コード譜面の読み方23(終)
これで読み方シリーズとしてはラストになると思います。(たぶん)
ここまでコード譜面の読み方を記事にしてきました。おそらく見る人がみたら、間違っていたりすると思います。
しかし、レッスンをしている生徒さんの多くが
「コードの記号が読めない、読んだことがない、やったけど挫折した」
と言う人がとても多いので、ここでは音楽的な内容はすっ飛ばして、なるべく規則的に有機化学の命名則のように
「とにかく読める、書ける、弾ける、構成音を導ける」
ことを目標にしました。
何も分からなくてもコードの記号だけは読めて、音が鳴らせれば、
歌詞の上にコード記号がついた譜面モドキで自分で好きな歌を歌うこともできますし、
コードしか書いていない曲で歌うメロディを伴奏することもできます。
とにかくコードが読めなければ、先に進めないのです。でなければ縦に積まれたオタマジャクシを兎に角読まなければならないのです。
なので無理やりにでも導けるように記事にしてきました。
おそらく、この次の大きな壁は
ドレミファソラシ以外の調でコード記号が読めること、弾けること、だと思います。
みんなC から始まるコードはバッチリなのですが、これをB にした途端に弾けなくなります。(ルールは頭の中で分かっていると思うのですが・・)
これを解決する方法を2種類ほど提案したいと思います。
① 音階を覚える、手に馴染ませる
次のものをフィジカル的に何回も弾いて手に馴染ませるのが良いです。
結局、この音階が元になっているので毎日のように12種類を弾いて半音と全音の関係を抑えるのが良いと思います。
※ 仮に上の譜面をBPM60で弾けば12小節なので48秒で弾き終わります。両手で弾きましょう。
② 常にメジャーセブンスからスタートする
常にメジャーセブンスだけは弾けるようにしておきましょう。
そして、難しいコードをみて「分からないなぁ」と思ったら大文字のメジャーセブンスに戻るのが良いと思います。どんな複雑なコードもメジャーセブンスからの音の変化でみていけば、徐々に分かるようになると思います。
※ これも両手で弾きましょう。BPM60なら12秒で終わります。①と合わせれば丁度60秒(1分)です。
例えば、Bm7 であればBMaj7 に戻って、
「7th を半音ずらせばB7」
「さらに3rd を半音ずらせばBm7」
と変化させる過程を覚えていくのが良いと思います。
他にももっと良い方法があれば追記していきます。。
(追記)
この②に追加して、今日は●7、明日は●m7、と言うふうに種類を変えて12個のコードを弾くと効率的に記憶できる気がしました。