&TEAM 1st.Single'五月雨(Samidare)'考察まとめ5
1.はじめに
&TEAM'五月雨(Samidare)'MVについて考察しています
これまで'五月雨'Conseptclipや『君にカエル』に関しても、私なりの考察を検証を混じえてまとめてきました
また、&TEAM First Howlingシリーズから続く一連のDARKMOONシリーズは、ベースがLINEマンガアプリ『黒の月:灰色の都市』(邦題)がベースとなっています
またこちらは同名のライトノベルもあり、そのストーリーはウェブ漫画とライトノベルでお話の構成が少し違っています
どちらも読んだ方もどちらかしか読んでいない方も、勿論どちらも読んだ事が無い方にも分かりやすいようにしていますが、1日1回無料で読めますので良かったらこれを機に読んでみる事をおすすめします
またこちらの考察は、First Howlingシリーズから続いているのでなるべくなら以前の私の考察を読んでからこちらを読んで頂いた方が分かりやすいかと思われます
特に事前に読んでおいて頂きたいものを、貼っておきます
2.&TEAM 初アリーナツアー『Second to NONE』
🍀Second to NONE Consept
五月雨考察の途中ですが、ここで先に&TEAM 初のアリーナツアー『Second to NONE』のイメージフォトについて、気になる所がありました
2024年夏からスタートする&TEAM初のアリーナツアーは、今までの『LUNÉ MARE:月波』『First Paw Print』とはどこか雰囲気が違いました
そんな所にも、First Howlingシリーズが終わり新しい『四季』をテーマにしたシリーズが始まるのだという事を予感させます
しかしもちろん、'五月雨(Samidare)'がDARKMOONシリーズである事を鑑みてもこのコンセプトには必ず意味があるはずだと思いました
白い石柱、モノトーンの衣装は今までにない&TEAMの雰囲気です
この雰囲気を見て、BTSやENHYPENを思い出した方もいたかと思われます
考察をすすめていくうちに、やはり&TEAMのコンセプトにはBTSやENHYPENと同じようにギリシャ神話がモチーフになっている事が分かってきました
ARMY(BTSのファンネーム)やENGENE(ENHYPENのファンネーム)の方もそうでない方も、是非この世界観を楽しんで頂ければ嬉しいです
では詳しく今回の『Second to NONE』(誰にも負けない)の世界を見ていきたいと思います
🍀モチーフはパルテノン神殿?!
この白い石で出来た柱は、パルテノン神殿では白大理石で出来ています
真っ白で美しいその建築は、今もなお人々を魅了してやまない存在です
そのパルテノン神殿とはそもそも何なのか?
それを知ると&TEAMのコンセプトとの関わりが見えてくるかもしれません
パルテノン神殿について調べているうち、面白い事が分かりました
パルテノン神殿とは元々、ギリシャ神話の女神『アテーナー』を祀っていました
アテーナーは、知恵・文明・力・戦い・工芸・正義の守護神です
私は以前、FIREWORK考察の中で『Light』は月の女神ヘカテーやパンドラの箱でお馴染みのパンドラなど、ギリシャ神話と関係しているのでは?と考察しています
『Light』の中に文明(自転車)や戦い(鉄砲、人狼達を戦わせる)などアテーナーを感じる部分があります
また以前は普通の優しい人間の女性であったと思われる事から、本来はもっとアテーナーの部分がある女性であったのかも知れません
実はパルテノン神殿は、長い歴史の中で倒壊したり神殿の色を塗り替えられたりしています
元々は真っ白な宮殿ではなく、もっとカラフルだったそうです
おそらくその頃の生活や生き物などが描かれていたのかもしれませんが、ある時全て白く塗られてしまったが為に今はそれを知る事は出来ないそうです
またアテーナーは元々、地域を守る神様として祀られているそうです
父ゼウスから生まれた時から武装した姿でこの世に出てきましたが、アテーナー自身はあくまで大切なものを守る為に戦う女神でした
ところでそのパルテノン神殿のような今回の&TEAMのアリーナツアーのコンセプトですが、よく見ると無数の引っ掻いたような傷が付けられています
🍀パルテノン神殿にScar?!
