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【漫画エッセイ】母が大動脈瘤破裂で運ばれました【episode21|費用はいくらかかったの?気になる医療費の合計は?】
■このシリーズの続きです■
<結局、費用はいくらかかったの?>
<余談あれこれ>
「大きな手術しても
とんでもない金額にならないみたいだから
安定的に長生きしたい人は
早めに病院に行っとけ」
今回の4コマで、伝えたいのはこれ。
今回の母のケースみたいに、人生の中で『生きるか死ぬかの一世一代の大イベント』を起こしたい人は、日々色々気にせず、来たるべき時に来るべき流れに乗ったらいいと思う。
<参考:緊急搬送×緊急手術×緊急入院の流れ>
でも、そういう激しいのはあんまり好きじゃなくて、安心して長生きしたい人は、「ちょっと具合がおかしいな」と思ったら、早めに病院で診断して早々に治してもらった方がいいと思うよ。
医療費に関しては、高額療養費制度(後ほど詳しく触れます)もあるから上限ストップかかるし、保険も入ってたりするだろうから、実際、金銭的リスクは思っているほど高くない。
「お金かかるかしら?」と気にして病院に行かなかったり、放っておくと、行くとこまで行ってから対処しなくちゃいけなくなるから、結構大変だよ。
(我が家はもう一つの放置例、父の「ステージ4になってから前立腺ガン発覚」という事例を持っている。本人は、痛みが出てもサロンパスを貼ってやり過ごしていた。ちなみに父も一世一代のイベント後生存して、元気に生きています。つくづく運の強い家だ。)
「入院って一体いくらくらいかかるんだ?」
「具体的にどのタイミングでどのくらい支払うの?」
というイメージがない人もあると思うので、今回の事例を使ってちょっと解説してみます!人ってイメージがあると、自分の行動の選択肢に入ると思うから、ちょっとでも役に立てたらいいな。
<今回の支払いの全体像>
4コママンガでは割愛したけれど、今回は救急搬送された際に2箇所病院にかかっているので、実際は上記の金額が本当の総額になる。
<参考:手術室が満室だったため、受け入れ先病院を再度探すこと>
なので、お金を払ったのは全部で3回。
1回目は、入院当日、入院手続きをした時。
<参考:救急搬送され手術完了後、改めて入院手続きをしっかりする>
とりあえず、入院保証金として入退院窓口で5万払って、入院は完了。
そして、2回目は救急車で最初に搬送された病院に、後日18,000円払いに行った。(検査費用等)
最後、3回目は退院当日。
退院の日は、母から「午前中に退院」と言われていたので、病室に行くと、すっかり病院衣から普段機に着替えた母が、ベッドに腰掛けて事務の人から請求書をもらって説明を受けていた。
この請求書を、入退院窓口へ持っていって精算をした。
事前に受付の人から「退院日が決まったら、概算金額もお伝えできますよ」と聞いていたけれど、今回は突然退院が決まっちゃったので(「明日退院するわー」と前日にメールが来た)請求書を見る時まで、いくら払うのかわからなかった。(足りるのかドキドキするイベント発生)
念入りに準備をしておきたい人は、退院日が決まったら受付に金額を聞いてみることをお勧めする。
※ちなみに、こんな用紙も入っていたので、支払いは後日でも大丈夫みたい。(退院日は11/13)
というわけで、支払ったのは3回。総額192,025円。
そして、退院後に任意保険(アフラックとか朝日生命とかそういうの)の請求を行うので、この後保険のお金が下りてくる。
(※保険請求に関しては、現時点(2018.11.23)では通院証明書等の必要書類が揃うのを待っている。必要書類を病院に書いてもらうのって3〜4週間かかるのね。終わったら保険の話も書くかも。保険ってどういう流れで請求するの?とか)
<これを受けて思ったこと>
感想:20万円くらいで人生延長して楽しめるんだったらおトクだよね。
マンガでも書いたように、今回は高額療養費制度が適用されている。
下の図で言うと、10月分の保険分合計金額は838,432円だけど、高額療養費制度のおかげで57,600円に減額されている。すごい割引。
高額療養費制度ってみんな知っているのかな?私は、以前知らなかった。
アンケートとって需要あったら、解説マンガ書こうと思います。ポチッとご参加ください。
今回「ステントグラフト手術」というのをしたのだけれど、ググると費用は100万〜300万と出てくる。
<参考:ステントグラフト手術ってなあに?>
そして、自己負担額や高額療養費制度がない状態で請求金額を計算し直すと、10月分だけで、400万円くらいになるから、ネットの情報の通り、それくらいかかっているんだと思う。制度すごい。ありがたや。
今回は、緊急搬送×緊急手術×緊急入院の緊急づくしで、大動脈瘤というイベントを経験したけれど、様々な制度のおかげで20万円くらいで回復できるんだったら、破裂する前に対策して、人生を円満に延長するのも賢い選択かもしれない。(他の病気もね。)
人の肉体は物質だから、長く使っていたら何かしら不具合も出てくるのは当然。この長生きにはつきものの「病」と自分はどういう風に付き合っていきたいのか。
突発イベントで、ある日突然倒れるのも一興か。
着実に検診して丁寧にメンテナンスしていきたいのか。
どっちが自分のお好みか考えておくのもいいかもね。
長寿の国日本で、生きたいように生きよう。
清水楚央でした!
<お知らせ:続編。高額療養費制度について描きました!>
→次のお話<Episode22|命の行方>
■この話が収録されているマガジンはこちらです■
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