コード譜面の読み方5
ここまで、大文字で書かれたコード記号の意味について説明してきました。
もう一度おさらいすると、
・大文字は3和音を表す(3つの音を同時に鳴らす)
・3和音の根音(ルート、一番低い音)の音符をアルファベットで表す
・音の間隔はドミソと同じ間隔
・●メジャー(トライアド)と呼ぶ(●には大文字が入る)
(・音そのものを大文字で表すこともあるので注意する)
です。
ここからは、大文字に他の記号がくっつく場合について説明します。
とは言っても、ベースとなるのは、やはりC(ドミソ)です。
このコードを基本として、これからは他3つのヴァージョンを紹介します。
1回目はマイナーコードについてです。
<Cm (シーマイナー)>
シーマイナーと呼びます。このCの隣についているm はminor のm です。
このCm はCの真ん中の音(ミ)を半音下げた音になります。
譜面で書くと以下になります。(Cと並べてみます)
Cの真ん中の音がフラット(♭)記号によって半音下げられています。
この和音は非常に暗〜い響きがします。
前回のおさらいになりますが、ドレミファソラシドの間隔に沿うため、フラットがついていればminor になる訳ではありません。
以下に他の例を示します。
どうでしょうか?
Dは元々真ん中の音をシャープしている(ファ♯)ので半音下げれば、minor はナチュラル(ファ)になります。
G♭は元々真ん中の音がフラットされている(シ♭)ので半音下げれば、minor はナチュラル(ラ)になります。
色々なルートでマイナーを弾いてみて、メジャーとの響きを確認してみましょう。