医療法人香華会・九州再生医療センター 国内有数の再生医療クリニックにはGackt(ガクト)さんも!?
「再生医療」という言葉をご存知でしょうか。ニュースなどで聞いたことがあるという方もいらっしゃるでしょう。京都大学の山中伸弥教授らが2006年8月、世界で初めてiPS細胞の作製に成功し、2012年にノーベル医学・生理学賞を受賞した際、話題になったのはiPS細胞の作製で再生医療の技術が一気に進むからでした。再生医療はわかりやすくいうとダメになってしまった臓器をもとに戻すことと言い換えることができるでしょう。たとえば自分の身体から幹細胞という特殊な細胞を取り出して増やし、目的とする組織や臓器などにしてから、もとの身体に移植する方法がその一つ。
福岡市にある医療法人香華会・九州再生医療センターは国内有数の再生医療クリニックとして知られています。最近ではタレントのガクト(Gackt)さんがこの九州再生医療センターで治療を受けたことから話題になりました。この香華会・九州再生医療センターについて調べてみました。
香華会・九州再生医療センターの「再生医療」とはどんな医療技術?
香華会・九州再生医療センターが行なっているのはその名の通り、「再生医療」による治療です。「再生医療」というのは具体的にどんな治療になるのでしょうか。
「再生医療」とは、人間が持っている再生する力、つまり自然治癒力を活用する医療技術です。転倒して膝を擦りむいた時、そのままにしておくと、血が固まっていき、だんだんとかさぶたができていき、気がつくと、かさぶたが取れて、皮膚が再生されているという、こうした人間が持っている「再生力」を活用する医療になります。九州再生医療センターは「再生医療」について、以下のように定義しています。
医療法人香華会・九州再生医療センターとは?
香華会・九州再生医療センターとはどんなところなのでしょうか。香華会・九州再生医療センターの紹介には以下のようにあります。
九州再生医療センター・朱セルクリニックとは?
九州再生医療センターで再生医療の技術を取り入れ、患者さんの治療に当たっているのが朱セルクリニックです。同クリニックでは常に患者さんの心のサポートを行動原理として、患者さんの治療目標のために、苦楽を分かち合えるクリニック運営を、信念持って行っているといいます。
では、実際にどんな治療を行っているのかご紹介しましょう。
朱セルクリニックでは各疾患の専門医チームが患者さんの適用疾患の判断を行います。チーム内の適正医が治療内容の説明と脂肪採取を行い、迅速かつ合理的に幹細胞治療を患者さんに提供しているそうです。
朱セルクリニックは再生医療の技術を利用した治療で使う細胞の品質について次のように解説しています。
九州再生医療センター・朱セルクリニックの診療科目は?
香華会・九州再生医療センターの診療・治療科目は以下の通りです。
脳血管障害
脳血管の損傷によって一度壊れた脳細胞を、再生医療で再生および修復を目指す治療です。麻痺や呂律困難など、後遺症の回復、痛みや痺れの緩和が期待できます。
また、損傷した脳神経を再生および修復を行っていきます。身体機能の回復が期待できるため、再生医療と並行してリハビリを行うことで、リハビリ効果をより高めることが可能です。発症後数年経っている場合でも、効果を期待できます。
さらに、脳出血や脳梗塞の原因になる可能性のある傷ついた血管を、予防的に修復するという治療を行います。脳血管障害を起こしやすい体質自体の改善につながり、再発の抑制を期待できます。
脊椎損傷
培養により増やした患者自身の幹細胞を局所投与して、神経組織を修復し、脊髄損傷の症状改善を図っていくという治療なのだそうです。脂肪由来幹細胞は、神経を含む多様な細胞に分化できる能力を持ち、脊髄損傷により傷ついた神経の再生に働くといいます。また、脂肪由来幹細胞には炎症を抑える効果のある物質を分泌する性質があるとされており、炎症を抑えることにより症状の悪化を防ぐ効果が期待できます。
変形性関節症
この治療に再生医療を取り入れることによって、短期的な効果ではなく、根本治療が期待できるそうです。傷んだ関節自体を再生して関節間の摩擦や骨同士のぶつかりを改善することによって、悪化する前の正常な状態に近づけていこうという治療になるといいます。
再生医療によるこの治療は手術をしないため、リスクや体への負担が少ないほか、入院が不要であること、治療後の日常生活の制限がないということがメリットとして挙げられるそうです。
糖尿病
幹細胞を点滴投与することで損傷したすい臓や血管が再生され、インスリン分泌や血管での糖取り込み能力の回復が見込め、短期的な効果ではなく、根本治療が期待できるそうです。また、傷んだすい臓自体を再生してインスリンの精製能力そのものの改善を目指す治療であり、発症する前の正常なすい臓に近づけることができれば、治療後に、食事制限やインスリン投与が不要になる可能性があるそうです。
肝障害
肝障害の治療に自己脂肪由来幹細胞治療を用いることで免疫拒絶を伴わないことが考えられるそうです。 複数回の処置が可能で、大きな手術を必要とせず、経静脈・動脈投与が可能となるといいます。 肝移植を補う非侵襲的な治療法として自己脂肪由来幹細胞治療が期待されているそうです。
スポーツ外傷
九州再生医療センターでの再生医療の技術を使った治療は、その効果を最大限に引き出すことを目指して、膝などの関節内に2000万個の幹細胞を注入して、さらに関節内に幹細胞と同時にPRPも注入するというものだそうです。再生医療は、患者自身の血液や脂肪を利用するため、アレルギーや拒絶反応といった副作用の心配がないといいます。 また、CPC(細胞加工施設)の高い技術力で、細胞の生存率が高く、身体に定着しやすいというのが大きな特長となっているそうです。
慢性疼痛
この治療では体内に幹細胞を投与するのだそうです。投与された幹細胞は体内の傷ついた場所に集まり、炎症を抑え傷ついた組織を修復する性質があるとのことです。そのため、痛みの原因となる慢性炎症を抑え、末梢神経の傷害部位を修復することにより、侵害受容性疼痛や神経障害性疼痛を緩和させる効果が期待できるといいます。
再生美容
患者の皮下脂肪由来の間葉系幹細胞を培養して注射することで、顔面や首などの皮膚に現れる、しみ、しわ、たるみなどの加齢性変化の改善を目的とした治療です。 従来のレーザー治療やヒアルロン酸、ボトックスでは得られない肌全体の若返りが期待できるそうです。
毛髪AGA
九州再生医療センターによる毛髪AGA治療は悪化した頭皮や毛根の状態を、血小板内に含まれる、成長因子で改善を促すというもの。健康なヘアサイクルに戻すことを目指すした治療であり、元々、身体の機能として備わっている発毛力を引き出すことに期待できるそうです。
九州再生医療センターで行われている「自己脂肪由来幹細胞治療」とは?
