調査隊の遭難
ある惑星の植民地が突然消息をたつ。軍の調査隊が人類初の異星人との遭遇を予想して派遣されるが、植民地には死体すらなくコンピューターと結ばれた監視カメラの意味不明の映像しかない。その調査隊も訳が解らぬままに全滅。その様子を移したモニターだけが残る。このようなことが何度も繰り返される。
そうして第何次かの調査隊は、そもそも自分たちが植民地のコロニーと思っていたものは、人類が入植して建設したコロニーなどではなく、初期入植者たちが理由も由来も知らないままそれを活用していただけとわかる。
そしてその未知の文明の文明の入植地に見える存在は、ただ人間を抹殺しながら、本来の主人が帰還するのを待っていただけ。