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『Jリーグジャッジリプレイ #36』感想【DAZN配信番組】

ガンバ-名古屋 71分のアレ

宇佐美(ガンバ)がパスを出した瞬間の静止画を見る限りでは僅かに柳澤(ガンバ)のポジションはオンサイドな気がするが。。。
VARによるチェックはもちろん入っている。が、100%オフサイドorオンサイドであるというエビデンスが無い為、「疑わしきは罰せず」的な感じでVARの介入は無く、元の副審のジャッジ(オフサイド)のままということになった。言うほどそんなに際どいのか?とも感じたが、それは私が当該シーンを静止画として止めて見る際のタイミングが悪いのかもしれない。
また、各々が自前で引いたオフサイドラインをもとに議論するのは好ましいとは言えないので、やはりVARが検証に用いたオフィシャルなオフサイドラインを出してほしいところである。技術的なハードルで言えば3Dライン導入よりは低いはずだから、頑張って頂きたい。

磐田-長崎 86分のアレ

私のTwitterのTLでも話題になっていた当該シーン。非常に危ない接触であることは明らかであるがファウルとはならず。深野さん曰く、ゴールキーパーの高木和(長崎)にボールに対する優先権がある状態での不慮の事故的なものでジャッジとしてはどうしようもできないとのこと。
確かに、これで高木和のファウルということになるとすなわち磐田のPKということになり非常に大きなチャンスを与えることになる。ファウルにするのはいささか厳しいような感じだ。

同 90+2分のアレ

当該シーンをスローで見ると、ゴールキーパーの高木和(長崎)がボールを捕球した直後にファビアン・ゴンザレス(磐田)がそこに競りに行っているように見える。それが理由でファウルでゴール取り消しになったのだろう。
とはいえ、高木和が捕球しかけたボールをこぼした原因として相手のファビアン・ゴンザレスと味方の亀川、どちらによる影響の方が大きかったのだろうか。そこは本当に何とも微妙なところだ。
磐田からすれば前述の接触シーンのこともあるので、「良い塩梅案件」として当該シーンのゴールを認めて欲しいところだっただろうが。
ただ、ジャッジという部分にこういうストーリーを持ち込むと大原則である公平性の部分が揺らぎかねない。人間的な感情を自身でコントロールしながら瞬間瞬間で即時にジャッジを行うレフェリーは本当に大変である。

非常に参考になったフォロワーさんのツイート

愛媛-相模原 89分のアレ
(ジャッジメントワンポイント講座)

相模原のロングスローをゴールキーパーの岡本(愛媛)が触り、愛媛ゴールに入ってしまったという非常に珍しいケースとなった当該シーン。
そういえば、スローインのボールはそのままゴールに入っても得点にはならないのか、言われてみればそんなルールあったような。
結果的に岡本はあのロングスローのボールを触らずにスルーしていれば愛媛ゴールに入っても相模原の得点とはならずに愛媛のゴールキックで再開という形になっていた。恐らく岡本としては半ば条件反射的にボールに対して手が出たのだろうが、こういうルールの細かい部分もきちんと把握しているかが思わぬところで明暗を分けるのだと実感した当該シーンであった。
因みに、J2残留争い直接対決となったこの試合は当該シーンの後、後半アディショナルタイムの試合終了間際にも更に色々なことが起こっている。なかなか不思議というか面白い。なお、個人的に唐山(愛媛)が倒されたシーンはファウルなような気がする。


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