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面接がなかなか通らないと悩むあなたへ

4月入社に向けて転職活動してたけど、なかなか面接がうまく進まず焦っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。転職活動って身近な人に相談しにくいし、孤独な戦いですよね。私も転職活動中はめちゃくちゃ落ち込んで私はもう社会で必要とされない存在なんだとまで思い詰めたことがあります(笑)実際は全然そんなことないんですけどね。
そんなどん底気分を味わった私が最終的に年収アップのオファーを3社からもらうことができたのは徹底的にPDCAを回したからです。
今回は面接が上手くいかない要因と対策を私の転職経験と面接官としての経験からお伝えしたいと思います。

なぜ面接で落ちたのか分析する

戦略を立てるにはまず現状理解が重要です。企業側からのフィードバックだけでなく、ご自身で何かしら思い当たる節があるのではないでしょうか。私は大きく分けて下記3点が主な要因だと思っています。
①能力・経験不足
②準備不足
③カルチャーフィット

1次面接で落ちることが多い人は①と③が要因のことが多いです。

それぞれの要因

①に関しては職務経歴書の時点でわかるんじゃない?と思われる方もいると思いますが、職務経歴書では求める経験とスキルがあるように見えても、面接で深掘りして聞いてみると、自分主導で行ったものではない、ちょっと携わっただけというケースも意外とあります。書類を通すために職務経歴でアピールするのは重要ですが、きちんと中身が伴う経験がないのであれば、この人はドンピシャの経験やスキルはないけど、任せたらできそうなだと思ってもらえるような能力・経験を面接でアピールしなければなりません。
②の場合は、自分の経験や考えがまとまっていなかったり、志望の本気度が伝わらないことが要因です。1次面接ではどの企業でも聞かれることは似ているので、想定問答集を作り全て答えられるように準備してください。事前準備で面接の8割は決まります!
③は正直あなたのせいではありません!どの企業にもカラーがあって、この人うちの会社でうまくやれそうかなとかの視点で見ているので、落ちた要因がカルチャーフットかもと思ったら、お互い不幸にならずによかったー、切り替えようと思ってください。どんどん新しいことにチャレンジしていくことが得意な会社に、堅実で準備をめちゃめちゃする性格の人が入ったら正直辛いと思いますし…
上記3つの要素の中で、戦略的に改善の余地がある①について対策をお伝えします。

①能力・経験不足の対策

企業側が求める能力・経験が不足している場合、“応募企業・職種の見直し”か“別の経験・能力でカバー”の2つが考えられます。
“応募企業・職種の見直し”については、なぜその企業のそのポジションでないといけないのかを徹底的に考えた上で、他もでやりたいことやキャリア形成は実現できるなと思えたら、自分の強みが活かせる別の企業やポジションに応募することをお勧めします。一例を挙げると、なんか名前が知られている会社だからとか、エージェントにおすすめされたからとかしか思いつかなかったら要注意です。
そうではなく、自分は明確にこの企業のこのポジションでこんなことがしたいんだ!と強い意志がある場合、“別の経験・能力でカバー”できるというロジックを組んで面接に臨む必要があります。多くの人がこちらに該当するのではないかと思います。ではどうやって実現するのか?

求められている能力・経験を因数分解して今の能力・経験でカバーできる範囲を見つける

ちなみに技術職や専門性の高い職種に応募する場合には通用しません。コードが書けるエンジニアを募集しているのに、エンジニア経験もなければコードも書けませんという状態では要件を満たせませんので…逆に通用するケースというのは、BtoBの営業職からBtoCの営業職へ応募、消費財のマーケティングからBtoBのマーケティングなど軸ずらし転職の場合や、単純に今と同じ業界・職種で別の業務範囲ポジションへの転職の場合です。

下記順番で進めてみてください。
①求められる業務を分解する
②共通する能力経験を見つけてストーリーを作る
③自身の強みと掛け合わせてアピールする


例えば必要能力・経験に、商品開発のリードとあったとします。Aさんはマーケティング食として消費者コミュニケーションの経験はあるが商品開発の経験はないなという場合どうすればいいでしょう。
①商品開発に必要な能力・経験ってなんだろう?→消費者ニーズ・インサイト探索、コンセプト作成、商品仕様検討、デザイン作成、消費者調査、プロジェクトマネージメントなどなど
②自分が経験したことのあるもの(もしくは近いもの)はなんだろう?→コミュニケーション開発の経験で消費者インサイト探索と消費者調査、代理店・社内関係者を含めたプロジェクトマネージメントはスキルも経験もあるぞ!じゃあこのポイントを強調して自分の経験と成功したことを話そう!
③足りていない能力・経験を補うために自分自身のどんな強みを活かせばいいだろう?→分析思考という強みを活かして、消費者インサイトから消費者のベネフィットを分析し、偶然ではなく必然的に欲しいと思われるコンセプトを考えることができと思うとアピールしよう!
これは例なのでかなりざっくり書きましたが、このような形でご自身の中にある能力と経験、強みと向き合ってください。

最後に

会社は学校じゃないので、何も持っていない人が学ばせてください、御社で自己成長したいと言われても、慈善活動じゃないんだよとなります。でもあなたは何も持っていないわけではありません。絶対に活かせる経験・スキルがあるはずですし、強みも持っています。他の人と比較して優れているか否か考えるのではなく、自分の中で相対比較してみてください!他人と比較しても勝てないことが、経験と強みの掛け合わせで勝てることはたくさんあります!
次回は1次面接で準備しておいた方がいい想定問答集をシェアしますー!

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