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&TEAM 2nd.Album'雪明り(Yukiakari)MV考察まとめ1

1.はじめに

&TEAM 2nd.Album'雪明り(Yukiakari)MVについて考察しています
&TEAMのMVうちDARKMOONシリーズは、webtoonや日本ではLINEマンガと連動しています

また今回からDARKMOON THE GRAY CITY Special EditionとしてWeverse Magazineで展開されており、五月雨からの所謂四季シリーズと連動したウェブ漫画が展開されています

DARKMOONシリーズを読んでいない方もこのSpecial Editionだけでも読んでおくと、MVの理解が深まると思います

当初自分の生い立ちなどを知らないままひとりで生きてきたカーン(K)は、仲間の存在により人狼であるという自分のルーツを知る事になります

そして赤ずきん(ヴァンパイア)との戦いにより傷付いた多くの仲間を守る為、カーンは群れのリーダー(アルファ)になる決心をするのです

ここで、四季シリーズ(DARKMOON)のMVを貼っておきます

また、DARKMOONシリーズとはされていませんが'君にカエル'と'向日葵'も何か関係がありそうです

ここで私の四季シリーズの過去の考察を一部貼っておきます

今回は冬である'雪明り(Yukiakari)'について、私なりの考えをまとめてみたいと思います

考察はあくまで答え合わせでは無いので、人それぞれのアンサーがあっていいと考えています
私の考察も「なるほどね」程度で読んで頂き、その方なりの視点で楽しんで頂けたら幸いです

また、先に'Deer Hunter'考察を完成させています

よかったらご覧下さい

2.雪明り(Yukiakari)考察-1

🍀交差する時系列

まずは'雪明り(Yukiakari)'MVから

昨年5/8の'五月雨'カムバックからスタートした四季の物語は、すれ違う人狼達が衝突しながらも仲間との絆を深めやがてひとつの群れとして成長する物語です
First Howlingシリーズよりも後にリリースされてはいますが、もしかしたらむしろ四季シリーズの方がストーリーとしては先になるのかも知れません

これは&TEAMのMV全般に言えることですが、時系列は必ずしもリリース順ではありません

LINEマンガ『DARKMOON  黒の月:灰色の都市』によると、カーン(K)が仲間に出会うのは港町グレイビルのグレイビル中高一貫校

その20年程後にサンシャインシティスクールに在籍しているので、時系列はMV順ではないのです

サンシャインシティスクール(First Howling:WE 2023)
サンシャインシティスクール(First Howling:ME 2022)
グレイビル(雪明り 2024)

四季シリーズでは基本的に、約20年前位の時代のグレイビルが舞台になっているのだと思われます

グレイビルは静かな港町でしたが、街の権力者ファロウハイドとその息子クロック親子の圧力によって制圧されていました
その街に住むカーン(K)は幼い頃、マリおばさんの養子としてこの街に住み始めました
誰よりも成長の早いカーンに周りは驚きますが、変わらず接してくれたのが幼なじみのミカです

ミカに淡い恋心を持ちながらもそれを伝える事はせず、(ファロウハイドとクロック親子をコントロールしていた)ヴァンパイアによって壊滅的被害をこうむったグレイビルの人々と、自分のルーツである人狼の為に戦うことを決めたカーン

これからどんなストーリーが展開されるか楽しみですが、ひとまずは'雪明り'のストーリーについて細かく考察していこうと思います

🍀日記

'雪明り'MVを最初から細かく見ていきます
私もまだ分からない点はありますが、それも今後解明していけたらと思います
以前のMVでもいまだに謎な点がありますし、今回の'雪明り'によって解明しそうな部分もあります
それを見つけた時のワクワク感は、考察の醍醐味でもあります
是非これを読んでいる方にも、味わって頂きたいなと思ってこうして考察をまとめています

でもこれは、あくまで私といういちファンの考えでしかありません
その方なりの結論が全て正解と言ってもいいと思います
それだけ考察の世界は深く面白いものです

前置きが長くなりましたが、ここからは'雪明り'について細かく見ていきたいと思います

'雪明り'MVの冒頭部分から

カーン(K)が降りしきる雪の中でひとり、焚き火の前にいます
開いているのは『日記』とされています

まずここからが謎で、そもそもこの日記は誰が書いたものなのか?
カーン(K)か、それとも別の人物の日記か?

