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Tableauで会計年度を4月始まりにしたい

すでに多くの人が同じ内容を記されているかとは思いますが、自分自身の整理という意味も含めて書いてみます。
例によって使うのはサンプルスーパーストアです。


まずはデフォルトの確認

オーダー日の年・月

上図の通り、"年"の始まりは1月になっています。

会計年度の開始月を変更してみる

標準機能で日付値の会計年度の開始を変更することができます。

オーダー日→既定のプロパティ→会計年度の開始

ご覧の通り、1月にチェックがついてますのでこれを4月に変更します。

4月にチェック
オーダー日の年・月

始まりが4月になりました!
・・・が、"年度"部分を見てみると2025年度が一番最新になってます。

2024年4月が2025年度

私が働いてきた企業では2024年4月というのは2024年度だったのでこのままではダメそうです。

解決策

計算式で1年前(12ヶ月前)にする。

オーダー日の月に対してマイナス12する
2024年2月は閏年なので29日まである

上図はサンプルスーパーストアではなく、適当にデータを作ってます。
値はそれぞれの日に対して100としているので、2024年2月(閏年)は29日×100で2,900になってます。(上図左端)
真ん中と右端について、2023年2月というのは本来2024年2月の値を返して欲しいところ、その通りになっているので問題なしです。
ただ、日別に見ると2023年2月28日に200が返ってくるので、あくまでこの計算式は会計年度のためだけにあると思った方がよさそうです。

これで欲しかった"年度"が得られました
完成!!

小ネタ

この後、何かのタイミングで特定年度の売上だけのメジャーを作りたい!となった時はもう一手間必要です。

まずは普通に計算式を作ってみます。

先ほど作った計算式の"年"がその最大値と等しかったら売上を返す
"2024"が最大値なので2023年度の月に対しても売上が返ってくる

普通に考えたら当たり前ですが、ではどうやって"年度"の数値を参照すればよいのでしょうか?
他にも方法はあるかと思いますが、私がよく使うのは以下の手順です。

①カスタムの日付を選択
②"年"を選択、"日付部分"を選択
③上記②で作った数値を使って計算式を編集
完成!!

ということで会計年度に関するお話でした。
日付値は奥が深すぎてまだ全然理解できてない部分も多いですが、日本企業でTableauを使う際に一番最初につまづきそう(自分もつまづいた)ので改めて記事にしてみました。

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