真っ白な神殿に無数の傷あと(Scar)
これは確実に狼が付けた傷だと思われます
自分達が立つ場所に傷、それは本来は白では無いパルテノン神殿や本来はアテーナーのような女性だったのかもしれないけれど変わってしまった『Light』、ヴァンパイアへの宣戦布告、嘘で塗り固められた世界への反発などが考えられます
またパルテノン神殿では?という部分で考えたのが有名な『トロイの木馬』
そのお話を簡単に説明すると、ギリシャ神話の中で黄金の林檎を奪い合う三人の女神(ヘーラー、アテーナー、アフロディーテ)の喧嘩から端を発し世界が混乱します
その後絶世の美しさを持つ女性ヘレネーがトロイアの王子にさらわれ(自らが全てを捨てて駆け落ちしたという説もあるが)、ヘレネーを取り戻す為にギリシャ軍がトロイアに赴き戦った『トロイア戦争』でその終焉のきっかけとなった巨大な木馬が『トロイの木馬』です
実はこの木馬の中には沢山の戦士が隠れていて、戦いの中でギリシャ軍が敵陣に送り込みそれを(人が入っているとは思わず)迂闊にも受け入れてしまった事で奇襲にあい、敵陣は滅びてしまいました
そのトロイの木馬を送り込んだギリシャ軍についていたのがアテーナーであり、この『トロイの木馬』も今後DARKMOONのお話に関わってくるような気がします
『トロイの木馬』はパソコンのマルウェアとしても知られていて、まさにこのギリシャ神話が元になっています
敵陣に無害な木馬とみせかけ奇襲したギリシャ軍のように、無害なものとしてパソコンに忍び込み混乱させるコンピューターウイルスはまさに『トロイの木馬』という訳です
3.『五月雨(Samidare)』との関係
🍀『トロイの木馬』に見る今後の展開
そしてこの『一見無害なようで実は混乱させる』トロイの木馬のように、実はDARKMOONのストーリーの人狼の少年達の中にヴァンパイアとの内通者がいるのでは?とも考えています
本当にそんな人物がいるのか、いるとしたらそれは誰なのか?
まだ私にも(この人かなぁという予想はしているものの)はっきりとした事は分かりません
しかしながら例えばBTS『花様年華』では、ジンはビデオや写真を撮り学校のお荷物であった仲間達の行動を逐一校長に報告する内通者でした
&TEAM '五月雨'の終わりを見ると皆が笑顔で爽やかです
しかし実はどこかに今後のストーリーを予測させるものがあり、それは良い事ばかりでは無いのでは?と考えました
そう考えれば、トロイの木馬の事もやがて来る『冬』の時代も理解できます
特に四季がコンセプトなら、それは人の一生と同じ事
暖かな春も灼熱の夏も、豊穣の秋も厳しい冬も理解出来ます
狼の少年達もまた、これから幾度となく困難にぶつかる
その中に仲間の裏切りや悲しい出来事があっても、おかしくは無いのです
ギリ兄さん(坂口健太郎さん)を失い新しい群れとして生きていくには、まだ若い狼たち
結束する過程では幾度の困難はあって然るべき
それを乗り越えてこそ、ギリの言っていた『大人のオオカミ』になれるのだと思います
🍀五月雨に感じる『違和感』
では'五月雨'のどこに、それを感じるのか?
ひとつはすぐに気が付いたLUNÉさんも多かった、FIREWORKと'五月雨'の並びが同じ事
FIREWORKでも喧嘩のシーンがありますが、そもそも喧嘩の元は『Light』への恋心でした
そしてまだLightの正体は明かされていませんが、私は赤ずきんの集団つまりヴァンパイアのトップ『セラ』ではないかと考えています
この辺に関しては『FIREWORK考察』でも触れています
ちなみに他にも赤ずきんの集団は出てきています
更にカーン(K)が道で立ち止まった後場面が変わり、ナジャク(NICHOLAS)がマハン(FUMA)に殴りかかるのですがその直前、本当に一瞬ですがギリの墓の上で雷鳴と稲光が確認できます
勿論これは、弟タヘル(TAKI)の悲しみを自分の悲しみと捉え、それに対し無関心のマハン(FUMA)に対するナジャク(NICHOLAS)の怒りである事は理解できます
しかしながら、更に気になる点がありました
それは先程の教室のシーンです
このシーン、気になるのは並び方だけでしょうか?
是非メンバーではなく、後ろの教室を見てください
何か気が付きませんか?
よく見ると画面左よりも右の方が、桜が寂しい気がします
そして更に見ると、桜の枝が折れ落ちているように見えます
そして椅子は何故かひっくり返っていて、カーテンも破れているような…
外の光が右からは窓を通して確認できるけれど、左は暗いのも不自然
そしてこれは、かねてから気になっている『蛍光灯』の数の多さ
この蛍光灯やスタンドライト(他にもテレビ、浴槽)など、実はBTS、ENHYPEN、&TEAMでもずっと気になっている点です
以前のENHYPEN'ORANGE BLOOD'と併せての考察の中でも触れています
🍀火星との繋がり
最後の方でメンバーが寝転ぶ場面を線でなぞると『火星』の惑星記号が見えてきました
笑顔で寝転んでいても戦いの神である『火星』を形どっているあたり、実は安らかな終わり方ではないのかもしれません
🍀BTS『花様年華』との繋がり
そして最後のこちら
お分かりいただけますか?
どうして黒バックなのでしょう?