そして日記を読んでいると、もう一人現れます

これは一体、誰なのか?
足元しか映らないのですが加工が特徴的なパンツを履いており、(光の関係か色が違うようにも見えますが)同じものを着用しているのはカーン本人です
この事から、カーンの前に現れたのはもう一人のカーンだということが予想されます
ただしここでひとつ、疑問があります

それはカーン自身であれば、二人の履いている靴が違うのです

パンツの裾の加工がよく似ているのでカーンだと思われた方も多いかと思いますが、靴が明らかに違うのがわかるかと思います

これはどういう事なのか?

これには二つの考察を立てられますが、ひとつはパンツが似ているだけで他の人物である
もしくはカーン(K)の中のもう1人の人物

ちなみに&TEAMメンバーかもしれないと思い探してみましたが、カミル(JO)のパンツの裾と靴はとても似ていましたが膝の部分が切れていたので違うのが分かります

私が調べた限りでは、この足元だけの人物と同じ服装をしている人はいませんでした

この人物はカーン(K)が日記を読み始めた時に出て来ていることから、この日記がとても関係しているものと思われます
日記というのは通常、過去の事が書かれています
つまり過去から来た人物であると捉えることが出来ます

ちなみにHYBEの大先輩BTSの代表的なコンセプトに『花様年華』があります
同じように若者の葛藤が描かれ、ストーリーの中でメンバーのJINはタイムリープの能力を身につけ何度も仲間を助けようとしています

そのストーリーの中でも実は日記が出てきています

しかしそれはBTSメンバーが直接書いた、というものではありません
過去に長男JINの父が同じようにタイムリープの力を使い仲間を助けようとした時、自分の記憶と引き換えに仲間を助けるという契約を'オッドアイの猫'と交し密かに自分の記憶を閉じ込めておくツールとして、日記が登場するのです

BTSの花様年華は、今年で10周年を迎えます
また今年は、BTSの完全体復活が予定され花様年華アルバムの発売も予定されているそうです

以前より花様年華との関係は感じていましたし、同じ『日記』であることはもしかしたら何か関係があるのかも知れません

そして日記を開いたことで、現実世界とはまた違うもうひとつの世界にカーンは導かれたのではないか?と考えました

その部分について見ていきます

カーン(K)が日記に目を落とすと、目の前に誰かが現れる
気配に気付いたカーンが頭を上げると、一瞬にして赤い世界に変わり方位磁石は時計回りにグルグルと回り出す

まずこの『赤』や『青』などの色の変化は、&TEAMのMVではよく使われています
それは色で世界(次元をも超えた)の変化を表しているのだと思います

私は以前より、&TEAMのMVに北欧神話やギリシャ神話それと惑星の関係を絡めて考察してきました
神話とはまだ化学が発達していない時代、全ての事象は神様がもたらしたものとされていた頃の人々が作り出した物語です
ですがそれはとても不思議なくらいに、現代でも通用します
『戒め』や神からの教えとして、先人達は身をもって作り出したその神話を&TEAMのMVでは上手にオマージュされています

恐らくは『赤』の世界や『青』の世界で、現実と異世界(パラレルワールド)との違いを表したり場面の変化等を表しているものと思われます

特にこの『赤』と『青』の世界の変化が顕著なのが、'Road not Taken'です

私は以前、この色の変化を北欧神話に当てはめました
北欧神話にはユグドラシルという世界樹に9つの世界があるとされており、この色の変化はまさにその世界の変化と捉えています

同じように一瞬カーン(K)の世界が赤くなったのは、パラレルワールドへの入口と考えます
そしてそれにより、方位磁石が狂い出した

地球に住む限り、方位は変わりません
遥か昔からいつでも方位磁石(羅針盤)の針は北の方向を指し、人々を導いてきました
地球上でその方位磁石が狂う場所というのは、余程の強力な磁場が働いている場所位しかありません

