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ウラジオ散歩録 #3
ウラジオストク一人旅、2日目後半です!
▼初日と2日目前半はこちらから▼
中央広場周辺を歩く
昼食後は、こちらも前々から気になっていたニコライ2世凱旋門へ。ロマノフ朝最後の皇帝・ニコライ2世のウラジオストク訪問を記念して建てられた凱旋門だそうですが、色がとにかくポップで可愛らしい。
昨今話題のエリアという「グム裏」にも行ってみました。数年前、グム百貨店(中はほとんどZARA)の裏路地に誕生したお洒落スポットだそうで、僅かな敷地に小さな建物が軒を連ね、そのなかに流行りのカフェや雑貨屋が密集しています。
建物の壁にはウォールアートもちらほら。自撮りを楽しむ観光客の姿も見かけました。いわゆる映えスポットですね。
今どきロシアン雑貨が揃うというお店「ビューロナホーダク(бюро находок)」も覗いてみました。海をモチーフにしたアイテムが多かったな。あとプーチン。笑
かわいいものは色々ありましたが、ここではウィンドウショッピングのみで退散。
そういえば今回の旅ではロシア土産の王道・マトリョーシカを買いたいという強い気持ちがあったのですが、結局ピンとくる子に巡り会えないまま帰国してしまいました…。ちょっとざんねん。
スーパーとお土産物屋さんをいくつかハシゴしたので、荷物を置きがてら宿へ一時帰還。
ロマンチックが過ぎる「シベリア鉄道の終着地」
少し休憩して、夜ご飯前に向かったのはウラジオストク駅。
到着日は暗いし寒いしで何も見られなかったので、改めてゆっくり見学したいなと思い。
ウラジオストク駅、といっても駅舎は2つあって、ひとつは私が空港から着た時に使ったアエロエクスプレスの駅舎。
そしてもうひとつが、シベリア鉄道の終着駅として有名な駅舎です。
ここ、本当に素晴らしかった…!!!
シベリア鉄道に乗らずとも、軽い手荷物検査を受ければ誰でも中に入れるので、現地に行かれる方はぜひとも立ち寄ってほしい。
天井の美しい絵画、これは駅ができた当時のウラジオストクとモスクワを描いたものだそう。なんてロマンチックな……。
あらゆる角度から眺め回したり、電車を待つ人々の姿に妄想を膨らませたり(だって目の前に居るこのお兄さんが今まさにシベリアに向かわんとする旅人かもしれないんですよ)、行き交う人々を長く見守ってきた駅舎の独特の空気を存分に味わった後は、ウラジオストク旅最後の晩餐へ。
ロシア大衆食堂・スタローヴァヤを体験する「ニ・ルィダイ」
旅の締めくくりに選んだのは、スタローヴァヤというロシア版大衆食堂。
ロシアの家庭料理が安く美味しく食べられるということで、観光客だけでなく現地の人々も多く訪れるそう。日本でいうファミレス的な感じ。
スタローヴァヤ自体は街中いたるところにあるようですが、私が今回訪れたのはスヴェトランスカヤ通りにある「ニ・ルィダイ(Не рыдай)」。
いかにもクラシカルな雰囲気で、立地も抜群、そして8時から22時まで通し営業と、時間の限られた観光客には有り難いお店です。
ロシア語や英語が出来なくても、料理が並ぶショーケースの前でトレーを持って好きなものを指差せば店員さんがお皿にのせて渡してくれるので心配なし。会計はクレジットカードも対応しています。
とか言いつつ、店内はなかなかの混雑ぶりで、後続の人々の列に威圧されてしまった私。食べたいものをちゃんと吟味できないまま慌てて目についたものを適当にオーダーした結果、ピーマンの肉詰めのようなもの、と、ポークカツレツ、とそばの実。というなんともバランスの悪いお皿が出来上がりました。(煮物とか色々あったんだけどな…笑)
これにボルシチと飲み物もつけて、600円くらい。やっぱりお安い!
そしてここでのMVPはまさかのそばの実です。これ日本でも食べたいな〜。
そんなこんなで2日目でした。
最終日は朝早く起きてアエロエキスプレスで空港へ。
宿を出たらまさかの銀世界で焦りましたが、特にトラブルもなく電車に乗れてほっとしました。
道は真っ白、そして何故か空が赤かった。
午前の便でウラジオストクを発ち、昼すぎには成田へ。
2泊3日のロシア・ウラジオストク旅、本当にあっという間だった…!
こんなに近いのかと驚きました。サクッと気分転換したいときにちょうど良い距離だし、坂道は多いけど街自体はコンパクトなので短い時間でも十分に楽しめると思います。
今度は夏に来てみたいな。
それではまた。散歩はまだまだ続きます。