他はグレーバック、これは灰色の都市グレイビルから来ているのは分かります
更にピンクバック、これはConseptclipです
これも春を感じさせ、違和感はありません
この『黒バック+漢字』で思い出すのがBTS『花様年華』です
この一瞬だけで何かを物語るのは、花様年華もDARKMOON(ここでは灰色の都市)も同じだと思います
そして一見幸せな世界になったように見えて、実はまだストーリーが続くのも同じ
それは例えばBTSの花様年華で言えば、ジョングクの大人気のソロ曲『Euphoria』
花様年華buであるこの曲では、全員が集まり楽しそうにふざけ合うシーンが目立ちます
しかし交互に、ジミンが病院に一人でいて『楽しそうに仲間と過ごす場面』をイメージしているシーンがあります
ジミンは花様年華ストーリーの中では精神を患い、両親によってずっと病院から出られない生活を送っています
つまり外で自転車に乗る事もないし、仲間と自由に会う事は出来ないのです
また花様年華の中では各メンバーがそれぞれに悲しみを抱えていて、その中には死を選ぶ者も多いのです(全員が白い服を着ているのは既に冥界にいるから、白装束のようなものという考察もあるようです)
それを阻止しようと何度もタイムリープしているのがジンであり、その一方で校長の内通者でもあったのです
ジンは仲間を助ける心優しい部分と父親に逆らえずに校長に密告する、心が弱い闇の部分を抱えています
今後の&TEAMのDARKMOONコンセプトにも、同じような事があるのでは?と思うのです
人の気持ちは表裏一体
優しくて人間らしい一面と、時に残酷だったり厳しい一面を併せ持っています
今後描かれる&TEAMのストーリーの中にも、そんな部分が描かれていくような気がします
だからこそ、パルテノン神殿のような柱(正義、完璧)に傷をつける(悪、不完全)のでは?
4.『Second to NONE』とDARKMOONの関係について
🍀『Second to NONE』の並び方
ここであらためて、並び方を検証します
Kを囲むような形でメンバーが並んでいます
私は以前FIREWORK考察の中でカーン(K)の守護惑星を『太陽』(と冥王星)としました
太陽系惑星とは、太陽の周りをまわる惑星の事で地球も入っています
この太陽系惑星は、各メンバーのキャラクターそれぞれに当てはめられるのでは?と考えています
なお冥王星は現在は太陽系惑星ではありませんが、ここではストーリーに関係しているとして含まれています
私か考察した各キャラクターの守護惑星と守護する星座はこちら
エンジー(EJ)…地球、無し
マハン(FUMA)…土星、山羊座
カーン(K)…太陽と冥王星、獅子座と射手座
ナジャク(NICHOLAS)…天王星、水瓶座
ルイ(YUMA)…金星、牡牛座と天秤座
カミル(JO)…火星、牡羊座と蠍座
ルスラン(HARUA)…木星、射手座と魚座
タヘル(TAKI)…海王星、魚座
ルカ(MAKI)…水星、双子座と乙女座
なお蟹座は『月』です
この『太陽』であるKをぐるっと囲むように立っていることこそが、太陽の周りを公転する惑星つまり太陽系惑星そのものだと思います
そしてパルテノン神殿つまりギリシャ神話のように、時に助け合い時にぶつかり仲間としての絆を深めていく物語
そこに『ファオランの冒険』などが絡んでいくストーリーなのだと思います
5.まだ終わらない、五月雨の秘密
🍀実はまだまだ複雑なストーリーが隠れている?!
これまでギリシャ神話や太陽系惑星との関係、剣道の意味、ファオランの冒険との繋がりなどを見てきましたが実はこれで終わりではありません
まだこの'五月雨'には、他の意味が含まれていると考えています
なので'五月雨'考察はまだまだ続きます
次は視点を変え、ギリシャ神話とはまた別の世界との関係を見ていきます
そこから見えてくるのは、また新しい考察の世界と過去のMVとの関わり
視点をガラッと変えてくるので、ギリシャ神話と混乱しないようお気をつけください笑
ちなみに、次はこちらのシーンから
最後までお読み頂き大変感謝します
'Scar to Scar'のMVもありそうですし、早めに'五月雨'考察をまとめてしまいたいと考えてはいるのですが、次から次へと疑問点や気付いた事が出てきて止まりません(汗)
現在も考察し切ったとは言えない位まだ分からない点がありますし、果たして自分の考察が当たっているのかも分かりません
ですがこれからも検証しながら、論理的に考察していけたらと思います
ENHYPEN考察もしたいと思いつつ、今は&TEAM考察で手一杯な状況
落ち着いたらENHYPEN『ヴァンフィールドの子供たち』も、読んでみようと思います
🍀『君にカエル』Trackvidio behind photo から見えた第三の犠牲
2024.5.25 20時にアップされたbehind photoの中で、JOの個人ショットにヒントがあったので追記します
それは『君にカエル』のてるてる坊主が2体ではなく、3体だったという事
『君にカエル』のTrack Vidioをあらためて見返したところ、ただ一箇所だけ3体のてるてる坊主の影を確認できました
『君にカエル』考察も上げておきます
これにより、人柱のように犠牲になった狼の少年はルスラン(HARUA)とタヘル(TAKI)だけでなく実はもうひとり隠れているという事になり、私の言う『内通者』かどうかは別としてもやはり他にも過酷な運命を背負った狼の少年が存在するという事になります
多分あの人だと思うけど...
この辺もまたつめて考えてみたいと思います
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