もしくは何か強力な力が、行く方向を狂わせようとしているか
つまり赤い光を放つ異世界へ、カーンは導かれたのかも知れません

その異世界で、カーンは手を伸ばし何かを掴もうとするも掴めず、白い雪の上には血痕

その次の瞬間、誰かの目元が映りすぐ消えました
この目元、私はマハン(FUMA)に見えました

どうしてここでマハンの目元を、ほんの一瞬だけ映したのか?
これについてはまた後ほど、まとめて考察したいと思います

こうして異世界に導かれたカーン(K)は、ルスラン(HARUA)が倒れているのを見つけ駆け寄ります

仲間達は呆然と立ち尽くす中ルスランに駆け寄ると、そこには飛行機の機体のようなものがあります
どうしてここに飛行機のようなものがあるのかはまた後にして、ここで仲間の様子を見ていきます

感情を忘れてしまったかのような目をしたエンジー(EJ)
他の仲間も何も言葉を発せず動きもせず、不気味な感じすらします

その次の瞬間、凄いスピードで画面が変わります

どんどん人物が変わっていくように見えますが、実はルスラン(HARUA)エンジー(EJ)カーン(K)の3人が順番に出てきているだけてす
そして次の瞬間、カーンはルスランの首の傷から、血が出ているのをみつけるのです

このルスラン(HARUA)エンジー(EJ)カーン(K)それとタヘル(TAKI)は、以前より注目していました
DARKMOONの世界で、何かを背負いながら生きてきたキャラクターと考えています
その中でカーンは既に'Under the Skin'で、自分のアイデンティティを見つけられずにいた様子が描かれていました

自分のルーツ、自分の役割が分からないまま人間の世界で生きてきたカーン
人狼であり更には選ばれし者だけが持つ事が出来るシルバーファングの継承者『ライカンスロープ』であるという事を知り、群れのリーダー(アルファ)になる決心をするのです

その他の三人(エンジー、ルスラン、タヘル)について私は『三人の人柱』として、それぞれに生きる為に何かを犠牲にしているキャラクターと考えています

それはBTS'Spring Day'で出てくる『Omelas』つまり短編小説『オメラスから歩み去る人々』で出てくる少年のように、或いは『天気の子』の陽菜のように
他の誰かの為に犠牲を払いながら生きている子供達

それが既にアイデンティティを獲得したカーンの他に、ルスラン、エンジー、タヘルであると考えているのです

しかしここではタヘル(TAKI)は出てきません
タヘルはまた別に、悲しい運命を背負っているのではないでしょうか?
その部分についてはもう少し進んでから

この冒頭の様子を、是非覚えておいてください
ここからシーンが変わります

🍀パラレルワールド

日記を開いたことで恐らくは別の世界へ導かれたのであろうカーン(K)
ここからはカーンの動きについて注目して見ていきます

方位磁石が回ったまま座り込んでいると、ルスラン(HARUA)が覗き込み、次々と仲間がカーンに声をかけ連れ出そうとします
ここで注目したいのが、カーンの様子です
意識朦朧としたような、おぼつかない足取りであるのが見て取れます
この事からカーンは自分で自分をコントロール出来ない状態にあると言え、そんなカーンを連れ出そうとする弟達にも疑問が湧きます

その後また方位磁石が一瞬映るのですが、今度はグルグル回ることも無く普通の方位磁石のような動きをします
これにより元の世界に戻った事を意味しているのだと思われます

そしてカーンの足取りを見てもふらついていないので、やはりここからは現実世界だと思います

よく見ると、歩くカーンの後ろを灯篭を持って弟達がついてきています

最後を歩くマハン(FUMA)が気になりました

というのも今までもマハンは一歩引いたところから見ている事が多く、また元々はルスラン(HARUA)やカミル(JO)と共にヴァンパイアに捕らえられていたという事もあり謎の多いキャラクターとして描かれています

FIREWORK(中央奥がマハン)
FIREWORK(向かって1番右端がマハン)

FIREWORKでは仲間が争う中引いて見ていたり、仲間が自転車に跨る『Light』を見ていないのに対しマハンだけがLightを真っ直ぐに見ています

青嵐(一番後ろがマハン)
青嵐(一番後ろがマハン)

