【週間レビュー No.304】公開買付届出書には経営のエッセンスが全て詰まっている。
【週間レビュー No.304】
公開買付届出書には経営のエッセンスが全て詰まっている。
今週の週間レビューです。
今週も企業買収における行動指針の話をしました。
明日28日のリアルイベントをリリースします。
よろしくお願い申し上げます。
公開買付届出書
まず買収提案を受けたときの話の次に、買収するときのプロセスの透明性をどう担保していきますかということなんですね。
要はこれ開示の話になるわけですよ。
これは開示すべきかしなくてもいいかっていうのは、明確に決まっているものはないのでこの買収人への情報の開示提、大量保有、公開買付届出書を出すときはこれも当然開示です。
ただですね、市場内買い付けっていうのが稀ですね。 実は公開買付届出書っていうのは、投資銀行としての、もしくはファイナンスとしての、もしくは経営としてのエッセンスが全て詰まっている資料になるんですね。
なぜこの会社を買収しようと思ったのか、ということに対して シナジー効果を、こういったところで見ますから、買収しに来ました。じゃあ 買収する価格の目線はいくらなのかというところも踏まえた上で、その買収交渉を行うと。
今回の、この行動指針の通りのものが ばーっと書かれていて、マーケティング的にも戦略的にも やっぱり非常に読みごたえが あるものだと思っているので、届出書一冊読むと、かなり力がつくと思います。そのくらい一生懸命書かれて、金融庁というか財務局からチェックも入りますしね。
文書を弁護士とFAと両方で手分けして書いたものに対して、で、あれなんですよ、これやるときにどっちも出してるわけでしょ まずその、買収する側が公開買付届出書を出すわけじゃないですか、買われる方は、公開買付けに関する同意書っていうのを 10日以内に出さなきゃいけないんだけど、そこには、この買付に対してなぜ賛同するのか、まさにここの議論があって賛同するのかっていうところを書くっていうことは、お互いの文章のやりとりっていうのが、この水面下でメールでバンバンやりとりしてるんですよ。
それでお互い文章を書いていくじゃないですか、お互いの入れるものを合わせながら差し替えながら、3分の1が直される。全部修正履歴つけて直してお互いのものを直して入れ返す。すんごい大変です 。