なぜマクドナルドは東証一部ではなかったのか〜藤田田氏とのコンサル契約
日本マクドナルドは、2001年にJQに上場したわけですが、
これ、なぜ東証じゃなかったのかと。
当時の時価総額は5700億円であり、
余裕で直接東証一部に上場出来ていたはずです。
当時まだ藤田田氏はご健在で、
日本マクドナルドから、彼の個人会社に経営管理料として年間10億円程度が振り込まれていました。
関連当事者取引として極めて憂慮する取引です。
おそらく東証ではこの取引がダメだったと推測しています。
当時業績は絶好調でしたが、これを解消する気のない藤田氏に対し、
業界では「藤田氏は経営者としては所詮二流」とのレッテルを貼られてしまいました。
藤田氏の場合は経営管理料が個人会社に流れているので、基本的には利益相反になり、ダメです。審査のポイントはそれは藤田氏の個人会社に払わないとだめなのか?代替性はないのかということですね。どの様な説明をして審査を通したのかわかりませんが。
藤田氏は10億円欲しければ、配当でも、役員報酬でもすれば良かった。
申請会社は特別利害関係者との「利益相反関係」を解消しておく必要があります。
以前は孫さんも同じような資産管理会社を持っていましたが、途中で整理したようですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?