また、'向日葵'ではビーチフラッグに興じる仲間の中にいたはずのマハンがいなくなっています

向日葵(画像右端の白いTシャツに紺のパンツがマハン)

FIREWORKでのマハンのシーンはどこか意味深な感じである事が多く、これはマハンが何かを『知っている』からではないか?と思っています

特にマハンのシーンでは『視線』に注目です

こちらは全て'FIREWORK'ですが、ここでこの考察の最初で出てきたマハン(FUMA)のシーンに戻ると

同じように目元のみの映像があった事が分かります
マハン(FUMA)が目を閉じた後にカーン(K)は意識朦朧としている辺りを見ても、マハンは何かを知っている
そしてもしかしたら、最初のカーンの前に立った人物はマハンなのかも知れません

一連の考察の中で、マハンの弟のルスラン(HARUA)はギリシャ神話の『エピメテウス』に当てはめたキャラクターであるとしていました
エピメテウスは愚鈍で容易にパンドラを受けいれ、パンドラによって世界に厄災がもたらされてしまいました(パンドラの箱)

そのエピメテウスの兄がプロメテウスでありルスランの兄はマハン(FUMA)である事から、マハンもまた『プロメテウス』に当てはめたキャラクターであると考察しています

プロメテウスはゼウスに黙って人類に『火』をもたらした神であり、それによりゼウスの怒りを買い人間のパンドラを寄越させたのです

そして確かに、カーン(K)が最初に謎の人物と出会った時は火をを焚いていました

これによりこの人物はマハン(FUMA)でありカーンはマハンと日記によって、パラレルワールドに入り込んでしまったと考察します

そして過去のMV等を見漁る中で、少し気になるものがありました

それは『パズル』です
(クロスワード)パズルはFirst Howling:WE consept clip'BLOOM'の中で出てきており、それをしていたのはマハンです

そして&TEAMのシーグリも『Puzzle of ME』

マハンは仲間でありながらもどこか影のあるキャラクターで、同じように弟のルスランもまた何かを抱えながら生きているキャラクターだと考えています

ジグソーパズルは一度バラバラになったものを、元の形に戻すもの
クロスワードパズルはキーワードという点と点を繋ぎ合わせて、ひとつの答えを導き出すもの

マハンには、何かを創造するとかバラバラになったものをまとめるという役割がありそうです

そして土星の11衛星に『エピメテウス』があります
HARUAの背番号(最近は見かけないですが)は『11』という事でルスランの守護となる星を土星としているのでは?と考えていますが、実はマハンをあてはめた『プロメテウス』も土星の衛星として存在します
また土星はギリシャ神話で『クロノス』という名前で登場する農耕神(時の神とも言われています)

青いコンテナに『CRONOS』の文字

農耕のクロノス神はローマ神話サトゥルヌスと同一視され、イタリアで人々に農業やぶどうの木の剪定を教えたとされています

一時は気持ちが(パズルのように)バラバラになった狼の兄弟の気持ちをまとめさせたり、人類に火を与えたプロメテウスのように何かを教えたりする役割がありそうです

ただそのマハン(FUMA)はかつてヴァンパイアに囚われルスラン(HARUA)やカミル(JO)と共に洗脳されていたので、何か秘密を抱えていそうです

graycity_hybe Instagram

そしてマハンとルスラン二人共、木星にも近しい部分もあります

今のところどちらが土星で(そしてもう片方は木星)であるか決めかねており、今後更に見ていきたい部分です

ここで、ギリと旅をしていた狼の少年(&AUDITION Boys)達の守護星と考える惑星を載せておきます

地球エンジー(EJ)
天王星ナジャク(NICHOLAS)
海王星タヘル(TAKI)
冥王星、太陽、月カーン(K)

🍀カーンのルーツ

次はこちらから見ていきます

カーンが歩いた先に五本の石塔のようなものが立っています
そして真っ白い雪の上に血痕

ここはおそらくカーンのルーツである、狼の村だったのでは?
カーンは自分の生い立ちを知らないまま成長しやがて自分が狼である事を知るのですが、幼い頃身寄りのないカーンを息子として育ててくれたのがグレイビルに住むマリおばさんでした
マリはカーンの成長の早さに驚きながらも優しく育ててくれました
しかしある日、ヴァンパイアに襲われ命を落としてしまいます