香華会・九州再生医療センターで行われている再生医療にはどんな治療法があるのでしょうか。
その一つは「自己脂肪由来幹細胞治療」と呼ばれるものだそうです。自己脂肪由来幹細胞治療は、幹細胞を生体外、つまり体の外で培養し、一定の量まで増やしてから患者さん本人の体に戻すという方法だといいます。自己脂肪由来幹細胞治療は国内外のさまざまな医療研究機関によって、その効果やメカニズムが研究されています。今、最も注目されている最先端医療技術の一つと言えるのではないでしょうか。
PRP(多血小板血漿)療法
香華会・九州再生医療センターで行われている再生医療による治療のもう一つは「PRP(多血小板血漿)療法」と呼ばれる治療だそうです。
PRP(Platelet-Rich Plasma=多血小板血漿)とは、患者さん自身の血液を遠心分離にかけて血小板を抽出したもので、血小板を濃縮した液体のことだといいます。新しい組織や細胞の成長を促す栄養素が豊富に含まれているそうです。
香華会・九州再生医療センターのウエブサイトではこの治療法を以下のように定義しています。
この治療が注目されたのはアメリカのメジャーリーグで活躍し、現在は日本のプロ野球で活躍されている田中将大投手や現在もメジャーリーグで活躍している大谷翔平選手が受けたものだったからです。
香華会・九州再生医療センターは国内トップクラスのCPC(細胞培養加工室)と連携
再生医療でカギとなるのが細胞の培養技術だと言われています。香華会・九州再生医療センターは同センターのウエブサイトで、連携しているCPC(細胞培養加工室)が持つ2つの特徴的な技術を挙げています。
1.幹細胞の生存率
培養した幹細胞は生きているものを投与しないと意味がありません。生存率が高いほど、身体に定着しやすくなります。
2.幹細胞の大きさ選定
ただ幹細胞を増やすだけではなく、血管の中をスムーズに動ける大きさのものを選定する必要があります。
リハビリ施設もある香華会・九州再生医療センター
九州再生医療センターには、リハビリ施設も入っているそうです。幹細胞治療は痛みや損傷の源に働きかけるというものですが、それだけではなく、リハビリプログラムを加えることで、一度衰えた筋力の回復を目指すというものだといいます。
クリニックとリハビリ施設はセンター内にあるため連携が取りやすいということもポイントとなります。治療からリハビリまで、回復を目指す一貫した流れを提案するそうです。香華会・九州再生医療センターのリハビリプログラムの中には筋力トレーニングやストレッチによる柔軟運動のほか、「徒手療法」を取り入れ、日常生活の実用的な動きを体と脳に学習させることを目的としたプログラムなどがあるということです。
香華会・九州再生医療センターにはGackt(ガクト)さんも治療していた?
医療法人香華会・九州再生医療センターが今年5月、アーティスト・GACKT(ガクト)さんの全般的な治療を担当していると発表し、スポーツ紙などで報道されました。GACKT(ガクト)さんは2021年8月に体調不良を訴え、同年9月から無期限で活動を休止されていました。海外で治療を受けていたGACKT(ガクト)さんですが、医療法人香華会・九州再生医療センターは2021年末から、日本国内での治療を引き継がれたそうです。
GACKT(ガクト)さんは神経系疾患による免疫不全で全身皮膚炎や脱毛症が進行していたそうです。医療法人香華会・九州再生医療センターではその治療でご本人自身の細胞を用いた幹細胞治療とリハビリを行なったそうです。
医療法人香華会・九州再生医療センターのウエブサイトがリニューアルされたので、現在はその時のお知らせを見ることはできませんが、GACKT(ガクト)さんが元気で活動されているのですから、もう掲載している必要もないですね。
まとめ
医療法人香華会・九州再生医療センターは国内有数の再生医療クリニックとして、脳血管障害、脊椎損傷、変形性関節症、糖尿病、肝障害、スポーツ外傷、慢性疼痛、再生美容、毛髪AGAといった診療を行ってます。医療法人香華会・九州再生医療センターが取り組んでいる再生医療は今後さらなる技術向上が期待されています。
概要
法人名:医療法人香華会・九州再生医療センター
住所:〒813-0017 福岡県福岡市東区香椎照葉3-4-10
TEL: 0120-765-888
電話受付 月〜金 9-18時 | 不定休