タイで逮捕された山辺節子容疑者が懲役7年の判決
山辺節子容疑者(当時62歳)が、タイで逮捕され、詐欺容疑の事件で、判決が出た。
この事件で気になったのは、偽造された日本のパスポートをどうやって手に入れたのか。昔は偽造パスポートを作れた時代があったらしいが、今でもタイのイミグレで使用可能なパスポートを手に入れたというのが信じられない。
今回は顔写真による身元照会での逮捕劇だが、現在のタイのイミグレの顔認識は高精度であり、二重国籍者や複数のIDカードを持つものが、異なった名前で入国しても、ほぼ摘発している。
この記事によると、「ラオスへ逃亡しようとした矢先の3月30日、立ち寄ったガソリンスタンドで逮捕」とある。ということは、滞在ビザ延長時はイミグレで身元照会をしておらず、イミグレを出てから指名手配され、逮捕となったと想定できる。当時のニュースでもガソリンスタンドで逮捕された記憶がある。
ラオス出国前に逮捕されて、本人にとっては不幸かもしれないが、ここで捕まらなくても、出国時のイミグレで逮捕になっていたはず。
タイとラオス間には多くの国境があるが、ウボンラチャタニーで逮捕なので、ラオスのパクセーに逃げるつもりだったのだろう。
判決はわずか7年。お金はすでにタイもしくは他の国の銀行にあり、被害者へは戻らない。
この事件は逮捕と有罪判決が彼女にとっての負けではなく、7年の懲役と残った資産を考慮すれば、本人にとっては勝ちのように見えるのは気のせいだろうか。