テラスハウスを見た
多分、かなり今更なのだろうけどテラスハウスを見た。
自宅の作業環境のアップデートのために27インチの4Kモニターを買ったので、これを有効活用したいと考えてNetflixに入った。
Netflixはいつでもすぐ辞められるし、辞めるボタンがすぐに見えるところにあるので安心感がある。実際、契約するのはこれが3回目である。(しかも、サブスクリプションしたまま休眠状態になってしまったら解約提案の確認が来るようになるらしい。巷では「最初にオプション契約して2ヶ月後に解約してくださいね〜」みたいな明らかな休眠狙いビジネスが横行しているので格の違いを感じる)
どうせなら英語の勉強をしたいと思って英語字幕で作品を見ようと思った。内容は難しくなく日常的な会話のものがいいらしい。
日本の作品でも英語字幕で見られることに気づいたので、これなら難易度は最低レベルだし、テラスハウスは条件に合致していいかもと思ったのがきっかけ。
実際見てみるとかなり面白い。と同時に何かの近視感を味わった。
この感覚は、「気分は上々」を見ていた時の感覚に通ずる。
「気分は上々」とは、今から20年以上前にTBSでやっていた深夜番組である。いきなり大昔の話になってしまった。ウッチャンナンチャンがメインMCで、ウッチャンかナンチャンどちらかがタレント仲間といろいろな遊びをする番組である。
たとえば温泉に行ったり、海外に行ったり、スニーカーを作ってみたり、釣り堀デートをしてみたり、紙粘土で作品を作ってみたり、映画を作ってみたり。
その遊びがどれもこれも、子供である自分の遊びとはことごとく違って、オトナな遊びで魅力的に見えた。そして都会的だった。
上京したての時、番組でウッチャンがデートをした釣り堀を見に市ヶ谷に行ったり、ウッチャンが「耳をすませば」のオマージュの絵を書いていた聖蹟桜ヶ丘にも行って散歩したりした。
「耳をすませば」と言えばとても驚くべきシーンがある。それは冒頭のシーン。
完全に夜となった時間に、母親が主人公の雫におつかいを頼む。雫は歩いてコンビニに行って牛乳を買ってくる、というシーン。
この衝撃は田舎者にしか分からないと思う。まず歩いて行ける場所にコンビニがあり、そこに牛乳が置いてあり、そこに夜に中学生が一人でカジュアルに出向いていけるという。「凄い所だな・・」とその描写に圧倒され、ワクワクしたのを覚えている。
ちょっと話が脱線したけど、まあテラスハウスを見ているとそう言った都会的で、オトナなものを見ている感覚に陥る。
これは多分、気分は上々を見ていた頃と今とで自分の遊びが全く変わっていないからなんだと思う。東京に住んで結構経つが、都会的な遊びを全然やらずに今に至る。
それで言うと、実はコロナの影響もほとんど受けていない。ゲーセンに行けなくなったくらいである。
なので、テラスハウスを見てもオトナで都会的だなと新鮮に思うのであった。
※テラスハウスではscary(怖い)が頻出単語です。
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