カーンは育ての親と、自分のルーツである狼の一族がどちらもヴァンパイアによって失われてしまった悲しみを背負っているのです

恐らくはマハン(もしくは謎の人物が)、カーンの足が狼の村に向くよう仕向けたのだと思います

心の傷を負っているカーン(K)を仲間が温かく包み込む
ここで気になったのが、おそらく村があったとされる場所

五角形に綺麗に配置された石塔に、何か意味があると思いました
五角形は万物を形成する5つの要素(火、水、木、金、土)を表すとされています
自然の中で生きてきた狼の一族にとってこの場所は神聖な場所であり、カーンが幼い頃育った場所でもあると思われます

また私の考察の中で『火、水、木、金、土』の惑星を守護星として持つのは

火星 カミル(JO)
水星 ルカ(MAKI)
木星 マハン(FUMA)
金星 ルイ(YUMA)
土星 ルスラン(HARUA)

※木星と土星に関してはルスランとマハンどちらも当てはまるので、はっきりどっちがどっちとは決められない所ではあります

この五人は後から群れに加わって(&AUDITIONでグループに加入)おり、何か繋がりを感じずにはいられません

また五角形には魔よけや成功の意味があるそうで、あえてこの配置なのだと思わずにはいられません

次のこのシーンも、カーンのルーツに関係していると思います

カーンの目の前に横たわる大きな狼
この狼は、カーンの母親とされています
しかしカーンの親が亡くなったのは、実際にはカーンがまだ幼い頃

つまりこの体験を、あえてカーンにさせているとも考えられます
幼い頃の記憶を思い起こさせられ、悲しみの中もがくカーン

そしてその中で、赤いマントが少しだけ見えています
これは間違いなくヴァンパイアのマントであり、カーンの母親もそして狼の一族もヴァンパイアによって壊滅的被害をこうむったのだということがよく分かります

ここでヴァンパイアがどうして赤いマントなのか?
それはこれを見れば分かります

ヴァンパイアは狼の血を好み、またヴァンパイアに血を吸われた者もヴァンパイアになるとされています

そのヴァンパイアに囚われていたルスランとマハン兄弟、それとカミル(JO)に関してはまだまだ謎の多いキャラクターであると思います

🍀タヘル

次にタヘルについて見ていきます

タヘルはナジャク(NICHOLAS)の弟とされていますが、勇敢な兄に対し気弱な弟として描かれています
しかしタヘルには謎が多く、私が三人の人柱と考えるキャラクターのうちのひとりです

まずはこちらから

タヘル(TAKI)が雪の上に寝転ぶと、仲間が覗き込む
私はこのシーンを見て、ある事を思い出しました

それは'Under the Skin'のMVの中で出てくる『ファオランの冒険』とタヘルの関係です

まず『ファオランの冒険』ですが、狼の子であるファオランは片方の前足が広がっていたために群れから外され捨てられましたが、ハイイログマのサンダーハートに拾われ育てられます
優しい仲間によって逞しく成長していく『ファオランの冒険』と、自分を重ねているように感じます
私の考察ではおそらくタヘル(TAKI)は仲間とは決定的に違う点があり、それがタヘルの心の重責となっているのでは?と考えています

タヘルはおそらく人狼ではなく、人間の子
だからなかなか兄達のような高い身体能力を身につけることが出来ない
その事で、自分に自信が持てない

それは『もののけ姫』のサンのように人間でありながら狼に育てられた子供であり、ファオランと重なる部分が多かったのでは?と考えています

そして雪の上に寝転び仲間が覗き込むシーンこそが、まだ小さかったタヘルが最初に狼に出会った時と重なるのでは?と考えています

この辺について細かい点は、以前の考察を読んでいただければ理解が早いかと思います

長くなりましたのでこの辺で

続きは『雪明り考察-2』で、更に掘り下げていきたいと思います

長文をお読み頂きありがとうございました🍀

次回、'雪明り'後半部分をまとめたいと思います

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