シンプル・イズ・ベスト
根性を見せる時。
大切な誰かの為。
自分のプライドの為。
いろいろな思いから動いている自分がいます。
その思いというのも、実は本当ではなくて、自分でも気付かないレベルで、勝手に作り直してある場合もある。
都合の良い「言い訳」ですね。
同じ行動をするにも
「きっと、こうすれば喜んでもらえるのでは」→その人のため
「こうすれば、自分の評価があがるのでは」→自分のため
と、本当の思いが全然違うことがある。
奥底にある思いが違うのに、「こうすることは良いこと」という「マニュアル」に上書きされる。
だから、同じ行動をしているにもかかわらず、大きな差が出てくる。
結果、「同じ事をやっているのに、どうして自分ばかりこうなるんだ」となる。
たぶんこれ、「違和感」なんですよね。
空き時間に書庫の整理をしていたAさんが褒められていた。
それを見ていたBさんが真似してやってみた。でも、誰も褒めてくれない。
「なんでAさんばっかり褒められるのよ」と、Bさんは拗ねてしまう。
Aさんは褒められたくてやっているわけではないので、引き続き、空き時間があれば書庫の整理をする。褒められなくても気にしない。Aさんは書庫が整頓されているのが気持ちいいのです。
Aさん→整頓されていることが気持ちいい
Bさん→褒められたい
このように、求めているものが全然違うことがあります。
なのに、「褒められたい」というのが「自分勝手ではずかしい」と思っているBさんは「みんなの為にやっている」と、自分の思いを上書きしてしまっているのです。
しかし、それは本当の思いではないので、違和感を感じる。
褒められたい、で、良いと思います。褒められる事でやる気が出る。頑張れる。
なので、シンプルに考えれば
Aさんはそのまま整頓を続ければいいし
Bさんは他に「褒められること」を探した方がいい
良い学校に行く、良い会社に行く。
なんとなく、「右向け右」のように、皆が同じ流れに乗って行くように世間が動いている気がしますが本当にそれ、あなたの本当の思いでしょうか。
違和感を感じていませんか?
「こうしたい」
本当は、そんなシンプルな思いなのだと思います。
そんな簡単な思いに気付きにくい世の中。
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