国道6号/福島第一原発20キロ圏内をゆく(3) 2 Junko Kohno@もくせい舎 2021年11月22日 21:52 浪江町には「道の駅」ができていました。 双葉町では帰還困難区域の解除がすすみ、今年は11年ぶりに田植えが行われるなど、少しずつ復興が進んでいるようです。 浪江町に入りました。高瀬川を渡ります。川の向こうに住宅地が見えます。原発はありませんが、放射性物質が放出され、風に乗って広がったことにより、町民は退避を余儀なくされました。2017年に、帰還困難区域をのぞき避難指示が解除され、住民が戻りつつあるようです。 道の駅なみえがあります。立ち寄ってみることにしました。 福島県浪江町にある、道の駅なみえです。 2020年8月に、復興のシンボル的施設としてオープンしました。 朝8時40分ごろなので、まだお店は営業していませんが、なんと、道の駅に無印良品のテナントが入っています! ゆるキャラを見ると、ほっとしますね。なみえのゆるキャラ「うけどん」だそうです。町内に請戸(うけど)漁港があり、2020年4月から操業を再開しているようです。 かつて、大ブームになったB級グルメの大会「Bー1グランプリ」でグランプリに輝いた、なみえ焼きそば。ここだったんだ! 施設の裏側には風力発電と水素発電の施設があるそうです。 クリーンエネルギーでがんばっているのも素晴らしいです。ちなみに原発事故の被災地、東京電力の原発の被害に遭いましたが、電力供給をしているのは東北電力です。東北電力の女川原発はおよそ13メートルの津波に襲われましたが、幸い電源喪失には至らず、事故を起こすことはありませんでした。 そうこうしているうちに、ゆるキャラ「うけどん」が職員の手で運び出されてきました。請戸川を遡上する鮭の頭をかぶり、髪はイクラなんだそうです。 ここにも放射線量を計測する線量計があります。屋内なので、数値は低いです。道の駅周辺には犬を散歩させている人もいて、日常が戻りつつあるのを感じました。 国道6号から離れて、常磐自動車道のインターチェンジへ向かいます。写真には写っていませんが、道路上のそこここに防犯カメラが設置されているのを見かけました。全町民が避難して誰もいない中、盗難が多発したということがあると思います。町が荒れると人心も荒れてしまいますね。 常磐自動車道で、仙台をめざします。道路沿いにも、線量計が設置されています。 南相馬市に入ると、見慣れた田園風景が戻ってきました。 #福島県 #福島第一原発事故 #浪江町 #道の駅なみえ #うけどん 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート