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人生とは受け取った紙の厚さで決まる

なかなか格言めいた
タイトルにはなってるが

駄文も駄文なので
是非とも肩の力を抜いた状態で
気楽に読んでもらいたい。

11月某日、

もうすぐ0時をまわろうかとしてる
某居酒屋の男子トイレの中、

酔いもそこそこまわってた私は
便器に貼ってあった

人がいなくても
水が流れることがあります。

これは臭いや排水溝のつまりを
予防する洗浄のためです。

ってシールをボーっと見ながら
用を足していた。


いや、これ、
誰に向かって言ってんだよ

自動で流れる水の音に
驚かないようにって気遣いで
このシール貼ってんなら

このシール貼る場所は
トイレの便器じゃなくて
トイレの入り口部分だろ


そんなことを一人で
思いながら用を足してたところ、

タイトルにもある

人生とは受け取った
紙の厚さで決まる

そのパンチラインが
突如私の脳裏に降りてきた

いやぁ、我ながら見事な
パンチラインをこんな時間に
思いついてしまったもんだな

夜の居酒屋のトイレで
一人テンションの上がった私は

早くこのパンチラインを
テーブルにいる「ヤツ」に
伝えたいというはやる気持ちを
懸命に抑えつつ、

トイレの洗面所で手を洗った。


若干急ぎ足で席まで戻り、

ひげ茶ハイを一人で飲んでた
その「ヤツ」の向かいの席に
腰掛けながらも開口一番言った


いや俺、今トイレで用足してて
ふと思ったんだけどさ、

人生とはこれまで受け取ってきた
紙の厚さで決まると思うんだよ

実はこの私の目の前にいる友人、
私の前の記事

この記事の中に出てくる
私にサク○を薦めた友人でもある。

つまり、

私を「シロ」の世界から
「クロ」の世界に引きずり込んだ
言わば大罪人である。


私がサク○の仕事して
結果司法の裁きを受けたことは勿論、

なんなら私が結婚して
離婚したときも


なんで俺自身の婚姻届も
まだ書いたことねぇのに

人の婚姻届にサインしてから
今度は同じ奴の離婚届に
サインしなきゃなんねぇのよ

そんな愚痴を言いながらも、

一組の夫婦を創造して
破壊してくれた創造と破壊の主でもある。

まぁ言わば、

私の近年のほぼ全てを
知ってる「生き証人」といったところ。


そんな彼は人前での
仕事をしてることもあるので
これ以上の言及は避けるが

ある分野ではかなりの有名人で
大御所的な立ち位置でもあったりする。


そんな彼なので、私の

いや俺、今トイレで用足してて
ふと思ったんだけどさ、

人生とはこれまで受け取ってきた
紙の厚さで決まると思うんだよ

このパンチラインだけでも

たしかにな

って返ってくるだろう確信が
私にはあった。


だが、なおも私は畳みかける


人間、出生届から始まり
最期は死亡届でしょ?

その間にいかにいろんな
紙を挟むか、

それが人生だと思うのよ。

卒園証書もそうだし、
入院とかしたら診断書だって
受け取るわけでしょ?

学生の卒業証書もそうだし、
兎に角いろんな紙を
我々は受け取ってきた訳だし

これからも受け取る訳じゃない?

その受け取ってきた紙の厚さが
人生の厚さであり、

人間の厚さじゃねぇかなって
俺は思うのよ。

そっから考えたら
俺はガサ状も貰ったり
婚姻届も離婚届もあったりして

だいぶ普通の人より
充実した人生生きてるよなぁ


決まった


格言的な言葉から
それを裏付ける根拠も言って

尚且つ人の人生なんて
薄くて儚いもんだ

ということも暗に伝え、

そして最後はウイットに富んだ
自虐ジョークまでつけて、

これはさぞかし
目の前の男は共感してるだろうな


私はそう一人で
悦に浸りながらも

ゆっくり手前にあった
濃いめの緑茶ハイのグラスを
口に運びながらも彼の顔を見た。


そしたらそんな私の目の前には

これぞ豆鉄砲を食った鳩のように
きょとんとしてる彼の顔があった。

私 「え?そんなに分かりづらかった??」

友 「いや、まぁなんとなく言ってる意味は
   分かったけど、、、」

いや、こんなに伝わんねぇもんかな
とは思いました。

俺、なかなか熱量込めて言ったぜ?

と。

まぁでも人に伝わる伝わらないって
こういうことなのかなって
その時思ったんです。

考えを相手に伝える上での
こっちの熱量ってものが

絶対的にプラスに働く
そんな訳じゃねぇんだな

って。


だってその後に、

便器に貼ってあった

人がいなくても
水が流れることがあります。

これは臭いや排水溝のつまりを
予防する洗浄のためです。

この便器のシールの

これ、誰に向かって
言ってんだよ

自動で流れる水の音に
驚かないようにって気遣いで
このシール貼ってんなら

このシール貼る場所は
トイレの便器じゃなくて
トイレの入り口部分だろ

こっちのエピソードには

たしかにな!

という思ってもないくらいの
共感が返ってきましたからね。


どんなに知った間柄でさえも、
こちらの意図しないところで
人は共感したりしなかったりする。


これはここ最近の
私の一番の教訓です。


そして宴もたけなわの帰り際、

私 「じゃあまた婚姻届書く時は頼むわ」

そう私が言った時の彼の

これぞ苦虫を噛み潰した顔

あの顔は今年いっぱいは忘れる事は
ないだろうと思います。

そういえば、

ひと昔前にいた恋愛マスターも
たしかこんな名言を言ってたっけ、、


壊れるほど愛しても
三分の一も伝わらない


いやぁ、伝わらないもんだ。。




お読みいただき、
有難うございました。

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