コード進行の基本的のルール23
パッシングコードについてみていきますが、基本的には何を挟んでもメロディとクラッシュしなければ大丈夫なのですが、知っておくとスムーズになるためのパッシングコードのルールがいくつかあります。
① 全音でアプローチする場合はDiatonic Chord にする
まず、パッシングコードはターゲットにするコードに対して、半音だけでなく全音でのアプローチもできます。その際のコードはダイアトニックコードに従います。
これはC→D→E のベースラインになるようにDmi7 と言うパッシングコードを挟んでいます。(もちろん、T-SD-Tのケーデンスともみれます。)
② 半音で上からアプローチする時はDominant 7th にする
前回の例ですが、G7にアプローチする時に半音上からパッシングコードを挟んでいるのでDominant 7th にします。(裏コードを使うのと同じです)
③ 半音下からアプローチする時はDiminished 7th にする
上の例のC→D への流れの中にパッシングコードであるC# を挟んでいますが、下から半音でアプローチしてDmi7 をターゲットしていますのでDiminished 7th コードにします。
このC#dim7 はA7(♭9) のルートを抜いたものと同様なので、セカンダリードミナントのルート抜きと考えることもできます。