OH!へんろ。親子の88か所巡り(14番札所):盛寿山 常楽寺の未来仏(徳島県)
わたしが、子どもたちと決めた今回のお遍路ルールは一つだけ。納経所で御朱印をいただくのは子どもたちの役割ということ。ちゃんと挨拶をして、御朱印をお願いし、最後はしっかり御礼をする、です。
今日の煩悩
樹齢100年物の良質な材木は、100年前の山林の持ち主が植林して、育ててくれたものでしょう。彼らは更に100年前の人が植えた木を伐り、100年後の人の為に植樹した。これぞ、持続可能ななんとやらでしょう。
私たちは100年後の人たちに、何を残すか、残せるか。
持続可能性は世代間の資源の配分の問題でもありますね。いま、目の前の資源をお金に変えてしまえば、それは自分たちにとっては利益なのかもしれませんが、人類にとってはどうなのか。
少なくとも、手に入るものは手に入れなきゃ損でしょ、という考えは弥勒菩薩にはどのように映るのでしょう。
弥勒菩薩は56億7千万年の後まで、衆生の救済を考え続けてくださる未来仏です。
御詠歌:
常楽の岸にはいつか到らまし 弘誓の船に乗りおくれずば
本尊:
弥勒菩薩
創建:
弘仁6年(815)
真言:
おん まい たれいや そわか
歴史:
縁起では、弘法大師が42歳の厄年に、真言の秘法を修行していると弥勒さまが来迎されたそうです。大師はそばの霊木にその尊像を彫造し、堂宇を建立して本尊にしました。常楽寺は四国霊場のなかで唯一弥勒菩薩を本尊としています。
所在地:
徳島県徳島市国府町延命606
駐車場:
あり。無料。