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繊細な関わりに感動

人とのつながりって、面倒って思う時もあるけど、人間同士だからこそ生まれる絆や、感動がある。

人とのコミュニケーションに完全なる必勝法はなく、完璧な人間関係もない。

チームビルディングの醍醐味は、そういう所にもあるのだと思う。

私は子供の頃から今まで、凄く裕福まではいかないけど、とてつもない苦労をしてきたとか、極貧生活を強いられてたとかもなく、それなりに恵まれて生きてこれたと思う。両親から愛されてる感覚もあるし、姉とも仲がいい、友人もそれなりにいた。

しかし、チームビルディングを学び始めるまでは、家族以外で家族のような関係や関わりができると思っていなかった。


師匠のつながりで、チームビルディングのプロの嶋村吉洋さんにも大変お世話になったのだが(今もお世話になっているが)、嶋村さんの関わりに衝撃を受けた!

それは、私がまだ20代だったころ、とある重要な会議に遅れたことがあった。(私への時間伝達にミスがあり私だけ遅れてしまった)

その時に前で話されていたのが、嶋村さんだったのだが、私が行った時はもちろん始まっており、

嶋村さんには
『遅れて聞けてない所は誰かに聞いて』と言われ(それすらも寛大なのだが)

それはしょうがない、自分のミスではないとは思いつつ自分が遅れたこと、嶋村さんにも遅刻した奴って思われたことにも凹んだ。

そして、内容は他の方から聞いて把握できたので、起こったことはしょうがないという感じだったのだが、

帰りの電車を降りた頃に嶋村さんから電話が来た。
ビクつく私ww他にも何かしたかな?!ドキドキ。

電話に出ると嶋村さんは
『さっきの会議の内容わかったかな?』と。

参加者は結構いて、遅刻したのが私だけだったのだけど、わざわざ直接電話をくれたのだ!
『内容は理解しました!大丈夫です』と返事をし、電話を切ったのだが

本当にびっくりした。伝達ミスをした方が、嶋村さんに言ってくれたのかもしれないけど、わざわざ直接電話をくれるなんてー!感動してしまった。

しかし、これだけじゃなかった。

その後、ミーティングの内容報告とかで他の人と電話をしている時に、キャッチが入った(キャッチホン:割り込み通話)

見ると、嶋村さんではないか!!!
なんだろ、なんだろ、ドキドキ!

電話に出る。すると、
『今の声聞いて安心したわぁ、さっき電話した時、少し声のトーンが低かったから、気になって電話してん(関西弁)それだけだから!じゃっ』
と切れた。

ええええ???!!
確かに最初の電話の時は凹んでいたので、ちょっとテンション低めだった。
まさか、そこを気にかけてまた電話してくれたの???!!

驚きと同時に、嶋村さんの繊細な関わりとその人柄に衝撃を受けた!
会社員だった頃の上司もめちゃいい人で尊敬してたし、尊敬できる人って他にもいるけど、ここまで繊細に人と関われる人がいるってことに感動し、今でも鮮明に覚えている。

些細なことかもしれないけど、その出来事一つで嶋村さんの生き方とかビジョン、仲間への思いが伝わってきたような気がした。
(伝達ミスった方、結果的にありがとう)

人の真意は、近くで関わらないとわからないし
表面的な見た目だけではわからないもの。

だからコミュニケーションは冒険なんだな。


私もこんな風に人と関われる人になるべく精進あるのみだけど、

チームビルディングを通して人の真意に触れ感動した出来事だった。


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