『ワールドサッカージャッジリプレイ #1』感想【DAZN配信番組】
今週から始まった海外サッカー版『ジャッジリプレイ』。Jリーグをはじめとする国内サッカーは比較的見ている方ではあるが、海外サッカーは時々イングランドのプレミアリーグを見る程度。果たして、このような海外サッカーにわかが毎週偉そうに感想noteを書き続けられるのか。自分で自分が心配である。
エヴァートン-アーセナル 28分のアレ
ゴッドフレイ(エヴァートン)の足裏が冨安(アーセナル)の顔に入っているのは明らか。だが、ゴッドフレイは冨安を踏みつけようと思っていたというよりは、たまたま足の位置に冨安の顔があったという感じに見える。つまり、意図的なプレーではなかったと思う。また映像をスローでよく見てみると、深野さんが仰るようにゴッドフレイは冨安の顔にかすった時に足を引っ込めようとしているように見える。基本的に首から上に足が入った場合は一発レッドになるそうだが、その接触の強さとスピードも考慮されるようだ。当該シーンのジャッジはその部分をVARオンリーレビューで吟味した結果、ノーファウルということになったとのこと。日本人選手である冨安が結果的に相手選手に踏みつけられるような形になった上に、顔に傷が見えるという日本人にとっては非常にセンセーションな当該シーンであるが、感情論を抜けばノーファウルでも仕方ないのかなという感じ。もちろん、スタジアムで自分が応援しているチームの選手が当該シーンの状況に遭ったら間違いなく私は怒るが。。
アーセナル-ニューカッスル 26分のアレ
またしても冨安案件。サン・マクシマン(ニューカッスル)の折り返しへブロックに入った冨安(アーセナル)の右手にボールが当たっている。加えて、その右手は大きく広げている状態だから個人的にはハンドなように見えた。が、解説によるとこの右手はハンド対象にならない「スライディングの支え手」にあたるとのことでノーハンドとなった当該シーンのジャッジは妥当とのこと。なるほど。ちょうど右手を大きく広げても、その広げたエリアは元々冨安の身体(胴)がカバーしているところと重複するから、右手に関しては「大きなバリア」とはならないのか。ということは、もしも当該シーンで冨安の右手ではなく左手にボールが当たっていた場合はハンドでPKになっていたのだろうか。
ビジャレアル-バルセロナ 6分のアレ
先述のシーンの逆バージョン。ダンジュマ(ビジャレアル)のシュートブロックに入ったピケ(バルセロナ)の右手にボールが当たっている。そして、この右手は支え手ではない方の手だ。右手が「大きなバリア」を作っていたかどうかが当該シーンのジャッジの論点になるだろう。映像をよく見ると、シュートブロックのスライディングに入る過程でピケは右手を畳みながらブロックしているように見える。加えて、「大きなバリア」と言える程大きく右手を広げている訳ではない。以上の点から、ジャッジとしてノーハンドになったものだと思われる。とはいえ、当該シーンは非常に際どい。シュートブロックに入っていく過程での右手の動き(畳みにいっている=ハンドに対して配慮しようとしている or ボールに対して向かっている=手でボールを何とかしようとしている)などをレフェリーがどう捉えるかによるだろう。
セルティック-ハーツ 33分のアレ
後ろから2人目のディフェンダーより古橋(セルティック)が明らかに出ているからオフサイドやんけ!!と思ったら、当該シーンはボールがオフサイドラインになるアレでした。勉強し直します。。。笑
で、それを踏まえると非常に際どい。番組内で引いたオフサイドラインだと古橋の頭や膝が僅かに出ているが、3Dラインでないとオフサイドにならないレベル。
というか、今回初めて知ったのだが、スコティッシュプレミアリーグはVAR導入してないんだな。めちゃくちゃ以外だった。みんな大好き世界一アツい2部リーグ・J2と一緒だね、やったね←