スチームパンクなマイク
正統派だけが良いってもんでもないのが世の中。
レコーディングをするからにはマイクが必要です。
単純で奥が深い、危険な機材です。
うちには10本ほどマイクがありますが、変なマイクも紛れてます。
Placid Audio Copperphone
※画像クリックで代理店ページにアクセスできます。
銅製の筒のようなハンドメイドのダイナミックマイクです。
SM58と比べて大きく重いです。
見た目の派手さもありますが、特徴は音です。
なんと中域以外をカットします。
このマイクで拾った音は古いラジオや電話を通したような音になります。
DTMをやってる人にはお馴染みの"あのEQプリセット"をマイクだけで作れます。
AD変換前にハードウェアとしてエフェクトをかけられるのは強いです。
ノラ・ジョーンズのレコーディングにも使われたとか。
ダイナミックマイクなのでライブにも簡単に導入できます。
気が向いたら使おうかしら。
エフェクトとして使うのもいいのですが、このマイクが活きるのはミックスです。
普通のマイクと一緒にセッティングして同時に音を録音すれば、ナチュラルなミッドブースト効果と奥行き感が得られます。
今後のボーカルレコーディングはこれ含め5本のマイクを組み合わせる予定です。
また、生楽器録音でも色々実験します。
アコースティックギターの録音をしたいなあ…。
ちなみにPlacid AudioはThe Polyphonic Spreeのベーシストが立ち上げたメーカーです。
プレイヤーとエンジニアの両方の視点を持っているところに親近感がありますね。
広く深く、海のような男でありたい。