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【#2】盆栽との出会い① 卒業設計

こんにちは。第2回は盆栽との出会いとハマるまでを記憶が確かなうちにまとめておこうと思います。ちなみに盆栽と出会って6年、盆栽を育て始めて4年弱です。

-盆栽との出会い- 大学4年卒業設計

初めて「盆栽」を認識したのは大学4年、2018年秋頃、大学で建築設計を学んでいた私は卒業設計に取り組み悩みまくっていました。

昨年2023年に華々しく麻布台ヒルズが開業しましたが、当時は「都内最大のゴーストタウン」と呼ばれ、ジメッとした空気感と(麻布台ヒルズの着工直前だったこともあり)廃墟が立ち並ぶ異様なエリア。そこが私の卒業設計の計画敷地でした。

当時有名だった廃墟、豪邸の雰囲気

建築という超長期的な人類の受け皿と、人々の暮らしの変化のスピードがうまく噛み合わなくなってきている。社会の変化に建築がついて行けていない。これはまずいぞと、建築界隈(研究室の中だけだったかもしれないけど)ではちょこっとざわついていました。そして「仕事」の受け皿である「オフィスビル」を題材にし「植物のように少しずつ環境に適応しながら形状を変える働く場所」を構想し、その際に「盆栽」と出会いました。

スタディ1
スタディ2
スタディ3
絶賛悩んでる

ただ、このコンセプトに対し私の能力が足りず宙ぶらりんな計画になってしまい未完です。学科の特色として「水」が提案の中に必要で、そこをうまく取り込むことができずに植物というより廃墟のミルフィーユみたいな提案になってしましました。


本模型
卒業設計展、どこにも出さなかった


そして2019年に卒業し大学院に進学するのですが奇しくもcovid19により人々の生活は変化というには急すぎるコロナ禍となりました。

話を盆栽に戻すと、当時は「盆栽」はインターネットで見て盆栽の文化についてリサーチする程度で実際の盆栽には触れたことが有りませんでした。ついでに言うと、盆栽を要素に込めようと思っていたのに終盤にはすっかり忘れてしまい、提出後に思い出しました。


続く


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