ドライブ
子供たちが車の免許を取ってから、ドライブする事が多くなった今日この頃。
私も運転する人ですが、カーナビがとても苦手で。初めての場所に行く時、いつもカーナビの言う事を聞けずに違う道に入ったり、遠回りになったりしています。
「あと、500メートル先を左です」と言われてもピンと来ない。
カーナビさんは、最短の『より良い道』をナビゲートしてくれているのに、その通りに行けない。
でも、違う道を進んでも、カーナビさんはまた、ゴール地点への道をナビゲートしてくれます。本当に便利になりましたよね。
そして、到着した時には「カーナビの案内がわかりにくくて参っちゃったよー」なんて言ったりして。
運転が苦手なわけではありません。私は20年前、営業職に携わっていた時期があり、一日中車を走らせいる日々を過ごしていました。なので、むしろ慣れている方だと思います。
ただ、カーナビ通りに運転するのが苦手なのです。
昔は、知らない地域に行く時は、地図をコピーして貼り合わせ、今日回るところの道を確認し、途中、地図を確認する為の休憩場所も決めて車を走らせていました。
道を間違えても、車を停めて自分でまた道を確認し、戻るか、違うルートで行くかを決めて進む。
しかし、子供たちは慣れたもので、カーナビにゴール地点を入力したら、そのままそれなりに運転していきます。多少曲がる道を間違えてもカーナビが修正してくれるので、そつなく到着地点に辿り着けます。
到着がスムーズであれば、時間が有効に使えるのは事実。ただ、天邪鬼な私は、誰かが決めたルート任せに能率良く乗っかって行くだけだと、ちょっとつまらない。
「海が見えて来たから、海沿い行ってみようか!」
そんな自由な感じが好き。
思いがけず、寄り道で見えた景色。
そこで、大事なモノを見つける時もある。
人生も。
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私が書いている「占い師が観た膝枕」シリーズにも時々出てくるナビコちゃん。
そもそもは、今井雅子作『膝枕』
を元に、原作者である今井雅子先生が自ら書いた外伝、今井雅子作「膝枕」外伝「膝枕ナビコ『ナビ主さんは異常です』の巻」
に出てくる、ナビシステムを搭載された膝枕なのですが、この子のすぐ、横道に逸れる感じがたまらなく好き!
これくらいの余裕と遊びが欲しいのが、今の私、です。