コードをどう弾くか4
今回から「コード構成音+テンションでメロディに和音をつける」を考えていきます。前回までと同じ譜面を使用します。
まず ”テンションはどうやって載せるのか” と言うところからみていきますが、ルールは簡単です。。
コード トーンの全音上が使って良いテンションです。
CM7 だったら、D, F#, A です。
Cm7 だったら、D, F, A です。
簡単ですね。
たまにC7 とかドミナント系のコードで混乱する人が多いのですが、C7 で使って良いテンションも同じです。
C7 だったら、D, F#, A
ただし、ドミナントは不安定な響きであればあるほど、トニックに解決した時の解決感が強くなるので、テンションをあえて変化させることが好まれます。
9th を ♭9th, ♯9th にしたり、13th を♭13th にしたり、
こう言う変化させたテンションをAltered Tensionと言います。
それに対して変化させていないコードトーンの全音上はNatural Tension です。これはドミナント7th でしか起こりません。(やや嘘)
これらのテンションのルールを使って、メロディに和音を付けていきます。基本的なルールは変わらないのですが、テンションが加わる分だけ音が増えます。もちろん全部載せても良いのですが、全部のせは煩くなります。。とりあえず、全部テンションを入れてみました。
これはかなりうるさいので、省く作業が必要です。。。
ここから、前回の左手の間隔を空けるルールは活かしておきたいので、メロディと左手の間にテンションを入れていく形にします。そうするともう少しバランスの取れた形になります。
あとは密になりすぎないように音を省いていく作業になります。
みると分かるのですが、2小節目のB♭Maj7のようにメロディが13th でテンションの箇所もあります。
このように、メロディがテンションになっているものをメロディックテンションと呼びます。それ以外はハーモニックテンションと呼びます。