針尾無線塔📡📶 2023/11/4
車検も終わったことだしちょっと佐世保までドライブ。
一度行ってみたかった針尾無線塔(針尾送信所)に行ってみることにした。
廃墟であるが故ナビに名前を入れても出てこないし、「佐世保市針尾中町」からあとの番地もないのだが、針尾ICから西に1kmほど、渦巻き状になってる道路のこのあたりに駐車場があるようだ。
川登SAで休憩☕
見えてきた!
何の知識もなかったら恐怖感を感じるような不気味な建造物だ。宇宙人の乗り物みたいにも思える。
ここが廃墟遺産として注目されるようになるまでは煙突だと思ってた人もいるらしい。
意外と綺麗に整備された駐車場がある。もっと荒れ果てた草原みたいなところに駐車する覚悟でいたので、嬉しい誤算だ。
まずこれが1号塔。
これが2号塔。
そして奥に見えるのが唯一内部公開されている3号塔。
団体客は事前予約が必要らしいが、個人客はぷらっと行ってもそのまま入れるようだ。簡単なパンフレットもただでくれた。
針尾無線塔についての詳しい説明はここでもらったパンフレットにうまくまとまってるからこれを読んでくれ。
「ニイタカヤマノボレ」を送信した(かもしれない)ことで有名だ。
電信室。
階段を登ろうとしたら、もうすぐトークショーが始まりますよと言われ先に地階から見学。
電信室では佐世保廃墟倶楽部(そんなクラブがあったとはw)の写真展をやっていた。
電信室1階のメイン会場(?)。電源室だ。
壁をよく見ると扉をコンクリートで固めたような跡がある。
実はここはほんとに扉だったのだ。太平洋戦争が激化するにつれ、空襲対策で1階は埋めらて地下になったのだという。
いよいよトークショー開始。
佐世保廃墟倶楽部(左側のお二人)、
ゲストの市教委文化財課の松尾秀昭さん(影になって写ってないw)
そして司会はフリーライターの山本ちひろさん(右)
針尾無線塔を世界遺産にしないのかという声は当然あるらしいのだが、佐世保にはすでに世界遺産はあるので、対抗して国宝を目指すと松尾さんは仰っていたw
写真展の展示用の鉄パイプ(のように見えるもの)は、実は塩ビのパイプで錆びた鉄にみえるような塗装をしたのだと佐世保廃墟倶楽部の方がトークショーで仰っていた。すごいこだわりだ。
別のルートで出口にもどったがここにも部屋の廃墟がつづく。
一旦外へ出て2階へ向かう。
つぎは無線塔(3号塔)へ向かう。
この敷地は事務所や兵舎の跡地らしい。
ここには書かれてないが、この塔のもう一つすごいところは137メートルもの高さがありながら地下部分はわずか6メートルしかないということだ。
なぜそれで100年以上も傾かずに立っていられるのか、最近まで謎だったという。
今は電波塔といえば鉄骨のイメージなので、巨大な煙突みたいにも見える。
そして3号塔の内部だ。これは是非動画で!
内部はとても音が響くので、自然の音まで増幅されてなんだか不気味なうめき声のようにも聞こえる。
100年前の技師たちの魂の声のようだ。
塔のある丘からの眺めもよい。
帰りに武雄温泉に寄ってみる♨
一番見たかったのはこれなんだけど…
東京駅丸の内側の駅舎にある8干支のレリーフ、残りの4干支がここにあるのだ。 設計者が同じ人らしい。
しかし中の見学は朝の1時間しかやってないらしい。
武雄温泉♨
入り口に番頭さんもいないし、チケット買わずに入ってもバレないんじゃないかとも思ったw
中は「ぬる湯」と「あつ湯」があり、私は熱めが好きなので「そりゃあつ湯でしょう」とあつ湯にドボンと入って飛び上がりそうになった(^o^;)
実際には「ぬる湯」でさえ42~43℃で標準的な湯温よりやや熱めくらいだ。「あつ湯」は44~45.5℃もあるのだという。
1876年(明治9年)から続く歴史ある温泉だが体重計は設置されており、体重も調子良くコントロールできていた。
体重管理が順調なのでご褒美にラムレーズンアイスを食べる。風呂上がりのアイスほど美味いものはない。