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入札参加資格がなくても受注する方法とは?<多摩エリア>

前回は入札参加資格がなくても受注する方法の23区編でしたが、今回は多摩エリア編です!
ちなみに多摩エリアとは30自治体(26市3町1村)を指します。

▼23区編はこちら▼


小規模事業者登録制度とは?

前回の記事と重複しますが、改めて多摩エリアを例に解説します!

この制度は、三鷹市が発注する小額な契約(入札の方法によらない契約)について受注を希望するかたのリストを作成し、発注する際の参考資料とすることで、市内事業者への受注機会の拡大及び地域経済の活性化を図ることを目的とするものです。

三鷹市WEBサイト
https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/042/042666.html

市では、少額で内容が軽易な契約(単価契約を含む。)について市内事業者の受注機会を確保することにより、市内事業者の活性化を図ることを目的とし、小規模等随意契約希望事業者登録の申請を受け付けています。

あきる野市WEBサイト
https://www.city.akiruno.tokyo.jp/0000012400.html

23区同様に、市内(市内事業者)の経済活性化が目的で制度化されています。

制度を使える対象は?

三鷹市では、以下の5点すべてを満たしていることが条件です。

  • 三鷹市に本社の法人登記がある法人または個人事業者で三鷹市に住民登録があり三鷹市内において事業を営む者であること。

  • 地方自治法施行令第167条の4第1項の規定に該当していないこと。

  • 市税の滞納がないこと。

  • 東京電子自治体共同運営電子調達サービスによる競争入札参加資格を有していないこと。

  • 三鷹市契約における暴力団等排除措置要綱第3条第1項各号に該当していないこと。

こちらも23区と同じく以下の2つがポイントです。
①当該自治体に所在していること
②入札参加資格を取得していないこと

多摩エリアにおける制度の有無

23区では、23区のうち13区で制度がありました。
多摩エリアでは、30市町村中16市で制度があり、割合でいうとほぼ変わりませんでした。
また、23区よりも「工事のみ」や「物品購入、委託のみ」としている件数が多くなっています。

黄緑:制度あり、黄色:制度あり(工事or物品購入、委託のみ)、灰色:制度なし

八王子市(工事のみ)

立川市(工事のみ)

武蔵野市

見つからず

三鷹市

青梅市

府中市

見つからず

昭島市

見つからず

調布市

町田市

見つからず

小金井市

見つからず

小平市

日野市

見つからず

東村山市

見つからず

国分寺市(工事のみ)

※令和6年度までのページのため削除される可能性あり

国立市(工事のみ)

※令和6年度までのページのため削除される可能性あり

福生市(物品購入、委託のみ)

狛江市

見つからず

東大和市(工事のみ)

※令和6年度までのページのため削除される可能性あり

清瀬市

東久留米市(工事のみ)

武蔵村山市(工事のみ)

多摩市

見つからず

稲城市

羽村市

あきる野市

※令和6年度までのページのため削除される可能性あり

西東京市

見つからず

瑞穂町

見つからず

日の出町

見つからず

檜原村

見つからず

奥多摩町

見つからず

いかがだったでしょうか。
この制度があって、まずは小さく自治体ビジネスを始めてみようという方は、ぜひ申請してみてください!!


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