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DTMと自作PC

弘法筆を選ばずって言うけど、実際には選んでたらしいです。
そりゃそうですよね。

DTMが手軽になって久しいですが、DAWを動かすPCのことをどれだけ考えてますか?
なんか動作が悪い、もっと快適に作業したい、そろそろこのPCも7〜8年目だって貴女、ちょっと聞いていってくださいよ。

DTMに使用されるソフトウェアは日々アップデートされてますし、プラグインも増えます。
そうするとCPUやメモリの使用率も上がりますし、HDDなんて読み書きが頻繁に行われて摩耗します。
じゃあそんな状況にどう対応するか。
私は自作PCを勧めます。

【なぜ?】
・組み立てが楽しい
・カスタマイズ性が高い
・不要なものが付いてこない(→安い)

○組み立てが楽しい
いきなりDTM関係無いけど結構重要なことだと思います。
自作ってだけで敷居が高い印象だし…。
複雑な部分(基盤に電子部品をハンダ付けするとか)は出来上がってるのでプラモ感覚で組み立てられます。
なんならプラモより簡単です。
キレイに配線するのも楽しい。(たぶん)
2台目以降はパーツ選びも楽しいですね。
そんなこと言ってもどんなパーツを使えばいいかわからん!って貴女!
ドスパラとかのPCショップで型落ちのパーツを組み合わせた自作キットを安く売ってたりしますよ!
入門にピッタリですねえ。

○カスタマイズ性が高い
DTMってどうしてもアップデートや追加インストールが発生します。
出来合いのPCだとどうしても性能で頭打ちになる部分があって、最悪PCごと買い替えになる場合もあります。
また、基本的にパーツを換えたらメーカーサポートされません。
自作PCなら性能が足りなくなったらパーツの交換だけで簡単に対応できます。Windows10からはマザーボードの交換でさえ可能です。
そして、自作の場合はラップトップや一体型PCと違ってグラフィックボードを載せるハードルが低くなります。
個人的にはこれが一番大きいメリットだと思ってますが、結構CPUパワーを食う画面表示をグラフィックボードに処理させることによって、DAWにCPUリソースを回すことが可能です。
これでKotakt音源も怖くない!

○不要なものが付いてこない
よくあるのがMS Officeやメーカー独自のソフト(家計簿とか)が付いてくるパターンです。
こんなもん普段自宅で使わないですよね。
これらが付いてくるだけで価格が上がります。
また、ディスク容量も圧迫します。さらに勝手に起動してメモリも圧迫したりします。
貴女がPCでやりたいことは何ですか?
使わない物は邪魔にしかなりません。

【デメリット】
そんなにデメリットと感じたことは無いですが。
・メーカーサポートがパーツごと
・パーツに相性がある
・OSは基本的にWindows

○メーカーサポートがパーツごと
これが割りと厄介です。
メーカー製のPCは丸ごとサポートしてますが、自作だとパーツのメーカーごとバラバラになります。トラブルが起きたパーツを特定して、個別にメーカーに問い合わせないといけないです。
だいたいのトラブルはネットで情報探せば出てくるんで、デジタルネイティブの方々には大した問題じゃないですね。
困り事あったら私も相談に乗りますよ。ITで飯食ってるんで。

○パーツに相性がある
マザーボードとメモリに相性の良し悪しがあります。
メモリのメーカーサイトに互換性情報が載ってるので確認した方がいいですね。
CPUとマザーボードにも相性ありますけど、これもメーカーサイト見ればすぐにわかります。
他は…私は困ったことないです。

○OSは基本的にWindows
簡単に手を出せるのはWindowsです。大半の DTM用ツールはWindowsに対応してるから困ることは少ないと思います。
Logicユーザーは大変かも。
そういえば最近のマザーボードはThunder Bolt対応してたりするのでApolloとかも使えますよ!Yeah!!
Macは注文時のカスタマイズかMac Proしか選択肢が無いです。これはAppleの方針なんで諦めましょう。

自作はいいですよ。自身と道具が噛み合ってる感じがして。
自分の道具に対する理解を深めるのも作り手として大事なことです。
まあ私がWindows使ってるのはFL Studioユーザーだからなんですけどね。今はMac対応してるけど。

ほんと、いい時代ですねえ。

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