【台湾】十分老街 + 十分瀑布 2023/7/5
名所の多い台北郊外でも最人気スポットは九份だろう。
九份の亜種のような名の「十分」といういい感じの街があることを知り、今回はそこに行ってみることにした。「九份」と「十分」があるのなら「八分」や「七分」もあるのかと思ったが、それはないようだ。
地図で見ると九份より台北に近いようにも見えるが、一度瑞芳まで行き、そこからローカス線に乗り換えていくのでむしろ時間はかかるみたい。
ネット上には「九份」と「十分」と「基隆」を一日で観光することはできますか?みたいな問いをよく見るが、行けないことはないだろうけどかなり忙しい旅になると思う。
今回は九份はパスした。
台北から瑞芳まで臺鐵で移動する。
臺鐵の駅は小綺麗なMRT台北車站とは違い、昔の日本の国鉄を思わせるようなちょっと薄暗く汚い感じのプラットフォームだ。
でも車内はとても綺麗。
瑞芳は乗り換えのために降り立ったとはいえ、これはこれで散策してみたくなるレトロでいい感じの街だ。
読み方がわからないが、「なんとか桐」行きの列車に乗れば「十分」を通ることがわかる。
本数が少ないせいか、シーズンオフの平日とはいえ平渓線はけっこう人が多く座れなかった。
瑞芳から約40分、窓の外にこんな風景が流れてきてテンションがあがる。
十分駅到着。
十分老街、線路沿いに伸びる街だ。
よく芸能人が線路の中に入って記念撮影し炎上したりするが、ここでは線路の中に立ち入るのは普通のことだ。
一応これが「踏切」なのだろう。
この町は天燈を飛ばすのが名物らしいが、実際次々と天燈があがっていた。
どこへ飛んでいくのか気になる。そこら辺の山にでも落ちるのだろうか。
十分老街はやがて線路から外れ丘の上へと伸びる
台湾最大の滝、十分瀑布は街を抜けて36分ほど歩いたところにある。
十分遊客中心。ここから15分ほどで瀑布だ。
1つ目の橋。
次に2つ目の橋。線路と並行して走っている。
自然の甌穴みたいなのがたくさんある。大きな岩穴の入口で音楽を聴きながらくつろいでる人がいる!涼しげでうらやましい。
途中茶餐廳みたいなのがいくつかあった。
店の入口に一斗缶が。沙拉油はサラダ油だろう。日本じゃサラダ油にはキャノーラが使われることが多いが、台湾では大豆油がメインなのだろうか。
昼顔?(自信なし)。美しい。
2本目の橋を渡る。
橋を抜けて階段を降りると、だいぶ整備された感じの長細い公園に出る。
この先が滝か!?
十分瀑布到着。台湾のナイアガラとも呼ばれるらしい。
上の展望台から。
帰りは反対側のルートで街に戻る。
廃墟が多い。
十分老街の反対側の入口に戻る。
十分老街で飯。チキンライスを頼んだつもりだったがあんまりチキンの味はしなかった。間違えたのかもしれない。
次の列車まで時間があったので、十分駅付近にあるもう一つの名所、静安吊橋を渡るなどする。
悠遊カードは台北MRTでしか使えないと勝手に思い込んでいたので今回切符を買ってしまったのだが、実は台北以外の鉄道でも使えることを後から知ったw
どこの駅も電子交通カード専用のゲートしか開いておらず、紙のチケットを見せたら他のゲートから通される駅、そのまま電子専用のゲートを通される駅、一応切符にスタンプを押される駅もあって、そこらへんは駅員の感覚で適当に処理されているようであり明確なルールはなさそうだった。
1台湾ドル = 4.5円 であることを考えると、台湾の交通費の安さがわかると思う。日本では電車で40分の距離までたったの85円では行けないだろう。
この後港町キールン(基隆)へ向ったが、今日はここまで。