ハンドメイドソープ(?)LASHの石鹸をつかってみた
先日、イオンモール草津に買い物に立ち寄ったとき、「HANDMADE COSMETICS LASH」という店を見かけて、これはと思い立ち寄ってみました。
名前だけは知っていましたが、イギリス生まれのハンドメイド化粧品のメーカーで、最近大人気なんだとか。黒をベースにした店内には、赤、青、黄色やピンク、グリーンなどカラフルな色の様々な石鹸が並び、ものすごい芳香を放っています。いかにも、欧米の皆さんがお好みになりそうな香りです。
で、スタッフの方にお聞きして、人気商品「みつばちマーチ」を購入してみました。このお店は、大きな塊の石鹸を切り分けて量り売りしているというところにもユニークさがあります。ネーミングは私ぐらいの世代なら「みつばちハッチ」を思い出しますが、店に来ていた人々はもっと若そうで多分、知らないでしょう。
成分表示を見ると、ラウリル硫酸Naなど合成洗剤に使われる成分が入っているのが気になります。そこで、どんな使い心地なのか、天然素材の石鹸と何がどう違うのか、実際に使って比べてみることにしました。
風呂で体洗いと洗顔に使ってみました。まず、体洗いではナイロンのボディタオルで泡だてましたが、さほど泡立ちはよくありません。泡も長持ちせず、手作り石けん独特の、グリセリンによる粘りもなく、軽く洗える石けんという感じでした。
それよりも、香料のキツさに辟易しました。わかってはいたものの、はちみつをドバドバかけた甘いパンケーキのような匂いが風呂中に立ちこめます。食べ物の匂いって、あまり石けんには向きませんね。
体洗いで泡立ちがイマイチだったので、洗顔ネットを使って顔も洗ってみました。洗顔ネットを使うと非常によく泡立ちました。使い心地も悪くはありませんでしたが、やはりグリセリンの抜けた軽い泡であることは否めません。
洗い上がり、風呂からあがってしばらくすると、はちみつ効果なのかお肌がしっとりしてきましたが、時間がたつとむしろ乾燥してザラザラした感じになってきました。やや肌に刺激も残り、全体として、天然素材のみの手作り石けんと比べると、使い心地も肌への影響も、かなり落ちると感じました。
ちなみに香料は、しばらくは体からはちみつの甘ったるい匂いが立ち上っていましたが、1時間もすると消えて、匂わなくなりました。その点は良かったです。
ネットの情報によると、このLASHは「自然派コスメの定番」だそうですが、そのような情報によって私たちはしばしば錯覚を起こします。商品情報を見れば、自然「派」であって自然ではない、ということが一目瞭然。そして出来上がった製品は、やはりウソはつけないものなのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?