LassLos - 諦念 (1-Let go)

電車として機能もした。

人との交流も楽しんだ。

人を連れていこうとした。

それが良いことだと思っていたんだ。

もういいやって回送になった。

回送を楽しんだ。

1人あそびを繰り広げた。

もう味わいきってしまったよ。

2回目のもういいや。

行先表示がLassLosに変わる。

目的地はここ。

誰も知らない旅をはじめようか。

すべてあって、すべてIでも

ぼくはまだ探索したい。

思い出したいことはたくさんあるし

渾沌に分け入って次元を跨いで形を成す。

すぐに忘れてしまうだろうから、ただひたすらに通り過ぎていく景を記述する。 

いつかここを通るだろう​誰かに向けて痕跡を残しておく。

ここにいることを決意したのに、まるで遠く離れていく気分だ。

ときめきが紫色に燃えている。

燃料はきっと希望と絶望のハイブリッド。

とてもとても静かな気持ち。信じるものがアイしかない境地。

いつかもっとうまく言葉にできる日が来たら饒舌に話すよ。

さようなら、いってきます。

別世界線へ。

矜持を持て。孤高を喰らえ。

Produce: バラエティショップ・レットゴー

Illustration/text : サカキ（@hisui0）

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>>>　LassLos - 無碍 (2-Pure tone)