旅の寄り道、散歩道/臥龍山荘(愛媛県大洲市) 4 Junko Kohno@もくせい舎 2019年2月18日 07:49 愛媛県大洲市にある臥龍山荘を訪れました。(2016年9月24日撮影) ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで1つ星を獲得した山荘庭園です。 川に浮かぶ舟、そして満月を模した石垣。 明治時代に、豪商河内寅次郎が、構想10年、工期4年を費やして建てたという山荘です。石垣の間から木が出ていたり、遊び心のある優雅な山荘だそうです。玄関から、臥龍院という建物へ。つくばいに、野の鳥が水浴びに来ていました。 気持ち良さそうです。 これが臥龍院。内部は撮影禁止だったように思います(写真撮影していません) そこから奥へ、小径がのびています。 お庭の木々の間から、肱川の流れが垣間見えます。 細長いお庭です。どこまでいくのでしょうか。 途中に、氷室がしつらえられていました。冷蔵庫のない時代、すごい贅沢ですね。 そしてこれがお庭の端にある、不老庵です。 肱川の深い淵を見下ろす切り立った崖の上に、張り出すように建てられた庵です。 不老庵の内部はこんな感じ。船の中に見立てた天井は網代張りという造り。ここに、川面の月光が映し出されるといいます。 庵からの風景です。船に乗っているかのようです。 空に浮いているかのようにも見えます。 小径の飛び石のくぼみの水たまりに浮かんだ花。小さな美があります。 臥龍山荘のある肱川河畔の風景。なんだか、嵐山に似ている気がしました。この景観は、伊予大洲藩の歴代藩主が愛でてきたものなのだそうです。大洲城を訪れたついでに立ち寄ったのですが、この寄り道はとても心満たされるものでした。 #写真 4 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート