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諸国漫遊×取材旅行│国家戦略特区・養父市に行ってきた(1)
こんにちは。諸国漫遊中、J humind associationの鬼頭とサカキです。
7月初旬から始めたこの旅ですが、東海道(愛西・名古屋・瀬戸・沼津・三島・逗子・世田谷・和光・新橋・渋谷・高田馬場・お台場・半蔵門)、兵庫県養父市、ベトナムでフィナーレを迎えます。
polca支援者・VALUERさん・その他今回の旅で出会った人の集まるチャットグループも気づけば41人。
この一か月間、このチャットグループをメインに情報共有をしてきました。
Part1期間では、たくさんの人の話を聞かせてもらいました。
そして、今回はPart2で出会った新しい世界観、国家戦略特区の兵庫県養父市について。
写真を織り交ぜながら徒然に書いてみます。
1:国家戦略特区面白い
2:やっぷーかわいい
3:来たれフィンテック!!
4:合併前の名残?
5:印象的な場所
1:国家戦略特区面白い
まずは「養父市ってどこやねん」という話から。
こちらです。
画像は、養父市のホームページからお借りしました。「神戸市を基準に位置をイメージしてね」っていう心遣いがなんだかかわいいです。
そして、
次に「なんて読むの?」という話。
やぶ市です。
公式でこんなロゴ作っちゃうあたりとってもツボを押さえてらっしゃる。この時点でとても好きです。
さて、この養父市。
国家戦略特区であります。
道の駅にもある、国家戦略特区コーナー。
国家戦略特区とは何か。
国家戦略特区は経済社会の構造改革を重点的に推進することにより、産業の国際競争力を強化するとともに、国際的な経済活動の拠点の形成を促進、また国が定めた国家戦略特別区域において、規制改革等の施策を総合的かつ集中的に推進する政策です。 養父市は、人口の減少と高齢化の進展・農業の担い手不足と耕作放棄地の増加といった問題を解決するための環境を整え、地方創生に繋げたいと考えています。(養父市ホームページより)
簡単にいうと、課題を解決するために、国や地方公共団体と民間企業が一体となって、法律等の規制を緩和して、新しい取り組みを行おうというもの。
個人的にすごいなとおもったのは、第1次指定に養父市が入っていること。
(画像:内閣府国家戦略特区HPより)
だって、2014年の第1次指定地域は以下のとおり。
・東京圏(東京都・神奈川県の全域または一部、および千葉県成田市)
・関西圏(京都府・大阪府・兵庫県の全域または一部)
・沖縄県
・新潟県新潟市
・兵庫県養父市
・福岡県福岡市
言い方悪いけど、養父市以外は聞いたことあるし、メジャーな都市なのに、そこに養父市が突如ランクインしているこの衝撃。私は、新しい取り組みにいち早くコミットする人が好きなので、この時点で好感度アップ。
どんな市なのか気になって仕方がない。
行く前から早速、養父市のファンに。
そして、
早速養父市の市役所に行って話を聞いてみた。
ちょっとこのコーナー、微笑ましい。頑張っております。
人口も順調なご様子。
みなさん、アットホームで風通しの良い感じで働いていらっしゃいました。
養父市の市役所には移住などの相談を行う「やぶぐらし課」という部署があると、道の駅の観光協会の方に教えてもらったので、まずそちらに「国家戦略特区の話聞きたいです!」といきなりアポもとらずに突撃してみました。
すると「国家戦略特区の担当がおりますので^^」と、資料までいろいろ渡して頂き、話を聞いてまいりました。
話によると、農業委員会と市の事務分担を行うことで、普通は一ヶ月近くかかっていた農地取得の手続きを約10日まで短縮してスピーディーに。そして、農業生産法人の要件を緩和することで、企業さんが農地を取得しやすくして、地域に根付いた法人による営農を本格化させることに成功しているとのこと。
これによって、市外からの企業の誘致に成功し、いままで手付かず状態になっていた農地が復活しているそうです。
その他農地関連だけでなく、旅館業法の規則の緩和で空家だった古民家が旅館として再生したり、バリバリ働きたい高齢者のために、シルバー人材センターの就業可能時間を拡大することを実施。
また、今後検討中の規制改革としては、病院に行くのが不便な高齢者等に対してのテレビ電話による服薬指導、過疎地域等での自家用自動車による個別旅客運送(Uberやgrabみたいなイメージ?)を構想中とのこと。
「こんなにいろいろやろうとしてるの!?」
と、まずは心意気にびっくり。
※もっと知りたい方は、ぜひHPをチェックしてみてください。
各地から視察の市町村や企業さんもよく来るとのことで、担当の方もリアルな話をしてくださいました。
住民の方の中には、企業が入ってきてもすぐに撤退してしまうのではないかという不安を持つ方もいらっしゃったり、また市としては各地域に偏りなく企業さんに入ってもらうのが一番ありがたいけれど、そこは最終的に企業が選ぶので、コミュニケーションをとったり、市の要望をお伝えしたりと、暑い中、現地との調整等に奔走されているそうです。
また、農業以外がメインの業務で、繁忙期と閑散期がはっきりしている企業が、業務の平準化を図るために農業分野に進出したりという動きもあるとのこと。
話を聞いている間にも、なにか提案したりチャレンジするにはとってもいい場所なんだろうなという印象をたくさん受けました。「是非とも来てください!!」という形の地方創生ではなくて、「うちにはこんなものがあります、こんなこともやってきました。なにか一緒にチャレンジできそうなことはありますか?」という形で説明してくださるのでとってもワクワクしました。
そして、最後に「ぜひご検討下さい。」と言われちゃったので、なにか提案できることがみつかったら提案したいなと思いました。
はじまりから、養父市はとっても興味をそそる市。すっかり好きになってしまったので、滞在の間あちこち市内を探検してみることにしました。
→次回に続く。
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