滅ぶための財

「身の丈」というものは兼ねてから

俗に言う戒めであると認識され

それでもなお破滅に至る人間を

疲弊した人はせせら笑う構図


絶対的に富を手にしたものは

本性が暴かれ何時しか不幸になる

今も不幸で過去も不幸

そしてこの先の未来ですらも不幸

幸せとはなんなのか


幸せなら仕方ない

堕落しながら腐ればいい


見ず知らずの人間から投げられるナイフ

その刃渡り実に45センチ

それだけ危なっかしい物を

何の規制もなしに振り回す始末

人の世は終わった


だらしない

幸福も不幸も表裏一体で

不幸中の幸いも幸い中の不幸も当然ある訳で

いつ何時現れてもおかしくはない


人は簡単に滅びる

滅びないために知恵や力を蓄えだしたが

今では守られるはずの力で滅んでく

栄養は毒では無いものの

過多になっては毒となりうる


世はこうして出来上がっていった

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最後まで読んでいただきありがとうございました。


ここまで読んでくれたあなたに幸せが訪れますように。



それでは、おやすみ。

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