そういう人に私はなりたい
朝、出勤前に毎日同じ時間に見る男性。ランニングをしている。暑い日も寒い日も恐らく体調が悪い日や精神的に疲れている日も毎日ランニングをしているのだろう。どんな状況下においても日々の努力を積み重ね成長する。そういう人に私はなりたい。
飲食店にて、レジ会計中の若い男女カップル。男性の方がで従業員に対して「美味しかったです。ありがとうございました。」と言い店を後にした。
この人は、一人で飲食店に来た時もこのような対応をするのだろうか。女性に「良い人」と思わせるためだけ、何とかして好感度1ポイントでも上げたいという浅ましい考えからくる礼儀正しい行動ではないか。
一人で来店した時こそ「ありがとうございました。」と言える、そういう人に私はなりたい。
飲食店にて、「俺はビータケのことを知っていてね。」と言っている人がいた。「ビータケ」って誰だろうと思い聞いていると「ビートたけし」のことであった。そんな略し方を初めて聞いた。
芸能人と知り合いということをひけらかすだけでなく、あえて自分独自の呼び方を作り出すことによって、親密感とオリジナリティを演出していた。発言後、満足気な顔をしているこの人は欲張りな人であり、おそらくそんなに「ビータケ」と親しくないはずだ。
本当に親しかったとしても、他人の気を引くために芸能人の名前を出さず、むしろ知り合いであることを隠す。そして意味不明なマウントを取らない。そういう人に私はなりたい。