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前の道路が狭いと土地が減ります(セットバック)

こんにちは。ジェイです。

安い物件を買おうとすると接している道路が狭いことがよくあります。

このような場合、買った物件の土地が(実質上)減ってしまうことがあります。

今回は物件を買うときにチェックしておくべき「セットバック」について説明します。

1. セットバックとは?

物件を探していると「セットバック要」と記載されていることがあります。

これは簡単に言うと「道路を拡げるために将来あなたの土地を提供してね」という法律に該当している物件ということです。

将来的にその物件の土地は減ってしまいます。では将来とはいつか?というと、建物を建て替えるときです。

建て替えなければ関係ありませんが、将来、土地の面積が減ることが約束されているので、物件の価値は下がります。

売却するときの値段が下がってしまうので、買うときにしっかり値引きして買う必要があります。


2. セットバックの確認方法

セットバックが必要かどうかは検索サイトの物件情報に記載されているときもあれば、されていないときもあります。

少なくとも売買契約するときに重要事項説明で通知されるはずですが、その段階ではなかなか値下げ交渉しにくいと思います。

ですので、事前にセットバックが必要な物件かどうか確認しておくことが大切です。

簡単な確認方法は、その物件を仲介されている不動産屋さんに聞くことです。

聞けば教えてくれます。逆を言うと、聞かないと契約の直前まで教えてもらえない可能性もあります。

不動産屋さんに聞く以外にも確認する方法があります。

セットバックは「道路が狭いから拡げるために土地を提供してね」という法律なので、全面道路が狭いかどうかを確認すればよいのです。

具体的には、道路の幅が4m以下の場合にセットバックが必要になります。

4mになるように土地を提供してもらうので、例えば道路が2mの場合、道路の両側の土地から1mずつ提供しないといけません。仮に自分の土地が道路に10m接しているとすれば、1m × 10m = 10㎡ の土地を提供しないといけません。

セットバックを理由として値下げ交渉するときは、減る面積 × ㎡単価 分の金額を根拠にして交渉すると良いでしょう。

ちなみに、セットバックが必要な道路は「42条2項道路」という種類に該当します。

検索サイトでは「42条2項該当」などと記載されている場合もありますので注意してください。

以上、物件購入前の注意点でした!


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