#11 時代をよろしく!

読み方は「TOKIOをよろしく」

1994年9月21日にリリースされたデビュー曲「LOVE YOU ONLY」のカップリング曲で、作詞はリーダー・城島茂(以下だいたい敬称略)が手掛けている。


本日、長瀬智也が、42回目の誕生日を迎えた。

TOKIOの最年少メンバーでありボーカル、ギター担当でもある彼は、近年のTOKIOのシングル曲の作詞作曲を行い、クリエイターとしても高い評価を受けていた。

もちろんボーカルとしてもギタリストとしても他のミュージシャンと肩を並べられるレベルで、今年6月に放送された「関ジャム」では、中島みゆきさんから提供を受けた「宙船(そらふね)」の歌唱力が高く評価されていた。

最近はバンドスタイルのグループも増え、TOKIOの楽曲をカバーしてくれる後輩たちも増えて来た。

「TOKIOの音楽が好き」「TOKIO兄さんは憧れ」との声が所々で聞こえる中、2月に一部で報道されたとおり、来年3月いっぱいで長瀬智也が事務所を退所することが、7月に発表された。


私はデビュー一年目でTOKIOの沼に堕ち、長瀬担として四半世紀彼を推してきた。

形は変われど、他のグループを好きになっても、TOKIOを担降りしたわけではない。

年を重ねれば(私は独身だが)色んなことがあるし、その中で「好き」の形が変わるのは当然だと思う。

そればグループにとっても同じで、最近のTOKIOはあの事件が大きく影響していたけれど、今回の退所は、直接的原因ではないと強調された。

彼らの絆は、事務所を離れても、ずっと永遠なのだと信じたい。


さて、かつてアイドルがデビューする時、キャッチフレーズがつけられていたのをご存知だろうか。

私も総て網羅しているわけれはないが(副社長とタメなので)、有名な所を言うと、

「ちょっとエッチなミルキー娘」(中森明菜)

「超新星からのメッセージ」(光GENJI)といった具合。

TOKIOにもキャッチフレーズがつけられた。

「ダテに待たせたわけじゃない」

これにも大きな意味がある。


TOKIOの前身は、リーダ城島茂が結成した「城島茂BAND」に始まる。

ネットに情報があると思うので割愛するが、メンバーが集まり、故 ジャニー喜多川前社長に「TOKIO」と命名される。

結成から数年後、満を持してデビューする際にボーカルとして加わったのが、長瀬智也(当時15歳)だった。

最近知ったのだが、ジャニーさんがオーディションをせずに履歴書の書類だけで合格を決めたという伝説を持つ長瀬智也は、年齢の割には背が高く、大人の色気を纏っていた。

正式加入前はTOKIOサポートメンバーとして活動しており、担当楽器のタンバリンを叩きすぎて足にあざができたという逸話もある。

サポートメンバーがバンドの顔であるボーカルに加入してTOKIOがデビューする。

その時のことはリアルタイムではわからないが、当時は快く思わないファンもいた。

SNSなどない時代である26年前だが、心ない声があったり、嫌がらせも受けたそうだ。

そんな声から長瀬くん(当時15歳)を守り、まだボーカルとしても未熟な彼を支えたのがメンバー4人だったのである。

最初はステージを「支配」できなかった長瀬くん(当時15歳)も、次第にパフォーマンス能力を上げ、翌年夏のツアーでは縦横無尽にステージを駆け回るようになった。

また、ギターも始め、次第にギターを弾きながら歌う曲も増え、作詞作曲もこなし、顔だちも男気が増し、「男が憧れる男」の代名詞にもなった。

バラエティ番組では、農業をする姿、島を開拓する姿、近年ではカレーを作る姿が大きな話題を呼び「TOKIO力」なる言葉も生まれた。

ストックされている自作曲は数百曲あるとも言われていて、私たちはこれからもTOKIOの音楽が発信されていくものだと思っていた。

「あの事件」のことは触れないでおくが、時を戻せるのなら、戻したい。


既に書いたとおり、今回の退所は直接は関係ないというが、クリエイターとしての退所後の活躍を願わずにはいられない。

最も、ジャニーズとしての最後の仕事であるドラマが今冬に控えている。

「池袋ウエストゲートパーク」「真夜中の弥二さん喜多さん」「TOO YOUNG TOO DIE~若くして死ぬ」などの作品でタッグを組んできた、宮藤官九郎の作品だ。面白くないわけがない。

新しいフィールドで活躍するTOKIOを、長瀬智也の活躍を願わずにはいられない。

来年4月以降に私の「好き」の中身に変化は起きるかもしれないが、TOKIOを担降りするという選択肢は、ない。


そして、後輩たちも魅力的なグループが増えてきている。

次回書こうと思うのは、今年デビューした9人組、特にセンターをつとめる最年少について。

長瀬くんとの共通点、あるんですよ。そこが運命的というか(あくまで私目線)。

では、今日はこのへんで


改めて、長瀬智也様、42回目の誕生日おめでとうございます!




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