダーが睡魔に負けて難を逃れた。

勝負を分けたハイライト

五臓六腑が染み渡る(東1局2本場=MSP・よしふじこうすけプロ)

前局にえりんぼパパ選手とのリーチ合戦を制して連荘した東1局2本場、よしふじこうすけプロの配牌はピンズが7種10牌で5,6mを並べるところからスタート。同卓していた三者の心中が気になるところだ。

よしふじこうすけプロは5巡目に白のポンで打・2pとしイーシャンテンになると次巡には6pのツモで打・9pとして1,7p待ちのテンパイに取る。10巡目にえりんぼパパ選手のリーチを受けると一発目に無筋の6mをツモ切り。次巡に1pのツモ和了で2局連続でえりんぼパパ選手のリーチを粉砕。白・混一・ドラ・赤の4200オールで一気にリードを広げた。そしてここから全20局の大長編が始まることとなった。

【勝っても】本日のナイスプレー【負けても】(南4局)

南4局7巡目、よしふじこうすけプロは345の両面チー。連荘したい刃金しろがね選手と微差で3着のえりんぼパパ選手も必死に前へ。次巡、えりんぼパパ選手は1枚目をスルーしていた發のポンテンを取りドラの9s単騎待ち。よしふじこうすけプロから直撃すればトップ逆転もある手だ。同巡、よしふじこうすけプロも中のポンテンから4-7sの待ちに。刃金しろがね選手は早くも大ピンチ!

13巡目、えりんぼパパ選手は4pのツモと同時にリーダーの冷たい視線を肌に感じて、冷静に3-6,4p待ちにチェンジ。同巡、刃金しろがね選手も7mツモ、打・西で3p,7s待ちとし2人の当たり牌をブロックする格好に。ひたすらに放銃を回避し続けたふみKUN選手と刃金しろがね選手の手牌は半分以上がロン牌となる中、18巡目、刃金しろがね選手の最期のツモは4p。両面待ちシャンポン待ちどちらに受けても多面待ちのえりんぼパパ選手に刺さる万事休す。この2000の和了りでえりんぼパパ選手が同点の席順での2着、ぽんてんはこの4着で初めての借金生活となった。

この対局の牌譜はこちら!

(記・あさひなひなた)

試合結果

今節大きくポイントを伸ばしたのはななないぜろろく選手の復調によりマイナス域から脱出し5位へとつけました。
対してぽんてんは連ラスにより初めての借金生活に。ここが踏ん張りどころとなりそうです。
上位陣に大きな動きはなかったもののボーダー付近のライジングサンMSPがポイントを伸ばし、ボーダー争いは激化の一途を辿りました。

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。麻雀リーグFiveColors広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していきますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#麻雀リーグFC"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、麻雀リーグFive Colorsは公式YouTubeチャンネルを開設しました。公式配信として対局の模様をお届けするほか、各試合の切り抜き動画の投稿、公式応援配信"熱闘!麻雀リーグFC"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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